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ドトール・タリーズ・コメダ、モーニングメニュー格付け“2021年最新版”! 第1位は「追加オプションが多い」あの店

 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

3大コーヒーショップ、モーニング格付け“2021年最新版”発表!

 忙しい朝にパッと食べられて重宝するのが、コーヒーショップのモーニングセット。この連載でも何度か取り上げていますが、今回はあらためて、「ドトールコーヒー」「タリーズコーヒー」「コメダ珈琲店」のモーニングメニューを比較し、“2021年最新版”格付けを実施! 日々進化している各店のメニューから、管理栄養士・猪坂みなみ先生に“おすすめ”を教えてもらいました。

 
――まずは「朝食」の知識について教えてください。コーヒーショップのモーニングメニューは「パン」がメインですが、朝食は「ご飯」と「パン」どちらがいいのでしょうか? 
 
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 食事の際に栄養バランスを整えやすいという点では、ご飯をメインとした和食のほうがおすすめです。パンは“パンだけ”で食事が成り立っているように感じられるので、トーストや菓子パンのみで朝食を済ませる人も多いのでは。しかし、それだとタンパク質や野菜が不足してしまうので、栄養バランスとしてはあまり良くありません。

 また、ご飯は粒状でよく噛んで食べるので、パンよりも早食いを防止できるメリットもあります。早食いの人のほうが肥満の割合が高いというデータもあるため、肥満予防のためにも、よく噛んでゆっくり食べることは有効です。さらに、ご飯はパンより血糖値をなだらかに上昇させて、長時間維持してくれるため、腹持ちが良いという特徴もあります。

 とはいえ、朝は時間がない人も多いと思いますし、朝食として和定食を食べられる外食店も多くない。そう考えると、手軽に食べられるパンを活用することは、現実的な選択肢だといえます。朝食を抜くと脳や体がエネルギー不足となり、効率よく1日の活動をスタートすることができないので、ご自身のライフスタイルに合わせて、何かしらで栄養補給することが大事です。

――それではまず、「ドトールコーヒー」のおすすめモーニングメニューから教えてください。

猪坂 一番のおすすめは、「モーニング・セットA ハムタマゴサラダ+豆乳(orミルク)」のセット。 全4種の中で一番野菜が摂れそうな点が、評価のポイントです。

 また、多少ではありますが、タンパク質の量を比べても「セットA」が一番多く、逆に脂質が少ないので、総合的なバランスが良いと思います。しかし、「セットA」だけだと栄養素が足りないため、ドリンクはタンパク質を補給できる豆乳や、ミルクなどを選ぶといいですね。

 次点は、タンパク質不足が気になる方におすすめのメニュー「モーニング・セットD ベーコンとタマゴ ~3種のチーズ~+豆乳」。成人女性の場合、1食あたりのタンパク質摂取目安量は20~25g程度ですが、こちらのメニューは14.5g摂れます。少し足りないとはいえ、ほかのメニューよりは多いので、おすすめできます。

 一方で、「セットD」は野菜を摂取できないため、ドリンクは豆乳を選んでビタミンやミネラル、ポリフェノールなど、植物性の栄養を摂るように意識しましょう。

――続いて、「タリーズコーヒー」はどうでしょうか?

猪坂 まず前提として、どのメニューも単品ではタンパク質や野菜類が足りないですね。なので、ドリンクに豆乳ラテやカフェラテを選んだり、セットメニューの「ミニサラダ」や「ハニーヨーグルト」をプラスすると良いと思います。

 その上で、一番おすすめなのは「厚切りトースト ツナチーズメルト セット(ミニサラダ+ハニーヨーグルト+ソイラテ(orカフェラテ)」のセット。「厚切りトースト ツナチーズメルト」は、タンパク質含有量が14.4gで、ほかのメニューと比較しても一番多いのが決め手です。

 ほかにも、ドリンクで豆乳(ソイラテ)やミルク(カフェラテ)、ヨーグルト(ハニーヨーグルト)をプラスして、タンパク質を補ってほしいところ。野菜も不足してしまうので、ミニサラダを追加するといいでしょう。 
 
 また、「ハムチーズ&サラダサンド セット+ミニサラダ+ハニーヨーグルト+ソイラテ(orカフェラテ)」のセットもいいと思います。「ハムチーズ&サラダサンド」には、ブロッコリーやにんじん、キャベツが入っているので、これだけでも野菜を摂れていいですね。

 とはいえ、サンドイッチだけでは野菜不足なので、ビタミンやミネラル、食物繊維をしっかり補給するために、ミニサラダも追加することをおすすめします。

――最後に、「コメダ珈琲店」のおすすめメニューを教えてください。

猪坂 「コメダ」のモーニングメニューはほか2店と違って基本的に変化がなく、“いつも同じもの”を提供してくれる安心感がありますね。そんな中でも一番のおすすめは、「A 定番ゆで玉子+自家製コールスローサラダ+北海道生乳100%ヨーグルト+ミルク」のセットです。

 ゆで玉子でタンパク質を摂ることができる点と、殻をむかないと食べられないため、自然と早食いを防止できるのが評価ポイント。しかし、ゆで玉子だけではタンパク質が足りないので、ミルクやヨーグルトをプラスして補いましょう。同じく、野菜も不足するので、サラダをつけると良いですね。

モーニングメニューを食べるなら「タリーズ」がおすすめな理由

――モーニングメニューを食べるなら、3店の中でどのお店が一番おすすめですか? 
 
猪坂 一番おすすめなのは「タリーズコーヒー」です。メインメニュー自体にタンパク質を多く含むメニューがあること、追加できるオプションメニューにサラダとヨーグルトがあるので、足りない栄養を補いやすいことが決め手でした。

 「コメダ珈琲店」もサラダやヨーグルトをプラスできるのは良いのですが、「タリーズ」と比較すると、メインメニューがトーストだけなので、栄養が少なめですね。また、「ドトールコーヒー」は追加できるメニューがないため、モーニングセットだけで栄養バランスを整えるのは難しいと思います。

 ただ、1食だけで完璧にバランスをとること自体が難しいので、あまり神経質にならず、お昼や夜、前後2~3日の食事も含めて、栄養バランスを意識してみてくださいね。
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
HP「Diet Solution Lab