ダイソーの定番人気アイテム「フタ付き収納 BOX」。プロの整理収納アドバイザーも指名買いする“使える”収納アイテムですが、今年、ソックリな商品がキャンドゥからも発売になりました。
「ジッパー付きバスケット」という名のそのアイテムと、ダイソーの「フタ付き収納 BOX」について、整理収納アドバイザーの伊藤まきさんが徹底比較。サイズの違い、収納実例など、どこよりも詳しくレポートした記事を、あらためて紹介したい。
******************
整理収納アドバイザー1級で収納ライターの伊藤まきが、家の中の “片付かない”ちょっとした悩みを“簡単で安く”解決するコツを提案します!
ダイソー、キャンドゥ「布製ケース」
整理のプロが片付けに悩む家に用意する、収納グッズを紹介する当企画。今回は、昨年秋にも取り上げたダイソー「フタ付き収納BOX」全サイズを取り上げます。
また、キャンドゥからも「ジッパー付きバスケット」が登場したので、全5種類の使用例もレポート! 衣替えはもちろん、毛布、食品、小物の収納に「ベストワンの理由」をお伝えしたいと思います。
まずは、ダイソーとキャンドゥの価格、サイズ感の違いと魅力を紹介してから、使用実例まで説明します。
[価格]ダイソー「フタ付き収納 BOX」3種類
ダイソーのサイズは3種類で、グレーとブラウンの2色展開(ライター調べ)で発売中です。100均では高く感じる価格ですが、B4サイズに近い同型の収納ケースで比較すると圧倒的なコスパです。例えば、ニトリの半額、無印良品の5分の1価格になります。
▼同型の収納ケースで比較▼
[サイズ]カラボで、ダイソーのサイズ感を確認
ニトリのカラボに、ダイソー「フタ付き収納 BOX」を置いたサイズ感です。3種類とも、用紙の規格サイズに近いため、お手持ちの家具や建具にちょうど良く収まります。
キャンドゥのサイズは2種類で、ホワイト(ライター調べ)が発売中です。ダイソーとほぼ同じサイズで、100円アップのお値段です。生成り風のホワイトなので、部屋の色を揃えたい方におすすめです。
[サイズ]カラボで、キャンドゥのサイズ感を確認
ニトリのカラボに、キャンドゥ「ジッパー付きバスケット」を置いたサイズ感です。蓋なし収納ボックスに溜まるホコリが気になる方は、ストレスを減らすことができます。
▼蓋なし収納ボックス▼
次は、ダイソーとキャンドゥの収納実例です。
ダイソー「フタ付き収納 BOX」440円に、厚手のダブルサイズの毛布が入りました。冬のコート、毛布、衣替えもたくさん入ります。
キッチンでは、ホコリガードをしたい割れないモノ(お菓子作りグッズ、大鍋など)を。高さのある場所では、生活用品のストック収納を保管できます。
[実例2]ダイソーとキャンドゥのB4サイズは、万能ボックスに!
ダイソーとキャンドゥのB4サイズには、軽めのモノなら何でもOK! 例えば、保存食、お菓子、おもちゃ、パジャマ入れに。
テーブル上の散らかりを片付ける「一時置きBOX」にも◎です。プラスチック製の箱に比べ、一度に2〜3個の運び出しが可能なので衣替えに重宝しています。
[実例3]ダイソーとキャンドゥのA4サイズは、バッグとして使う!
ダイソーとキャンドゥのA4サイズです。DVDやコミック本など、重めのモノも大丈夫。ヘアやコスメグッズも、朝の身支度もが場所を選ばなくてOK。シューズバッグのように、このまま運び出して使うことを目的に活用できます。
筆者宅で15年以上使っている、フェローズのバンカーズボックスと比較してみました。アメリカ製の文書保存箱なので、とても頑丈です。でも、長く使うと欠点が目立ちます。出し入れの際に両手を使わなければならない。紙製だから、四隅の劣化が目立つ。落としたら、傷が付きやすい。フタの開閉が面倒。汚れが付きやすいなどです。プラスチック製の収納ケースも同じような欠点があります。
[魅力]100均のジッパー付き布製BOXが良い7つの理由
硬い収納ボックスに比べて、布製のジッパー付きボックスが使いやすい7つの理由です。
【1】片手で荷降ろしできる
【2】落としても床や本体に傷が付かない
【3】ジッパーの3分の1を開けて出し入れできる
【4】ホコリ汚れは、たたき落とせる
【5】衣類収納なら、一度に3〜4ケース運べる
【6】使わないとき、移動のときもかさばらない
【7】安い!
上記の理由から、筆者宅では硬い収納ケースを減らしています。とくに、大切なポイントは「安さ」です。ここ数年、収納グッズの進化が加速しています。より便利な仕組みに更新したいので、安価なほうが「見直し」がききます。収納ケースもモノなので「揃えるのに高かったから」では、意味がないように感じます。
[まとめ]
布製の収納ケースは、フックに掛けて使うこともできます。間口が広いので、1/3だけ開けるとバッグのように使うこともできます。また、使わないときはコンパクトになるので「暮らしが変わる予定のある方」におすすめです。日本には地震があるので、落下しても散らからない収納ケースとしても役立ちます。
※2021年4月26日初出の記事に再編集を加えています