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仁科友里「女のための有名人深読み週報」

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平野レミは、デキるビジネスウーマン――ただの天真爛漫な人ではないと思うワケ

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「だから、なんだって? なんだって?」平野レミ 『ぽかぽか』(3月9日、フジテレビ系)  “天真爛漫な人”というのは、テレビと相性がいい。予定調和ばかりの番組だと視聴者は飽きてしまうが、こういうキャラが1人いると、いい意味で番組が引っかき回されて、アクセントになる。  中でも料理愛好家・平野レミは、“ザ・天真爛漫キャラ”といえるのではないだろうか。番組で料理を作る場合、一般的には、正し...

中田敦彦がテレビを面白くすると思うワケ――「誇大妄想的な一面を隠し切れない」彼の魅力

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「会社と揉めたところはデカいと思いますよ」オリエンタルラジオ・中田敦彦 『あちこちオードリー 「番組Pおすすめ回!」』(TVer)  TVerの『あちこちオードリー 「番組Pおすすめ回!」』を見た。これはその名の通り、番組のプロデューサーが“推す”回で、2022年10月26日オンエア分の再放送である。ゲストはオリエンタルラジオ・中田敦彦だったが、テレビに出ている彼を久しぶりに見た気がす...

瀬戸内寂聴先生に通ずる、YOUのニュー・サバサバスタイル

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「自分が何かヒマになる」YOU 『上田と女が吠える夜』(2月22日、日本テレビ系)  バラエティ番組に出演する芸能人は、場を盛り上げるエピソードトークを披露するのがお仕事と言っていいだろう。人とカブらない、面白いエピソードができたら、番組制作者にも視聴者にも強い印象を与えられる。しかし、今の時代は面白い話をするだけではダメで、違うワザも必要なのではないかと、2月22日放送の『上田と女が...

田中みな実の「人付き合いない」発言――庶民からの共感が「危険」と感じるワケ

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「ほぼ、人付き合いないですよ」田中みな実 『田中みな実 あったかタイム』(2月18日、TBSラジオ)  最近、大御所の「庶民チャレンジ」動画をよく見かけるような気がする。例えば、歌手・ユーミンこと松任谷由実は、生まれて初めて回転寿司に行ったが、お茶の淹れ方がわからず、まごまごする動画を公式インスタグラムにアップしていた。Yahoo!ニュースがこれを取り上げており、コメント欄を見ると「ほ...

『あちこちオードリー』小籔千豊は丸くなった? 時代に即した“説教芸”のあり方

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「男前じゃないのにモテたくてしゃーないヤツ」小籔千豊  仕事としてテレビをずっと見続けていると、売れた芸能人の底力のようなものを感じることがよくある。自分の持ち味が時代に合わなくなったとしても、見せ方を変えることができれば、生き延びていける。その成功例の筆頭は有吉弘行だと思うが、小籔千豊もうまく“モデルチェンジ”しているなと、2月8日放送『あちこちオードリー』(テレビ東京系)を見て思っ...

貴乃花と河野景子の娘・白河れいに勧めたい「個性のなさ」が生きるあの仕事

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「お手紙を送りました」白河れい 『踊る!さんま御殿!!』(2月7日、日本テレビ系)  親が一生涯困らないほどの財産を残してくれるとか、世襲制の仕事で身分が安定しているのならいいが、そこまでではないのなら、有名人の子どもというのは案外生きづらさを背負っているのではないかと思ってしまう。  例えば、平成の大横綱で、元貴乃花親方の貴乃花光司氏と元フジテレビ女子アナでタレントの河野景子の長男・...

山本圭壱と結婚した西野未姫が、「超年上婚は得なし」という決めつけを覆したワケ

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「メンタルもすごい落ち着きました」西野未姫 『あちこちオードリー』(2月1日、テレビ東京系)  「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」。この日本国憲法第24条第1項は有名だが、実際問題、わが子や親せきの子などが結婚するとなると、その相手について、一言口を挟みたくなるのが人情というものではないだろうか...

ryuchellはまるで「昭和のお父さん」――pecoとの離婚後、失望する人が多い理由

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「愛をちゃんとくれた」ryuchell(りゅうちぇる) 『サンデー・ジャポン』(1月22日、TBS系)  芸能人が夫婦仲、家族仲をウリにして、それをビジネスにつなげるというのは案外リスクがあることなのかもしれない。  夫婦仲、家族仲というのは、日々変化するもので、いい時もあれば悪い時もある。しかし、良き妻・夫、良き母・父として、ママタレ・パパタレ活動をしてしまうと、夫婦仲も家族仲も、“...

フワちゃん、KARAを3時間待たせた“遅刻癖”こそ、仕事が途切れない理由である

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「本当にすみませんでした」フワちゃん 『行列のできる相談所』(1月15日、日本テレビ系)  フワちゃんが『行列のできる相談所』(日本テレビ系)のロケで渡韓する予定だったが、パスポートを忘れたために搭乗予定の飛行機に乗れず、アイドルユニット・KARAを3時間も待たせ、番組内で「本当にすみませんでした」と謝罪した――。こんなネットニュースを見て「また?」と思った人もいるだろう。  フワちゃ...

西山茉希、皇治との再婚は慎重に――「子どもよりオトコを選んだ」イメージが今の時代に致命的なワケ

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「OKするのが西山茉希」西山茉希 『ダウンタウンDX』(1月5日、日本テレビ系)  一昔前、女性芸能人は「愛される」ことに意味があった。なので、 結婚した女性芸能人が“勝ち組”で、離婚経験者や独身女性は“負け組”というように自動的にくくられていたといっていいだろう。勝ち組の中でも、特に社会的地位が高いとか裕福な男性と結婚した女性タレントは、“上”に見られた。 そう考えると、かつて女性芸...