“創作あーちすと”を自称する女優・のん(能年玲奈から改名)が、7月13日にブログを更新し、28歳の誕生日を迎えたことを報告。ネット上のファンから祝福コメントが相次いだが、「ここからは彼女の“転換期”になるかもしれない」(芸能ライター)という。
「のんはブログで『今日は、28歳の誕生日でした~~ いぇーい。大人!大人な気分!』『28歳の年も楽しみますので、よろしくです』などとハイテンションかつ前向きにコメント。同ブログに、ファンもお祝いメッセージを寄せていましたが、一部からは『地上波での活躍が見られなくなって何年たったんだろう……と考えてしまった』『そろそろ地上波ドラマに復帰できるといいね』といった声も出ていました」(同)
のんは本名の“能年玲奈”で活動していた2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロインを演じたのを機に大きな注目を集めたが、15年に当時の所属事務所・レプロエンタテインメントとの“契約トラブル”が浮上。彼女の演技指導を行っていた“生ゴミ先生”こと演出家・T氏による洗脳疑惑も報じられる中、16年にレプロから独立して“のん”を名乗るようになった。
「トラブルの最中、のんのメディア露出は激減。彼女の地上波ドラマ出演は、7年以上前の14年4月に放送された『世にも奇妙な物語'14春の特別編』(フジテレビ系)が最後となっています。CM以外で彼女をテレビで見る機会が少ないためか、世間はいまだ『あまちゃん』当時のイメージが強いようで、ネット上には『もう28歳なの!?』と驚く声も少なくありません」(同)
のんもこれまで、16年公開のアニメ映画『この世界の片隅に』で主演声優を務めたり、17年に歌手デビューを果たして、今年5月にはギタリスト・ひぐちけいとともに配信ライブ『NON OUCHI DE MIRU LIVE』を行ったりと、さまざまな活動で多才ぶりを発揮しているが、やはり「“女優・のん”の活躍を見たい!」というファンの声は多い。
「最近は、テレビ以外なら役者の仕事も増えていて、20年3月公開の映画『星屑の町』ではヒロインを、同12月公開の『私をくいとめて』では主役を演じています。また、今年8月に東京・PARCO劇場で開幕する宮藤官九郎作・演出の舞台『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』では主演に抜てき。ちなみに、『あまちゃん』の脚本も手がけた宮藤は、19年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』を担当していた際、一部メディアで『のんを「いだてん」に起用するのではないか』と報じられるなど、彼女のテレビ復帰のキーパーソンとして注目され続けています」(スポーツ紙記者)
一方、のんが自ら脚本・監督・主演を務めた映画『Ribbon』(22年公開予定)が今年、「第24回上海国際映画祭」にて、世界中の映画500作品前後の中から「GALA部門特別招待作品」に選ばれ、6月に行われたワールドプレミアの上映チケットは「即完売」と報じられた。
「『あまちゃん』が台湾などで放送されたり、のん出演のCMが中国で放送されていたりするので、海外にもファンがいるようです。また、今年3月発売の『フラッシュ』(光文社)によると、のんは今もT氏と私生活を共にしており、多数のCMに起用されているため、“年収1億円以上稼いでいる”可能性もあるとか」(同)
テレビドラマへの復帰は難航していても、ほかのフィールドで着実に女優業をこなし、それ以外でも多才ぶりを発揮して、収入面にも問題なさそうなのんだが……。
「誕生日のブログに『いぇーい。大人!大人な気分!』『よろしくです』とつづったほか、誕生日プレゼントとしてもらったお菓子を『きゃー、チョコとポテチ好き!』と喜ぶなど、“天真爛漫キャラ”なのんですが、28歳にしては『ちょっと子どもっぽい』と思う人もいるようで、ネット上では『女優としては、そろそろ方向転換したほうが良いのでは』『30代でも今のままのキャラだとキツくなりそう』といった意見も出ています。のんは、14年の主演映画『海月姫』で共演した女優・篠原ともえと親交があることでも知られていますが、篠原もかつての“個性的なキャラ”から“大人の女性”にイメチェンし、タレント、ファッションデザイナー、音楽プロデューサーなど多岐にわたって活躍中。本人も『本業は女優』と断言していますから、宮藤を頼りにしつつ、篠原にならって今までのイメージにとらわれない活動ができれば、30代となる頃にはテレビで女優業を再開できるかもしれません」(前出・ライター)
まずは8月からの舞台の成功を祈りたい。