• Sat. Jan 28th, 2023

【予算660円】ウタマロ&100均アイテムでカビだらけの下駄箱が激変! プロが教えるセルフ掃除術

中古マンション再生! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」は、筆者の「新しい実家」です。実家じまいを経て、中古マンションへと住み替えました。築30年分の汚れを自力で清掃&補修しています。カビだらけで暗かった部屋が、明るく変わる様子をお届けします。

 設備と内装のリフォームはプロに任せて、造り付けの収納家具は自力で補修しています。今回は、100均のリメイクシートを使った「下駄箱の補修」。黄ばんだ下駄箱の「化粧板*」を、予算660円と3時間の作業で激変させます。なお、シートを貼る前は「汚れを落とす」工程が重要なので、掃除→補修の順で説明します。

*化粧板は、集成材(木屑を接着した板)に薄板やシートを貼った建築素材。主に、カラーボックスの板と同じです。

【Before】30年分の汚れは「黄ばみ」だらけ

 マンションの収納家具は、既製品を多く使う戸建てに比べてオーダーメイドサイズが多いようです。写真の下駄箱のように特別なサイズが多いので、新品の化粧板と交換すると1万円以上の予算が必要に。

 十分な換気ができず、結露による湿気でカビだらけになったそう。その後、二重窓にして結露は落ち着いたものの、「染み付いた汚れ」はそのまま。頑固な汚れだけは残ってしまいました。

 下駄箱の底板が濡れないように、ステンレスのトレーが付いていました。マンションに多い造作棚です。これがあることで、傘が乾く前に湿ったまま置いていたよう。飛び散った水滴を餌に、黒カビが育っていました。

 錆び付いて硬く回らないダボ(棚受け)とトレーを外して、ステンレス磨き洗剤で汚れを落とします。築年数が古い家だと、金属類が外れないことも多いので、ペンチ(100均で購入可能)が必要。

【下駄箱の掃除.2】道具を揃えてから素早く落とす

 金属類を洗ってしっかり乾かしている間に、下駄箱の内装を掃除します。用意するのは、中性洗剤(ウタマロ)とメラミンスポンジ(激落くん)です。木材に水が染み込まないように、水拭き&乾拭き用のタオルを多めに準備します。

【下駄箱の掃除.3】蝶番の汚れをしっかり落とす

 蝶番の汚れは、ネジに水分が入らないよう拭き取りながら作業します。汚れが強い部分は、中性洗剤とアルミスポンジでこすり、素早く水分を拭き取りました。

 汚れを落としたら、艶と潤滑を取り戻すために3Mの「クリーナー30」を使用。オイルスプレーやシリコンスプレーが自宅にあれば、さらに良いです◎。

 下駄箱の中板(化粧板)をすべて外します。頑固な汚れなので、中性洗剤とメラミンスポンジ*を使います。水分が木材に染み込まないよう、拭き取り用のタオルを多めにスタンバイ。

*メラミンスポンジは、表面に細かい傷を作るので「リメイクシートを貼る前提」で使っています。

【下駄箱の掃除.5】メラミンスポンジで洗うように落とす

 化粧板の表面を、中性洗剤と水をたっぷり含ませたメラミンスポンジ(弱い汚れは普通のスポンジでも可)で洗うように落とします。メラミンスポンジは100均より頑丈な「レック 激落ちくん」が◎。ボロボロに崩れにくいので、作業が早く進みますよ。

【下駄箱の掃除.6】日光浴で乾かす

 化粧板の表面を素早く洗い、洗剤が残らないようにしっかり水拭きと乾拭きを繰り返します。仕上げに、日光浴で乾かすので晴れた日の作業が◎。

 化粧板をすべてを洗っても、シミと黄ばみが残りました。「新品の化粧板」と比較すれば一目瞭然。次から、100均「リメイクシート」で真っ白に変えていきます。

 黄ばんだ化粧板に、セリアの「リメイクシート(白)」を貼ります。100均で用意するモノは、好みのリメイクシート、ダイソーのフェルト付き「スキージー」です。キレイに貼るために「洗剤を少し入れた霧吹き水」を必ず用意しましょう。

 ダイソーのリメイクシート(折りジワ有)の場合、折り目に「洗剤を少し入れた霧吹き水」をかけてドライヤーの熱でシワを伸ばします。

【リメイクシートの貼り方.2】リメイクシートは事前にカット

 化粧板のサイズ分だけ、リメイクシートをカットしておきます。不器用で雑な筆者は、1マス(1cm)余分に用意しました。カッターは接着剤でベタベタするので、こまめに拭き取るか替刃を用意しておくと良いです。

【リメイクシートの貼り方.3】霧吹き水をまぶす

 化粧板に「洗剤を少し入れた霧吹き水」を、スプレーボトルを使って全体にまぶします。洗剤水の効果で「シートの滑り」が良くなり、貼り位置の調整や貼り直しができます。

【リメイクシートの貼り方.4】リメイクシートを化粧板に貼る

 リメイクシートの裏紙を外しながら、シートを化粧板に貼ります。ダイソーのフェルト付き「スキージー」で、空気、シワ、水分を抜くように圧着。100均のシートは薄いので、ソフトな「フェルト付き側」で伸ばします。柔らかいタオルを当ててもOK。

 板の側面、カーブを貼る時は硬質側を使います。角は、シートを手で抑えてドライヤー熱を当てると、シートが伸びて圧着します。100均のシートは切れやすいのでゆっくり慎重に!

 化粧板の側面(木口)を美しく隠して仕上げたい場合は、ホームセンターの木口テープを用意します。サイズと色の選択も多く、10cm単位で安く買えます。

 「見える場所」に使う場合は、写真上のように「木口テープ」のほうが美しくなります。リメイクシートの場合、角の処理は難しいです。

 リメイクシートを貼る前と後の比較です。黄ばみがなくなるだけで、家のトーンが明るくなりますよね。

 リメイクシート有り無しの差がわかりやすい! より完璧に仕上げたい場合は、シワが目立ちやすい無地のリメイクシートより柄付き、エンボス加工付きが◎。

100均のフローリングマットで仕上げ

 リメイクシートのようにシワを作りたくない、頑丈に仕上げたいというときに「粘着 フロアマット」が便利です。ダイソーとセリアでは、色や柄が変わります。

 下駄箱の底板が薄くて雨水の影響かペコペコだったので、傘立てトレーの穴(凹)を塞いで頑丈にします。硬質のフローリングマットなら、汚れたらサッと拭くだけでお手入れも簡単。

 100均のフローリングマットは、カッターで簡単に切れます。貼り直しができないので、組み合わせをよく考えてから貼りましょう。心配な場合は100均のベニア板に貼って、剥がせる両面テープを使います。

【After】黄ばみと汚れが消えて明るい下駄箱に!

 予算660円で明るく変身した下駄箱。材料は、セリアの「リメイクシート」5枚とダイソーの「フローリングマット」1枚だけで済みました!