• Fri. Sep 17th, 2021

相葉雅紀『VS魂』、リニューアルで視聴率4.8%の右肩下がり! 嵐とフジの「20年の蜜月」にも危機か

 それは、突然のリニューアルだった。7月15日放送の『VS魂』(フジテレビ系)から、MCの嵐・相葉雅紀をはじめとするレギュラーメンバーがスタジオを飛び出し、ロケ形式によるゲーム企画に挑戦し始めたのだ。

 これまでの『VS魂』といえば、スタジオに組まれた大掛かりなセットで戦うゲストとのゲーム対決がメイン企画。『VS嵐』から続く番組コンセプトだったが、リニューアルではスタジオでのバトルを廃止して、レギュラー陣とアンタッチャブル・山崎弘也、そしてゲストがロケVTRをスタジオで見るという形式に変わった。これまでも何度も番組に参加し、ゲームを盛り上げてきた山崎が、魂チームのロケ映像にツッコミを入れる役となっている。

「これまでのゲーム企画を一掃したリニューアルにネットは騒然。ジャニーズファンにはウケているようですが、多くのネットニュースは“改悪”といった論調で非難しています」(芸能ライター)

 実際、番組のテコ入れから3回の放送を終えているが、視聴率は下降傾向にある。最後のスタジオバトルの放送となった8日は、世帯視聴率6.1%(個人3.6%、ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、リニューアルは初回こそ世帯6.4%(個人3.9%)を記録したものの、翌22日は世帯5.6%(個人3.3%)、そして29日放送回は世帯4.8%(個人2.7%)と右肩下がりが顕著だ。

「約13年もの間、『VS嵐』がオンエアされてきた枠です。裏の『THE 突破ファイル』(日本テレビ系)『プレバト!!』(TBS系)といった人気番組がどんなに面白くても、木曜夜7時はフジテレビに合わせるという人は多いでしょう。そんな根強い視聴習慣を見方につけているにもかかわらず、数字が5%を切るというのは、明らかに危機的状況。これでは先行きが見通せないですね」(同)

 昨年12月24日に最終回を迎えた『VS嵐』の視聴率は、世帯15.2%(個人9.9%)。現状はその3分の1とかなり追い込まれているが、ここから上がり目はあるのだろうか? 

「まだ“ダメの烙印”を押すのは早計でしょう。寒くなれば室内ロケ、スタジオ収録に戻ることも考えられます。現状、屋外でやっているからといって面白さが以前より増しているかというと、そうとも言えないのが残念なところ。相葉と風間俊介が2人で楽しそうにロケをしたり、Sexy Zoneの佐藤勝利と中島健人が対決したりと、ジャニーズファンにウケる企画を用意していますが、視聴率の推移を見ると、一般には響いてないのでは」(テレビ業界関係者)

 次回、8月5日放送では、Hey!Say!JUMPの伊野尾慧とKing&Princeの神宮寺勇太がオリジナルかき氷対決を行うという。もはや、番組レギュラー陣が参加しない対決になっているようだ。

「ちなみに5月27日のオンエアを最後に、『VS嵐』を立ち上げたフジテレビのクリエイター・萬匠祐基氏が勇退し、翌月6月10日から、それまでディレクターだった太田秀司氏が演出に“昇格”。これは間違いなくテコ入れの一環でしょう。さらに7月15日からは制作統括として、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)などを手がけてきたプロデューサー・太田一平氏が参画しています。ただ同氏は、ほかのフジテレビの各バラエティ番組でも同じく7月から制作統括という肩書で名を連ねていますから、『VS魂』を含めたフジのバラエティ全般を強化していく狙いなのでしょう」(同)

 いずれにしても『VS魂』は今後どうなってしまうのだろうか?

「フジとしては、そこまでの焦りはないのではないでしょうか。そもそも嵐と同局は、『なまあらし LIVESTORM』『嵐の技ありッ!』『まごまご嵐』『GRA』と、約20年という蜜月関係の歴史がある。視聴率的に厳しい時代から、少しずつ人気と実力をつけていって『VS嵐』でゴールデン進出した経緯があるわけです。嵐だけでなく後輩ジャニーズも番組に加わったとはいえ、長い目で見ていくつもりなのでしょう。ただ、それも限界点があるとは思いますが……」(同)

 20年の長い付き合いにも影響を及ぼしかねない『VS魂』の迷走。かつて『なまあらし』時代には「視聴率1%」と自虐していた嵐メンバーだったが、いまの『VS魂』は笑いに変えることすらできない状況にあるかもしれない。
(後藤壮亮)