――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
「どうしてそんなにN子さんはいろんなブランドをご存じなんですか?」と聞かれたことがあります。社交場といえばイオンモールかスタバという、岩手の片田舎に住んでいるあたいが、なぜそんなにもブランドに詳しいのか……それはねえ、フリマアプリをやっているからよーー!! からよーー!! からよーー!!!!(富士山の山頂で叫んでいるイメージ)。
思い出してほしいわ。千葉N子といえば、フリマアプリ。アプリにログインして買い物をする際、「高いもの順」に見ていく女。どんなジャンルの品も高いもの順に見ていくと、そのジャンルの「一番つええヤツ」が見られます。そこはもう、魑魅魍魎が跋扈する世界。世界中のハイブランドの品や、知る人ぞ知るブランドがひしめいているのです。
そんなあたいが最近ハマっているのは、「靴」のウォッチング。私は25~25.5センチという大足女なので、日本のブランドだと、「この靴、きゃわいいー!」と思っても24.5cmまでしかサイズを作っていないとかザラなんですが、海外のブランドだと25cmの靴は余裕で見つかるのです。今日も私は、メルカリで「25cm」の靴で検索をかけ、高いもの順に見ていきました。
まず目に飛び込んできたのは、シャネルのスニーカー。お値段17万円也。商品の説明欄には「入手困難な新品未使用品」と書いてあります。このようにフリマアプリでは高いもの順に見ていくと、超状態の良い……というか、未使用品や新品が結構売られています。
そのシャネルのシューズも、「2足購入したものの、1足しか使わないので出品します」と書かれていました。そう……そうなのよ。これも「金持ちあるある」。入手困難品と聞いて、「それじゃスペアも買うざんす」と“複数買い”や“イロチ買い”するんですが、結局使わなくてフリマアプリで売るみたい。なので、入手困難品や数量限定品など、普通には手に入らないものもフリマアプリで検索すると、意外と出てくるのでおすすめです!
まだまだウォッチングは続きます。フリマアプリを見る際、「販売中のみ表示」という便利な絞り込み機能を使う人は多いのですが、N子はわざと使いません。それは、フリマアプリで高額商品を売買している人の“ストーリー”を見るため。
例えば、20万円の靴が売れていたとします。そうすると、「なんで20万円の靴が売れたんだ!?」と興味が湧くわけ。商品の説明文や、出品者と購入者さんとのコメントのやりとりを読んでいるうちに、例えば、その靴の定価が50万円だった、とか、今では幻のプレミアスニーカーだった、とか、その靴にまつわるストーリーが見えてくるのが面白い。そして、もちろんその靴のブランドも知れるので「この靴の相場はこのくらいなのかあ」と勉強にもなります。
そんなわけで、私がフリマアプリをチェックして「可愛い靴出してるなあ……!」と思ったブランドがこちら!
・「PELLICO」(ペリーコ)
・「Jimmy Choo(ジミーチュウ)」
・「Maison Margiela(メゾンマルジェラ)」
まず紹介するのは、「ペリーコ」。このブランドの靴は決して安くはないのですが、定価5~6万円なので、かろうじて定価でも購入できる価格なのがグッドでした。メルカリ価格の相場だと1万5,000円~3万円くらい。“いい女感”のある靴が豊富で、またヒールのないぺたんこの靴も多いので、普段履きの靴を探してる人にもおすすめです。
次に「ジミー チュウ」。ジミーチュウの靴は、ほんとに色気がある。色気の塊。特にパンプスは、靴のシルエットが美しいんです。定価は10万円オーバーがザラなジミーチュウですが、メルカリだと相場は2~5万円あたりです。
最後に「メゾン マルジェラ」。足袋にインスプレーションを得たブーツや靴が有名です。足袋の形をした靴の定価は10万円、ブーツが15万円ほど。メルカリだと6万円台後半から10万円ほどが相場のようです。
実際に購入しなくても、楽しめるのがフリマアプリの良いところだと私は思っています。まだ見ぬ可愛いブランドを求め、私は今日もメルカリをウォッチするのであります!!