フジテレビ系の『東京2020オリンピック』(7月23日~8月8日)でメインキャスターを務めた関ジャニ∞・村上信五。オリンピックのメインキャスターは初めてだったが、視聴者からは「村上くんのキャスターぶり、とてもいい」「安定感抜群だった!」などと、称賛の声も上がっていた。そんな大役を終えた村上は、8月8日深夜放送のラジオ番組『村上信五の週刊!関ジャニ通信』(ABCラジオ)で過去の悲しい“失恋エピソード”を語り、ファンが驚愕している。
きっかけはこの日の番組で、「初恋や初デートでの緊張など、初々しい思い出はありますか?」との質問メールを紹介したこと。村上は「どれを初恋とするかやけど……」と切り出し、中学時代に「おもくそフラれて。公園のブランコで1人、涙流したこともありますしね。そんな酔ってる自分が好きやってんな、あの頃は。“可哀想な俺”と思いながら、ブランコ乗ってた、放課後」と、苦い経験を回顧した。
ここで、番組スタッフが「どういうフラれ方だったのか」と詳細を求めると、「これ、スゴい生々しいけどね」と前置きしつつ、「中学校の時に、修学旅行に行くバスの席順を決めるクジがあったのよ。学級委員がそのクジを仕切るねんけど。(学級委員は)その当時、男の子1人、女の子1人やってんけど。俺、その学級委員になる女の子が好きやってんな」と説明し、意中の子の隣に座りたかった村上は、クジに“不正”をしようと考えたそう。しかし、同じ班同士で一緒に座る必要があったため、友達に「こんなん無理やで」と言われ、諦めたのだとか。
その後、「告白をしたのね、その子に」「ほいだらその子も『実は私もむっちゃんのこと気になってたんよ』ってなるから、俺の中ではもう両思いや。成立やんかって思ってて」と、あっさり思いが通じたという村上と女の子。そのまま修学旅行前日を迎えたものの、「先生が『緊急のホームルームや』言うて。『今回のバスの席順で不正をした子がいます』言うて。『な?』って言われて。俺はやろうと思ったけど、やらんかった。できんかった。誰や、そんなよからぬことを! って思ってたら、俺が好きな子やった。俺が好きな学級委員の女の子が不正を働いとってん」と、衝撃の展開が起こったとのこと。
村上は彼女の行為に驚いたそうだが、「俺の隣に来てくれるために不正を働いてた」と想像し、「これはなんなら、俺が(不正を)せなアカンかったんちゃうか?」と反省したそう。問題の女の子は生徒の前で泣きながら謝罪し、先生も「楽しく修学旅行行きましょう」となだめたことで、翌日には予定通り出発。そして、帰りのバスで村上は「修学旅行の思い出を話しながら、『放課後、一緒に帰らへんか?』」と女の子を誘ったものの、断られてしまったそう。そこで、村上は女の子の自宅に向かったというが……。
「俺なりに励まさなきゃいけないなって思って。いっぺん家帰って、制服から私服に着替えて、自転車乗ってその子の家の前に行ったのよ。ほんなら、俺の好きやった子と、別の男の子が家の前でしゃべっとんねん。俺、友達と2人で行ったんやけど。ほんなら、その男の子が告白してる感じやってんな。はっきりは全部聞こえへんかったけどな。ほんで、俺が好きだった子もちょっとウーって、泣いてる感じやって。その男の子が、俺の好きやった子をハグしたんや。抱きしめたんや」
と、衝撃の光景を目撃。その翌日、女の子に学校の踊り場に呼び出されたところ、「むっちゃん、ごめん。私、好きな人おんねん」と告げられ、「これ昨日のやつ(男の子)やんけ!」と察した村上は、「あ、わかった」と引き下がったという。
さらに「2学期になってわかってんけども、その僕が好きやった子のクジの不正っていうのは、その時、家の前で告白されたヤツ(男の子)の隣に座ろうとしていた不正やってん。それですべてが明らかになったのよ」と、切ない事実を明かした。
スタッフが「噛ませ犬感がスゴいですね」とイジったが、村上は「そっちのがお似合いやったけどな」と、相手は自分よりもふさわしい男性だったと受け止めているよう。なお、その女の子のフルネームは今でも記憶しているといい、「鮮明に覚えてる」「そんな過去があったから、自分がある」と前向きな一言で締めくくったのだった。
実は、村上が失恋をして“公園のブランコで泣いた”というエピソードは、熱心なファンの間で知られた話だったものの、ここまで詳しい経緯は聞いたことがなかったようで、ネット上には「村上くんがブランコで泣いた失恋話、ちゃんと聞いたのは初めてかも。ハグシーンの目撃なんて、少女漫画の世界じゃん」「『失恋してブランコで泣いた』って話は有名だけど、こんなに詳しい話は初めて聞いた」「中学時代とはいえ、自分の失恋話をここまでしゃべるジャニーズすごい……」などと、衝撃の声が上がることに。
また、「村上くんの恋の話、公園のブランコで1人で泣いてるところを想像したら涙が止まらない」「村上さんの失恋話が切なすぎて泣いた」「淡々と話してたけど、聞いてて胸が苦しくなった」といった同情の声も見受けられた。
学生時代のつらい経験を、赤裸々に告白した村上。彼にとっては成長できる良い出来事だったからこそ、こうして語れたのかもしれない。