7月24日、市村正親と篠原涼子の離婚を、双方の所属事務所が発表。かねてから別居や離婚危機が報じられるなど、何かと不穏な雰囲気が漂っていた夫婦だったが、突然の離婚発表を受け、世間には衝撃が走っている。2児の親権は市村が持つというが、72歳と高齢の市村に養育を一任する篠原に対して批判が寄せられるなど、ネット上で物議を醸すことに。そんな中、テレビ局関係者の目を引いているのは、ある弁護士による篠原批判の投稿のようだ。
市村と篠原は、2001年秋に上演された舞台『ハムレット』での共演がきっかけで交際をスタートさせ、05年12月に結婚。08年5月に長男、12年2月には次男が誕生し、2人の男の子にも恵まれた。しかし、昨年8月発売の「女性自身」(光文社)は、篠原が主演ドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系)の撮影のため、市村と別居を決めたとスクープ。コロナ渦における家庭内感染を防ぐ一時的なものと見られていたが、同誌は今年6月に2人が別居継続中であることを報じている。
今回の発表で市村は、「別居し役者業に取り組む生活をするようになりました。しかし作品が続いたことで別居が基本のスタイルとなり、夫婦、親、互いに役者として、新たなカタチを考えるようになりました」「何より私も女優篠原涼子の一ファンとして、彼女がより一層女優として輝き、母としても生きていく道を歩ませたいという思いに至りました」と離婚に至った理由を説明。篠原も「このような状況になった事、なかなか理解しにくいかと思いますが、私たちなりの新しい形・環境を作って参りたいと二人で話し合いました」と明かし、親権は市村の強い希望であることや、慰謝料、財産分与はないことも合わせて発表している。
「この発表を“円満離婚”ととらえるかどうかは、かなり微妙なところ。両者ともにコメントを出しており、双方の事務所の対応にも特に問題点は見受けられないものの、それでも『なぜ年配者の市村が親権を持つのか』『篠原は家庭より仕事、あるいは私生活を優先させたかったのか』など、疑問は尽きません」(スポーツ紙記者)
2人の離婚発表を伝えたヤフーニュースのコメント欄には、ネットユーザーからさまざまな意見が書き込まれており、テレビ出演もこなす弁護士・山岸久朗氏も署名入りで投稿を行っている。山岸弁護士は、慰謝料も財産分与もなく、形式的には円満離婚ということが窺えるとしながらも、「男親が親権を持つということは非常に珍しく、私の過去の経験では女親のほうに何か離婚原因があった際に、男が金銭的なことは全て放棄するが、親権だけは最後まで譲れないという時に多かったです。もちろん今回がそうだと決めつけているわけではありません」と持論を展開しているが……。
「篠原にとっては、やや『手厳しい意見』と言える内容でしょう。実はこの山岸弁護士、市村が所属するホリプロのサイトに、いち所属タレントのようにプロフィールが掲載されているんです。実際は業務提携を結んでいるのかもしれませんが、メディアが彼に出演オファーをする際にも、ホリプロを通す形を取っているとか」(前出・関係者)
ということは、山岸弁護士は市村やホリプロサイドの人間であり、篠原に厳しい投稿をしたのもなにかしらの意図があるというのだろうか?
「今回の離婚問題に直接関わっていたとすれば、職業倫理的にこのコメントはできないはず。ホリプロが『市村擁護』を依頼したのか、あるいは彼自身がホリプロに“忖度”する形で自ら書き込んだのかもしれません」(同)
真意は不明だが、少なくともメディア関係者からは、この投稿が“市村&ホリプロフォロー”だと捉えられているようだ。今後もホリプロのタレントがトラブルに巻き込まれた際には、山岸弁護士の「ネット投稿」が炸裂するかもしれない。