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Hey!Say!JUMP・山田涼介&中島裕翔ドラマが大コケ! フジテレビは7作品ランクインの悲劇【2022年連ドラ年間ワースト10】

 数多くの連続ドラマが放送された2022年――人々を感動させた名作だけでなく、「何その展開!」と思わずツッコみたくなる“迷作”も誕生した。今回は、民放ゴールデン/プライム帯報道の連ドラの中から、世帯視聴率(全話平均)の年間ワースト10を紹介しつつ、作品を振り返っていきたい。

2022年連続ドラマ(午後8~10時台、民放4局)世帯平均視聴率ワースト10

1位『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系、水曜午後10時) 3.8%
2位『純愛ディソナンス』(フジテレビ系、木曜午後10時) 3.9%
3位『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系、日曜午後10時30分) 4.4%

4位『初恋の悪魔』(日本テレビ系、土曜午後10時) 4.7%
5位『テッパチ!』(フジテレビ系、水曜午後10時) 4.8%
6位『君の花になる』(TBS系、火曜午後10時) 5.3%
7位『ナンバMG5』(フジテレビ系、水曜午後10時) 5.4%
8位『パンドラの果実 ~科学犯罪捜査ファイル~』(日本テレビ系、土曜午後10時) 5.7%
9位『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系、水曜午後10時) 5.8%
10位『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ系、木曜午後10時) 6.0%

同率10位『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系、月曜午後10時) 6.0%
同率10位『やんごとなき一族』(フジテレビ系、木曜午後10時) 6.0%

※ビデオリサーチ調べ、関東地区(以下同)。平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。

山田涼介『親愛なる僕へ殺意をこめて』は、『夫のカノジョ』(TBS系)と並ぶ史上最低

※以下、ネタバレを含みます。

 22年の連ドラは、ワースト3位までをジャニーズ主演ドラマが独占。さらに1位と2位がともにHey!Say!JUMPメンバーの主演作という、ジャニーズファンにとっては悲劇的な結果となってしまった。

 ワースト1位は、Hey!Say!JUMP・山田涼介主演『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)で、全話平均は3.8%。この数字は、1991年10月期にスタートし、断続的に続いている「水10」ドラマ枠において歴代最低であるだけでなく、今世紀以降のプライム帯民放キー局歴代ドラマを振り返っても、2013年10月期の『夫のカノジョ』(TBS系)と並んで最低記録となる。

 22年の山田といえば、同2月に公開された主演映画『大怪獣のあとしまつ』が動員・興収ともに苦戦したほか、ネット上で酷評が相次ぐことに。『親愛なる僕へ殺意をこめて』をヒットさせ、汚名返上を期待するファンもいたようだが、またもや厳しい結果となってしまった。

 とはいえ、山田はクランクアップ時に「僕史上、一番大変なドラマでした」と撮影の苦労を語りながらも、「これだけお芝居の達者な演者の皆さんとお芝居ができたことが、本当に僕にとってこれからの人生の財産になるなというふうに思っています」と晴れやかにコメント。視聴者からも「山田涼介がこんなに演技うまいと思わなかった!」「最近の山田涼介の演技力がエグい!」と賛辞が目立ち、山田自身は演技面で手応えを感じたのかもしれない。

 ワースト2位は、Hey!Say!JUMP・中島裕翔が主演の木曜劇場『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)で、全話平均3.9%。単話での自己最高は初回の4.8%、最低は第10話の3.2%だった。

 『純愛ディソナンス』は開始当初、音楽教師と生徒の純愛を思わせるストーリーにミステリー要素が加わり、独特の雰囲気にハマる視聴者も多かった。しかし、舞台が“5年後”に切り替わる第4話を境に“セカンドパートナー”を探すためのマッチングアプリの運営会社を中心とした愛憎劇に一変。その後は評判・視聴率とも厳しい状況に陥ってしまったようだ。

 ただ、吉川愛演じるヒロインの母親役・富田靖子の怪演が話題になるなど、見どころもあった同作。もし、最後まで学園モノとして描かれていれば、もっと支持を得られたかもしれない。

永瀬廉『新・信長公記』はワースト3位も、最終回の“覚醒”が話題に

 ワースト3位は、King&Prince・永瀬廉主演『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)で全話平均4.4%。永瀬の脇を三浦翔平、満島真之介、濱田岳、小澤征悦、柄本明といった主役級俳優がガチガチに固めていたことからも、日テレの気合が十分に感じられる作品だったが、SF漫画を原作とした突飛なストーリーが視聴者を選んでしまったのか、後半で3%台を連発するなど厳しい結果となってしまった。

 最終回では、永瀬演じる織田信長が“覇王”に覚醒し、目を赤く光らせながら激しく戦う姿に、圧倒される視聴者が続出。開始当初は、永瀬の演技力が「ベテラン俳優の中で浮いてる」という意見も目立ったが、終盤は役が板についてきたようだった。

 そんな永瀬は、今月17日スタートの広瀬すず主演ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)に、ヒロインの相手役で出演。SMAPメンバーの主演ドラマを数多く手掛けてきた脚本家・北川悦吏子氏のオリジナル脚本とのことだが、今度こそヒットするだろうか……。

 劇団EXILE・町田啓太主演の連続ドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)は、全話平均4.8%でワースト5位にランクイン。陸上自衛隊員たちの成長を描くオリジナルストーリーで、初回は7.6%と悪くない滑り出しだったが、第2話で5.6%まで落ち込み、第3話から最終回まで4%台が続いてしまった。

 町田のほかに、佐野勇斗、工藤阿須加、桐山漣ら、人気のイケメン俳優が勢ぞろいした同作。長尺でのシャワーシーンや半裸シーンなど、あからさまなサービスショットが目立ち、視聴者の間で「シャワーシーン毎週お願いします! 最高!」「なんで男の俳優はこれがOKなのか、理解できない」「俳優を雑に消費しないでほしい」などと賛否を呼んだ。

 このほかにも、過去に父親から受けた虐待がフラッシュバックしてしまう仲間に対して、主人公らが“ショック療法”と称して集団暴行を行うシーンや、佐野演じる陸上自衛隊員が突然、自殺未遂を図る展開など、視聴者があ然とする衝撃シーンも多く、ネット上では「今年一番のトンデモドラマ」と評する声も見られた。

 一方で、放送中に「町田のかっこよさが爆発してた」「すっかり町田くんにはまった!」という声が相次いでおり、町田の魅力は視聴者に伝わったようだ。

 ワースト10のうち、実に7作品がフジテレビ系という偏りを見せた22年の連続ドラマ。最近のフジといえば、10月期に放送された川口春奈主演『silent』のブーム化をワイドショーで繰り返し紹介するなど、視聴者が恥ずかしくなるほど浮かれていたが、今回の結果を見るとその気持ちも少しは理解できそうだ。