8月2日深夜放送のバラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、お笑いコンビ・おかずクラブのオカリナが登場。あるドラマについて熱弁し、ネット上で話題になっていた。
人生における失敗と、その対策を授業形式で教える同番組。この回では、「沼にハマった人必見! 〜趣味とお金の問題を考える授業〜」と題して、オカリナを講師に迎えた。彼女は同じくテレビ朝日系で放送され、大ブームを巻き起こした連続ドラマ『おっさんずラブ』シリーズにハマり、お金を犠牲にしてしまったという。
「オカリナは同作品以外にも、アイドルや漫画にハマり、通算で300万円ほど注ぎ込んだそう。特に『おっさんずラブ』は、2019年に公開された劇場版を見るため、73回も映画館に通い詰めるほど熱中したそうです。さらに、劇場版を“布教”する際は、一緒に行く友人のチケット代と、鑑賞後のランチ代も負担していたといいます」(芸能ライター)
ウッチャンナンチャン・内村光良や出川哲朗、椿鬼奴ら先輩芸人も、映画館に誘ったというオカリナ。楽屋での話がすべて『おっさんずラブ』の話題になり、相方・ゆいPに迷惑をかけたこともあったそう。
「こうして“沼”にハマったオカリナは、ドラマ内に出てくる家電や小道具、100万円以上の指輪を買い揃えてしまった結果、『財政が完全にヤバく』なったと告白。これらの失敗から、オカリナは『推しのキャラクターは将来あなたを養ってはくれない』『心は救ってくれるけど、財政的には救ってくれない』と教訓を発表し、『稼いだ金で沼にハマりましょう』と訴えました」(同)
オカリナの“失敗談”として取り上げられたものの、ネット上では「オカリナの気持ちがわかりすぎる〜!」「まるで自分を見てるようだった(笑)」といった共感の声や、「なんだかんだ言って、すごく幸せそう」「ガチオタなところは好感が持てる」など、好意的に捉えた人が多かった。
こうした“オタク”な趣味を告白する芸能人は少なくないが、作品のファンから“にわか”だと批判を浴びることもある。
「12年3月に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の中で、大人気漫画『ONE PIECE』(集英社)の“大ファン”を自称していた矢口真里は、同作品に関するクイズに1問も答えられず、ネット上では『絶対、漫画読んでない』などと批判を受けました。さらに、19年4月に人気漫画『キングダム』(同)の実写映画について、自身のブログで『漫画は、最近の単行本は持ってるんだけど、最初の方はレンタルで読んでたから、、、』(原文ママ)とつづった際にも、『どうせ便乗でしょ?』『オタクアピールやめて』などと苦言が寄せられていました」(同)
オカリナは”しくじり”によってお金を失ったかもしれないが、そのガチぶりが多くの視聴者から共感や好感を集めたようだ。