7月22日、女優・片瀬那奈と同棲していた男性が、今月3日にコカイン所持で逮捕されていたと、ニュースサイト「文春オンライン」が報じた。記事によると、2人が住む自宅からは違法薬物は発見されず、片瀬自身も尿検査を受けたが、陰性だったという。
片瀬については、以前から“薬物疑惑”がネット上でささやかれており、2019年11月に親友の女優・沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持していたとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕された際には、業界内外で大きな話題を呼んだ。
沢尻の逮捕時、片瀬は当時司会を務めていた情報番組『シューイチ』(日本テレビ系)で、事件について言及。「これだけ近くにいて何も知らなかったというのは本当に悲しい。裏切られた気持ち」と涙ながらに話していた。
「その後、ネット上に沢尻と片瀬がクラブで踊っている動画が出回り、片瀬も一緒に使っていたのではないかと、世間から疑いの目が向けられることに。19年12月発売の『週刊女性』(主婦と生活社)では、片瀬が自身の潔白を主張しようと自ら事務所に申し出て、毛髪鑑定や尿検査を受けた結果、違法薬物は検出されなかったと報じています。そのため、『片瀬は沢尻のとばっちりを受けた』と言われ、疑いは晴れました」(スポーツ紙記者)
しかし、片瀬はそれから1年後の20年12月に10年間MCを務めた『シューイチ』を今年3月で“卒業”すると発表。
「当然、『騒動の余波による事実上の“クビ”では?』という見方もありましたが、沢尻の逮捕から1年の時間が開いていたこともあって、世間でもそこまで大きな話題にはならなかった。なにより、日テレ以外のテレビ局では、コンスタントにドラマに出演していましたからね」(同)
20年の10月クールには、『DIVER-特殊潜入班-』(フジテレビ系)と、今年3月末まで放送された『24 JAPAN』(テレビ朝日系)、また1月クールの『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)、今月スタートの『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)と、立て続けに出演している。
「日テレがあえて彼女にオファーをしていないのかは定かでないものの、少なくともそれ以外のキー局連ドラには、すべて出演しています。しかし、親友に恋人と、身近な人間が立て続けに薬物逮捕されるという異常事態が起きているだけに、業界内でも片瀬に対する見方は完全に変わってしまうでしょう。連ドラ放送中に事件が発覚してしまっただけに、局関係者からは『(フジは)運が悪かった』という皮肉めいた声も出ています」(テレビ局関係者)
この顛末は、結局日テレの“危機管理能力”が優れていたということなのだろうか。片瀬の所属事務所は、「文春」の報道内容に対し「すでに関係や同棲も解消している」との見解を示しているが、当人は今後どのように情報発信を行うのか、注目が集まる。