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寝不足で客から大クレーム、それでも「布団に入るのが恐怖」! “こむら返り”に悩む39歳女性、意外な方法で体質を改善!

 「寝ていると急に足がつって、夜中に起きてしまう……」暑い夏になると、こんな経験をする人も多いのではないでしょうか?

 真夏の就寝時に起こりやすい「こむら返り」の原因は、寝室の冷房による体の冷えや脱水だといわれています。では、なぜ体の冷えや脱水がこむら返りを起こすのでしょうか? 今回は、ある女性のエピソードとともに、そのメカニズムと対策についてお伝えします。

1.「布団に入るのが恐怖」! 寝不足で仕事をクビに……

 今回ご紹介するのは、就寝時のこむら返りに悩む美咲さん(仮名)39歳のエピソードです。

 暑さが増してきたここ最近、頻繁に足がつるようになったという美咲さん。なんの前触れもなく激しい足の痛みに襲われ、目が覚めてしまうことも多々あるそう。

「毎晩、布団に入るのが恐怖です。今夜もまた足がつるんじゃないかって不安で……。寝ている間に突然起こるから、もうパニックですよ」

 一度目が覚めるとなかなか寝つけず、次の日は寝不足に。そのうえ、外は灼熱の暑さで、建物に入れば冷房がギンギンにきいています。そんな温度差で体もぐったりしてきて、家事も仕事もはかどらない日々を送っていたそう。そんな中、美咲さんは仕事で大失敗をしたといいます。

「コールセンターで派遣として働いていたんです。それが、今月に入ってクビになってしまいました。理由は、受電件数が極端に少ないから。熱帯夜でこむら返りが続いたせいで、日中にぼうっとしてしまうことがよくあり、電話が鳴っても取れないことが多くて……。さらに、お客さまにうっかり間違ったご案内をしてしまい、大きなクレームにつながりました。クビになったのは、これが決定的だったようです」

 学生時代から趣味でテニスを続け、体力には自信があったという美咲さん。これまで、大きな不調を抱えたこともなかったといいます。

「今は貯金を崩しながら求職活動中です。なんとか生活をつないでいるけれど、『早く次の仕事を見つけなければ』と思って焦っているのは気持ちばかりで、体が追いつきません。求職活動をしてても1日中眠くて、疲れているのに寝入るのが怖い……。夜はぐっすり眠り、朝から元気に活動できる普通の日々を取り戻したいです」

 「こむら返り」は、足のふくらはぎが強い痛みとともにけいれんする症状。こむら返りが起こるメカニズムは複雑ですが、その原因の多くは、ミネラルバランスの乱れだといわれています。

 筋肉の収縮や神経の伝達に重要なミネラルは、「カリウム」と「カルシウム」、さらにこれらの調整をしている「マグネシウム」。このバランスが崩れると、神経伝達に支障が生じ、足の筋肉はけいれんを起こすことがあります。これが「こむら返り」です。

 なお、ミネラルバランスの乱れは、加齢や疲労、そして、脱水や冷えなどによって引き起こされます。

3.こむら返りには漢方薬がおすすめ

 こむら返りが続いたせいで仕事に影響を及ぼし、とうとう職を失ってしまった美咲さん。時間ができ、実家に帰省した際に母親から意外な提案を受けたそう。

「母に相談したら、漢方を勧められました。還暦をとっくに過ぎた母ですが、たしかに病気ひとつせず元気。『漢方薬を飲み始めてからは、足がつることなんてない』というのです」

 さっそく自宅に戻り、通えそうな漢方薬局を調べてみた美咲さん。ところが、近所に相談できそうな漢方薬局はなく、諦めかけていたところ、ネットでも相談しながら頼めるサービスがあることを知ります。

「本当は、母が飲んでる漢方薬を分けてもらおうと思ったんです。そうしたら『本人の体質に合ったものじゃないと効かないから』って断られました。そこで、ネットのサービスを利用してみたのですが、専門家が相談に乗ってくれて、こむら返りの改善に効果があるという『芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)』を処方され、飲み始めてみました」

 その後の様子をうかがうと、「こむら返りに悩まされてきた夜がウソのよう。今では朝までグッスリ眠れるようになりました」とのこと。そして、仕事が決まったことを笑顔で報告していただきました。

3-1.「こむら返り」に漢方薬がおすすめの理由

 漢方医学では、こむら返りは「血(けつ)」の不足で起こると考えます。血は、全身の組織や器官に栄養を与えるものなので、爪がもろかったり、肌にツヤがなく、顔色が青白かったりする方は、血が不足している可能性があり、こむら返りになりやすいのです。

 そのため、こむら返りに使われる漢方薬は、乱れた体内のミネラルバランスを整え、血の循環をよくすることで、体の内側からの症状改善を目指すもの。つまり、漢方薬は足のけいれんや足のつりを一時的に抑えるだけでなく、腰痛や冷えやすい体質、月経不順など、根本的な体質の改善も期待できます。

・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう):体力に関わらず使用でき、筋肉の急なけいれんを鎮めます。

 漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんな時は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。

あんしん漢方

4.熱帯夜もグッスリ睡眠で、灼熱の昼間を元気に過ごそう

 暑くて寝苦しい日は、寝る前に水分を摂ってから布団に入りましょう。睡眠中に汗を大量にかくことで、知らず知らずのうちに脱水を起こしていることがあるためです。

 また、熱中症を避けるために、冷房で室温や湿度を適切な数値に設定し、眠りやすい環境をつくることも大切。そして、「きちんとタオルケットを足までかけて寝る」「長ズボンをはく」など工夫して、体が冷えすぎないように注意しましょう。

 それでも、こむら返りの症状が改善しない場合は、専門家に相談して漢方薬を利用するのも、選択肢の一つとして覚えておいてくださいね。

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