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ニチレイ、マルハニチロの冷凍「チャーハン」をプロが実食レビュー! 「本格炒め炒飯」「ザ★チャーハン」ほか5品をジャッジ

 7月7日放送の『林修のニッポンドリル ニチレイ&マルハニチロ!冷凍食品の売上番付SP』(フジテレビ系)で、冷凍食品大手のニチレイとマルハニチロの「売り上げ番付」が企画された。

 ピラフや焼きおにぎりなどの“主食”は人気が高く、ニチレイの番付では「チャーハン」がベスト3の中に2種類もランクイン。豊富な具材を生かした「アレンジレシピ」の紹介もあり、思わず実践してみたくなった視聴者も多いのではないだろうか。

 そこで、ニチレイとマルハニチロの商品を含む「冷凍チャーハン」の比較記事を、あらためて掲載したい。

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 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

人気&話題の冷凍チャーハン、個性豊かな5品をレビュー!

 「冷凍食品は味が落ちる」という時代も今は昔。イマドキの冷凍食品はどれもクオリティーが高く、“チン”しただけとは思えない商品が多いですよね。今回は、冷凍食品の中でも定番の「チャーハン」から、人気の5品を管理栄養士の川村先生が解説。実際に食べてみた感想や、調理・片付けの手軽さなどから、人気の理由を探りました。

――冷凍食品の定番ともいえるチャーハンですが、なぜこれほど多くの人から愛されるのでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) 冷凍チャーハンは、やはり電子レンジで温めるだけで、主食として食べられる手軽さが魅力です。「ごはんを炊くの忘れていた!」という時でも、おいしいチャーハンが食べられますもんね。お弁当として活用できる点も、人気の秘密ではないでしょうか。

 そんな手軽さでありながら、最近は本格的な“プロの味”を楽しめる商品が増えています。自分で作ろうとすると、材料をみじん切りするのが面倒だったり、パラッとせずベチャベチャになってしまったり、実は難易度が高い。お店で食べるようなパラパラで香ばしいチャーハンを簡単に楽しめるのは、素晴らしい技術だと思います。

 ただやはり、栄養面でいうと、冷凍チャーハンだけではタンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素が不足しがち。サラダで野菜を補ったり、脂質が控えめのおかずを組み合わせるといいでしょう。また、ちぎったレタスを冷凍チャーハンに入れて一緒に加熱し、「レタスチャーハン」にアレンジするなど、時間をかけずに野菜をプラスすることも可能。食物繊維を含むすりごまや、きざみ海苔をトッピングするのもおすすめです。

――今回、川村さんに解説してもらう人気の冷凍チャーハン5品はこちらです。

ニチレイ「本格炒め炒飯」

100gあたり カロリー:213kcal
タンパク質:5.7g
脂質:7.6g
食塩相当量:1.0g

 「冷凍調理・炒飯カテゴリー」で20年連続売上No.1を誇る、不動の人気商品。電子レンジでも“パラパラ”を実現するべく、「新・三段階炒め製法」を採用しているのが特徴。

味の素「ザ★チャーハン」

300g(1/2袋)あたり カロリー:539kcal
タンパク質:12g
脂質:15g
食塩相当量:4.1g

 人気の「ザ★」シリーズから、食べごたえのあるチャーハンが登場。焦がしにんにくのマー油と葱油の香ばしさや、焼豚のうま味で、やみつきになる人が続出しているとか!?

セブン-イレブン「シンプルが旨い カップ炒飯」

1食分(170g)あたり カロリー:299kcal
タンパク質:7.7g
脂質:8.3g
食塩相当量:1.8g

 コンビニで買える“カップ入り”の冷凍チャーハン。お皿を用意する必要すらないという手軽さは、SNS上でも話題になりました。

マルハニチロ「WILDish焼豚五目炒飯」

1食分(270g)あたり カロリー:530kcal
タンパク質:13.8g
脂質:20.5g
食塩相当量:3.4g

 こちらも、お皿いらずの冷凍チャーハン。セブン-イレブンの商品と、どこで差がつくのでしょうか……?

◎イートアンドフーズ「大阪王将 焦がし醤油炒飯」

100gあたり カロリー:177kcal

 お店の味を、自宅でも気軽に味わえる! ローストしょうゆの効いた、香ばしい風味が特徴です。

――それではまず、ニチレイの「本格炒め炒飯」から解説をお願いします。

川村 パッケージに「20年連続売上No.1を誇る定番商品」とあるように、2001年の春から現在まで親しまれているロングセラー。ゴロゴロのお肉が香ばしく、パラパラのごはんもおいしいですよね。公式サイトによると、100gあたりのカロリーが213kcalなので、1人1食で300g食べるとすると、639kcalになります。極端に多すぎることはないですが、これに唐揚げや餃子など、こってりしたおかずをプラスすると、カロリーオーバーになるので注意が必要。脂質の少ない冷ややっこや枝豆などをお供にするといいでしょう。

――続いて、味の素「ザ★チャーハン」はいかがですか?

川村 味の素の人気シリーズ「ザ★」の中で、唯一の主食が「ザ★チャーハン」ですね。焦がしニンニクが効いていて、味がしっかりした一品です。ガッツリ食べたい時にはよさそうなのですが、味が濃いため、食塩相当量が1/2袋(300g)あたり4.1gと、ほかの冷凍チャーハンと比べるとちょっと多い。サイドメニューを組み合わせるなら、スープなど塩分を多く含むものよりも、サラダや和え物、冷凍野菜など、薄味のメニューを選んでほしいですね。

――セブン-イレブンの「シンプルが旨い カップ炒飯」は、お皿に移さず食べられるのが人気のようです。

川村 カップに入ったまま温めて、そのまま食べられるのは便利ですね。食器を用意する手間が省けるので、自宅だけでなく、職場などでも重宝しそうです。ほかの商品と比較すると、タンパク質が7.7gと少なめなので、ゆで卵やサラダチキンなどを一緒に買って、組み合わせるといいでしょう。

 この商品は何より、「コンビニで買える」点が最大の魅力ですよね。どこでも買える手軽さだけでなく、チャーハンだけでは不足しがちな栄養素を、別の商品で簡単に補うことが可能。量も1食あたり170gと控えめなので、セブン-イレブンに売っているおかずやサラダと組み合わせることを前提に、選んでみてはいかがでしょうか。

――お皿が要らない商品は、マルハニチロの「WILDish焼豚五目炒飯」もあります。

川村 「WILDish」シリーズは、パッケージの袋がそのまま器になり、温めたらそのまま食べられて、洗い物の手間を省くことができます。これはセブン-イレブンの「シンプルが旨い カップ炒飯」と同じですが、こちらの商品は具材が豊富。たけのこ、しいたけなどの食物繊維を多く含む食材や、焼き豚、ニンジン、ねぎなど具だくさんです。野菜の歯ごたえも楽しめるので、しっかりとよく噛むことで、満足感も得られるでしょう。

――最後に、イートアンドフーズ「大阪王将 焦がし醤油炒飯」の解説をお願いします。

川村 人気の中華料理店「大阪王将」の看板メニュー「焦がし醤油炒飯」を、おうちでも食べられる商品。なかなか外食できない状況の今、お店の味を自宅で手軽に味わえるのは、特にうれしいことですよね。国産豚肉を使用していたり、香料・甘味料・着色料・保存料・化学調味料を使用しない「5フリー」を宣言していたり、品質へのこだわりもうかがえます。味の再現度は高いと思いますが、もう少し“パラッと感”が欲しいところですね。

 「お皿がいらない」を売りにしている商品から、お店の味を再現したものまで、一口に「冷凍チャーハン」といっても、いろいろな種類があります。ぜひ、“選ぶ楽しみ”も味わってみてくださいね!
(文:佐藤真琴)

※2021年5月21日初出の記事に追記、編集を加えています

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

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