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小6息子に「教育虐待」を続ける父親、警察騒ぎに! 黒木が取った行動は?『二月の勝者』第8話

中学受験をリアルに描く連続ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系、土曜午後10時~)。舞台は、スーパー塾講師・黒木蔵人(柳楽優弥)が校長を務める中堅中学受験塾「桜花ゼミナール吉祥寺校」。11月27日放送の第7話では、勉強しないのに塾に通い続ける男子生徒の事情が明かされた。

あらすじ

 12月4日放送の第8話では、成績最上位Ωクラスのトップ・島津順(羽村仁成)の家庭問題が再びクローズアップされた。電話から怒鳴り声や悲鳴が聞こえたことを受け、黒木と新人塾講師の佐倉麻衣(井上真央)が島津家に駆けつけると、家の前にはパトカーが止まっていた。

 以前から妻子に教育虐待やDVともいえる振る舞いを続けてきた順の父親(金子貴俊)は、順の反撃に「謝らないと警察に通報する」と脅し、本当に通報。母親(遠藤久美子)は、夫との離婚を考え、順を連れて実家に避難した。

 それでもなお、自分が大学に合格した時のやり方を疑わない順の父親に、黒木は「あなたが大学受験したのは18歳。順さんは今12歳です。40キロそこそこの体重で10キロ近い勉強道具を背負って、毎日塾に通っているんです。こんな重たい荷物を欠かさず背負ってたんだなと一言かけてあげることはできませんか」と投げかけた。

 後日、順は桜花を訪れ、受験をやめることを決めたと黒木に伝える。母親と二人で生活するうえでの経済状況を思ってのことだ。「最後に見てもらいたいものがある」と、第1志望校であった開成中学の過去問の解法を嬉々とした表情で説明する順は、黒木から花丸をもらうと「こんな問題出す学校にチャレンジしたかったなぁ……」と涙を見せる。

 父親から無茶な勉強法を強いられることは苦痛だっただろうが、勉強自体には自ら意欲的に取り組んできたのだろう。

 黒木は、順と順の母親に、学費の安い国立や都立の中高一貫校、そして開成中学の奨学金制度について説明。「本当は、本当は自分の力を試したい」「俺、開成受験したい」と言う順に、母親も「それが正直な気持ちなら、先生を信頼してこの子を預けます」と意思を固めた。

塾講師との関係は、金を払うことで成り立っている

 ついに順の母親が離婚の覚悟を決めた。第5話で順の父親の横暴ぶりを見ていた視聴者たちは胸を撫で下ろしたことだろう。

 一方で、黒木が島津家の家庭問題に少なからず介入したことについて、桜花の塾講師・桂歌子(瀧内公美)が「それは正直、越権行為」「塾講師の我々が入っちゃいけない領域」と苦言を呈する場面もあった。黒木自身、以前、塾は生徒の家庭への介入はできないと語っていたし、自分の取った行動に葛藤があるようだ。

 第7話と第8話では保護者面談も行われていた。桜花の塾講師たちは、受験に必要な勉強を教えるだけでなく、生徒の希望や保護者の意向を汲みながら、受験プランや対策を打ち出していく。

 思春期に差し掛かった年齢の生徒たち一人ひとりの将来と、真剣に向き合う作業だと思う。それでも塾講師と生徒の関係は、生徒の親がお金を払うことによって成り立っているという前提がある。親でも家族でも親戚でもなく、学校や警察や児童相談所のような公的機関ともまったく違うのだ。

 保護者面談で親の質問に的確に答えていく黒木は、その生徒に合った学校の一覧リストを用意するなど資料作成にも余念がなかった。さらに、自身がひそかに?運営する無料塾「スターフィッシュ」の生徒たちにも、それぞれの子に合ったテキストを揃えていた。

「スターフィッシュ」での黒木を知る佐倉は、「子どもたちと接するときの黒木先生は桜花でも同じ」「言ってることもやってることも全て、全部が子どもたちのためなんだな」と気づく。黒木の子どもたちを思う気持ちは激アツだ。

 12月11日放送の第9話では、受験3カ月前、生徒たちが志望校を決めていく様子が描かれる予定だ。