7月14日、加藤浩次が8月9日からスタートするネット番組『2 Sides』でMCを務めることが明らかになった。今年3月に吉本興業とエージェント契約を終了し、現在はフリーで活動している加藤だが、地上派も含めると立て続けに4つの番組で新MC就任が決まったことになり、「現在が一番、稼働が多い状況かもしれない」(スポーツ紙記者)とか。その背景には、やはり吉本や業界に対しての“疑心暗鬼”が見え隠れするというが……。
『2 Sides』は、次世代映像コンテンツの企画・プロデュース集団「NewsPicks Studios」とTwitter Japanが連携して手がけるビジネス討論番組。隔週月曜午後10時よりソーシャル経済メディア「NewsPicks」と、NewsPicks Studiosの公式Twitterアカウントで配信される。
「加藤といえば、2019年に勃発した“闇営業騒動”をめぐり、総合司会を務める『スッキリ』(日本テレビ系)で吉本批判を展開。同10月には、従来のマネジメント契約から“エージェント契約”に切り替えたが、その直後から、メディアでは吉本との対立構図が盛んに報じられるようになりました。そのほとぼりが冷めないうちに、わずか1年半で吉本との契約が解消に。あまりのスピード展開に、『スッキリ』降板や番組打ち切り説もささやかれるようになり、今後の芸能活動についても“風前の灯”のように報じられています」(同)
古巣から契約を“切られた”ことがきっかけで、やはり加藤自身も危機感を抱くようになったようだ。
「フリーになってからは仕事を選ばず、むしろ自ら進んで営業活動まで行うようになっています。これまで、は吉本に丸投げしていた企画段階からの打ち合わせからも積極的に参加しているそうで、結果的に新規の仕事が相次ぐようになったのでしょう」(テレビ局関係者)
フリーになり、ギャラの取り分も増えたことから、収入の大幅アップも予想されているが……。
「とはいえ、本人の不安は尽きないようです。今、加藤が一番恐れているのは契約更改、つまり出演番組でギャラの見直しが行われる時期。これまでは吉本が強気の交渉を行ってくれたものの、現在は後ろ盾のない一個人だけに、ギャラを下げる提案は受け入れるしかないでしょう。そしてMCのギャラに関する情報は、瞬時に業界に広まってしまうので、適切な処置をしないまま放っておけば、いずれはほかの番組からも買い叩かれてしまう可能性も考えられます」(同)
今後も新番組や、これまで受けなかった企画も次々と発表されそうだが、この状況は、加藤の焦りを物語っているのかもしれない。