声優・木村昴の活躍が目覚ましい。昨年10月に『おはスタ』(テレビ東京)のメインMCに抜てきされてから、声優としての活動はもちろん、地上波バラエティ番組にたびたび登場している。7月17日には『満点 青空レストラン』(日本テレビ)にゲスト出演し、MCの宮川大輔と軽妙なトークを繰り広げ、「めちゃくちゃ面白かった」「バラエティ向いてる」などとネット上で話題を呼んだ。
ドイツ人でオペラ歌手の父と、声楽家の母を持つという芸術一家に生まれ育った木村。その才能が開花したのは、中学生の頃にたてかべ和也の後任として大抜てきされた国民的アニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)のジャイアン役だろう。また、大のラップ好きである彼は、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』でメインキャラの一人・山田一郎を演じるほか、「好良瓶太郎」名義で作詞も手掛け、2019年からはラッパー・掌幻とラップユニット「掌幻と昴」を結成するなど、音楽家としても活動している。
声優としてだけでなく、ラッパーとしても高く評価されている木村だが、業界関係者は彼の活躍をどのように見ているのだろうか。
「彼が多くのバラエティ番組に起用されている理由は、『イタくないから』の一言に尽きるのではないでしょうか。声優がテレビ番組に顔出しで出演すると、ネット上には声優ファンから『恥ずかしい』『仕事選んで』というアンチコメントが噴出します。近年の声優ブームにより、“声優”という職業とその魅力が世間にも浸透してきましたが、番組によってはまだまだ“色モノ扱い”されるケースも。アニメや海外映画の吹き替え、ナレーションといった本来の仕事から離れた取り上げ方をされると、バラエティに慣れてない声優たちは、どうしても視聴者には“イタく”映ってしまうんです。しかし、木村の場合はその違和感が非常に薄い。かつては児童劇団に所属していたことから、バラエティ番組でも変に構えることなく、自然体でいられるのでしょう」(声優業界関係者)
また、「その性格の良さから誰からも好かれやすく、業界内でも評判がいい」(同)という木村だが、私生活でひとつ“困ったこと”があるという。
「“大の風俗好き”といううわさがよく飛び交っていました。一時は足繁く通っていたなんて話も耳にしたことがあります。『おはスタ』のメインMCに抜てきされてからは自粛しているのかもしれませんが、国民的アニメで人気キャラを務めているだけに、『イメージダウンにならなければいいが……』と心配の声も上がっていました」(同)
プライベートはさておき、仕事では順風満帆の木村。今後の活動にも大いに期待したい。