マヂカルラブリー・野田クリスタルが、7月20日深夜に放送されたくりぃむしちゅーの冠バラエティ『にゅーくりぃむ』(テレビ朝日系)に出演。スタッフに対する不満を明かし、その主張が「真っ当」だとネット上で話題になっている。
番組では、モニタリング企画「第2回 ちなみに他にも選手権」を放送。“スタッフへの不満をぶちまける特番”という偽番組の打ち合わせに呼び出された野田が、事前に考えてきた3つのエピソードを披露した後、スタッフから「ちなみにほかにあります?」と言われ続けた際にどれだけのエピソードを出せるかを検証した。
野田はまず、クイズ番組でディレクターから「ここでダンスを」というカンペを出され、「(踊ったら)カンペをすぐ引っ込めたんですよ。俺が勝手にスベった扱いされた」と説明し、続けて事前に用意した2つのエピソードを披露。その後、スタッフから「もう1個あります?」と振られると、すぐさま「ロケとかで無茶苦茶するなとは思います」と切り出し、「スゴい(多)人数で商店街とか普通に歩くじゃないですか。こっちがヘコヘコして撮影すればいいのになって」「モラルがない人が多いですね。『撮影してるんで、どいてください』みたいなノリの人がいるんで。(通行人にとっては)俺らが邪魔者なんで」とスタッフの偉そうな態度に苦言を呈した。
さらに、「ほかにあります?」と別のエピソードを求められた野田は、埼玉・大宮にあるお笑い劇場の楽屋にいる際、番組の密着ロケで楽屋に入ってくるスタッフが『すごい堂々と入ってくる』『挨拶とかなく入ってくる』と説明。その後も、「ハムスター100匹くらいいる中に、僕が飼ってるハムスターを紛れさせて、自分のハムスターわかるかどうかってコーナー(を提案された)」「モラルねえなと思った」と語るなどし、最終的にはあらかじめ用意した話とは別に、9つものエピソードを挙げていた。
「別室でモニタリングしていた有田哲平は、野田の告発内容に爆笑していた一方、上田晋也は『絶対、笑いごとじゃないよ。大人として正しいことを言ってる』と野田を称賛していました。ネット上では、『本当に人として当たり前のこと言ってるんだけど、できないスタッフが多くて嫌なんだろうな』『野田クリって、芸風は破天荒なのに、根は真っ当で誠実なところがかっこいい』『人として男前』『好感度爆上がり』といった好意的な声が上がっています」(芸能ライター)
「ちなみにほかには?」としつこくエピソードを求めるスタッフに怒りをあらわにすることもなく、一生懸命にエピソードをひねり出していた野田。ネタばらし後は、「(イライラが)出かかってた」と本音を語っていたが、視聴者には彼の温厚な性格が十分伝わったようだ。
「最後まで穏やかな口調だった野田は、スタッフの要求に応えようとケータイのメモを確認したり、『もうちょい探してきますか。後日、もう一回、練ってきて……』と自ら提案するなど、スタッフのむちゃぶりに真摯に対応。有田も『優しい』と感心していましたが、以前、同企画に出演したコロコロチキンペッパーズのナダルやかまいたちの山内健司は、しつこいスタッフに対し、明らかにイラッとした表情を見せていました」(同)
検証中には、「ちゃんとした両親に育てられたんで、モラルのかけらもない人間を見たら引いちゃうんですよね」とも語っていた野田。芸風とは真逆の真面目な姿が、多くの視聴者を引き付けたようだ。