• Fri. Dec 9th, 2022

「床屋での奇襲」はヤクザの定番! 元極妻が語る、山口組分裂抗争の行方

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

餃子の王将事件で工藤會ヒットマンが逮捕されたワケ

 想定内ではありますが、餃子の王将の社長さんの殺害容疑で逮捕されていた工藤會のヒットマン氏が、11月18日に起訴されましたね。

 報道によりますと、ヒットマン氏は「実行役」で、指示役が存在する組織的犯行として、背景を捜査していくそうです。

 この件に関しては、ネット上にもいろいろ情報が出ていますが、このヒットマン氏はしっかりしていて、口も堅いようです。ぜんぶ否認で公判が維持できるかどうかですよね。所属している石田組もちゃんとしてると聞いてますので、組としていい弁護士さんをつけると思いますよ。

 ヒットマン氏は黙って長い懲役に行かれるおつもりでしょうから、「懲役=俠(おとこ)の花道」的な美学はありますね。オットが生きていたらうらやましがること、この上なしですよ。いわゆる「ええ仕事したな」ということです。

 って、まだ犯人とは限りません。「近くにタバコが落ちてたから、射殺もしたやろ」では苦しすぎます。

 これに対して、京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、証拠の「隠し玉」を持っているとのうわさも出ていますが、どうですかねえ。あるならとっくに逮捕していたはずです。「なぜ今」なのかは、検察の人事の都合だけのような気がしますね。五代目工藤會の野村悟総裁を起訴した剛腕検事さんが大阪高検の刑事部長になったからだけ、の気がします。

黒幕とされる元ゴルフ場経営者に注目

 それより元極妻的には、黒幕とされる元ゴルフ場経営者さんの立ち位置が気になります。

 めちゃくちゃメディアに出ておられますが、大丈夫なんでしょうか? わざわざ「真っ黒の印象」をつくられてますよね。私なら絶対、取材になんか応じませんよ。黙っていてもメディアがうるさいから、先に出て自分から話してしまおうということなのでしょうか?

 昭和の裁判官さんは新聞や雑誌を読まず、事件について余計な印象を持たないようにしていたそうですが、最近はそういった報道やテレビを見ているという説もあります。知り合いの弁護士さんからお聞きしました。そうなると、この元ゴルフ場経営者さんは心配。これからも注目です。

 もう一つ気になるのは、分裂した山口組の動きですよね。

 車両特攻やガラス割り(拳銃で事務所や住宅を撃って、窓ガラスなどを割る脅し的なアレ)も続いていますが、やはり大きいのは、10月26日、神戸山口組から独立組織になった池田組・池田孝志組長が襲撃された事件ですよね。その現場は、床屋さんでした。 

 床屋さんといえば、奇襲の定番。映画『仁義なき戦い』『ゴッドファーザー』でも描かれましたが、リアルでも山口組直参だった中野太郎会長が襲撃されています。無防備な状態を狙うだけならお風呂屋さんでもいいんですが、床屋さんはお店の構造的にヒットマンが撃ってすぐ逃げられるからでしょうね。

 とはいえカタギさんも使うところですから、「また暴力団か!」となるのは当たり前です。

 しかもヒットマン氏はボディーガードさんたちに返り討ちに遭ってますし、夜にはリベンジ的に自動車を撃つ事件もありました。世間的な批判はますます高まっちゃいますよ。

かつての同志を撃ちに行かせる非情さ

 あと、ヒットマン氏が所属組織の若頭だったのも気になりました。ヒットマン氏は、神戸山口組から六代目山口組に戻った山健組傘下の妹尾組若頭です。ネットでは「なぜ若い衆に行かせないのか」という話も出ていますね。事実上のナンバー2にかつての同志を撃ちに行かせるって、まんま映画です。

 池田組長も、山健組の皆さんも、六代目山口組体制を批判。離脱して神戸山口組を結成したのですが、まとまることができずに、今こうなっているわけです。年内も車両特攻やガラス割りは続くと思う一方、大きな事件は起こらない気がします。気がするだけですけど。