ガールズグループ「フィフス・ハーモニー」の元メンバー、カミラ・カベロと交際し、美男美女カップルとして注目を集めているシンガーソングライターのショーン・メンデス。そんな彼が、カミラとのケンカであらわになった自分の思わぬ一面に戸惑っていると胸の内を明かし、話題になっている。
ショーンは、6月28日にYouTubeでフルエピソードが公開された、ポッドキャスト『The Man Enough』にゲスト出演。「あなたが最も恐れていることは何?」と質問され、「彼女に『あなたって絶対にウソをつけない人よね』と言われるんだ。ウソがつけないわけじゃないんだけど、確かに正直すぎると思う。だから、こういうトーク番組が怖いんだよね」と苦笑い。
少し口ごもってから、「この前、(彼女とケンカをした時)大きな声を出してしまって、彼女に『あなたが怒鳴るのが本当に嫌。なんで大声を出すの?』と言われて。『怒鳴ってなんかいないよ』と過剰なまでに自己防衛してしまったんだ。大声で怒鳴ったのは事実なのに」と話し始めた。そして「怒鳴った時に彼女が萎縮し、逆に自分が尊大になっていることにも気づいて『最悪だ……』と、がくぜんとした。悪魔のような人間になることが、怖くてたまらないのに。ひどい人間になりたくなんてない」と告白。
「すぐに彼女と深く話し合ったんだ。『悪人や悪魔などと呼ばれることが怖くて、思わず自己防衛してしまった』と率直に説明してね」「自分の中には悪いやつがいるのだろう。だから、そいつの存在を受け入れないといけない。それも僕の一部なのだから。悪いやつも自分の中に住み続けるのだから、うまくやっていかないといけない。(悪ができた原因である)すべてのトラウマを乗り越え、ねじれを正せるまで取り組んでいけないことなんだ」「自分の中にある“小さな闇”という存在はつらいし、その闇をそのままにすることは最悪の気分だけどね」と苦しい胸の内を明かした。
そしてそんなショーンを、カミラは慰めてくれたそう。ただ、ショーンはすぐに謝ることができず、彼女のそばを離れて20分ほどたってから、ようやく心から謝罪できたとのこと。「怒鳴るのが悪いことだとわかってる。男性はみんな、ちゃんと理解しているんだよ」と言い、「でもどうしても自己防衛してしまうんだ」と語った。
女性司会者から、「あなた自身はよい男になろうと心がけている。悪い男はたくさんいるけど、自分はそんなやつらとは違うと思っているから、自己防衛してしまったのよね」と指摘されると、ショーンは「その通り」と大きくうなずき、「人間は誰しもが闇を抱えていると認めないといけないよね」と、ため息をついた。
また、年上の男性司会者から、「荒々しくなくても、自分の弱さをさらけ出しても、話す時に穏やかな声であってもいいんだ。男らしいんだって、多くの男性に伝わっていると思う。きみは本当によい影響を与えている」と言われ、ショーンは照れくさそうな表情を浮かべていた。
同世代のジャスティン・ビーバーのようにやんちゃなことはせず、2014年にデビューしてからずっと「穏やかでいい人」のイメージを保ってきたショーン。既存の男らしさとは一線を画す、物腰のやわらかい人柄のせいか、長年ゲイ疑惑をかけられ、カミラとの交際当初は“偽装交際”だとゴシップされたことも。しかし、ショーンはどんなウワサを流されても、自分を変えずに「いい人」でいることを心がけてきた。
仲の良い友達から恋人に発展したカミラとも、誠意をもって交際。昨年受けたインタビューでは、彼女との結婚も視野に入れていると告白し、ファンをざわつかせた。真面目なショーンだけに、まだ22歳ながら結婚の可能性も捨てきれない!?