• 月. 12月 23rd, 2024

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明日あなたが被害にあうかもしれない

夏ということで不思議で怖い話を……「血まみれ新聞紙女」の恐怖体験! 西麻布の交差点で夜中2時……

 今回は、夏ということで不思議で怖い話です。

 この数年、毎年夏になると夜に近所の公園に小学生の娘ココと行って、セミの幼虫を捕まえてました。自宅の植木に幼虫をつけ、そこで羽化して成虫する様子を観察するわけです。今年は引っ越しをしたのですが、新たな自宅には植木がない。どうしたものかと思ってたら、ココが「ここであれば幼虫も羽化できると思う」と、自分の自転車のカゴの網に幼虫を置いたのです。そしたら羽化の準備に入ったので、そのままカゴの網に幼虫を置いておきました。翌朝見てみると抜け殻だけあったので、無事にセミになって飛び立ったみたい。

 しかし翌日、ココの自転車のカゴの中にセミの死骸が! どういうこと? 成虫になったセミがカゴに戻ってきて死んだ? いや、セミは一週間ほど生きるのでそれはないか。じゃあ、別のセミがココの自転車のカゴの中で死んだ? まあ、考えられる原因はそれしかないか。

 なんか怖いなぁ……と思っていたら、さらにその翌日、玄関のココのスニーカーの中でセミの死骸が見つかった。ココは「偶然でしょ!」とまったく怖がらないけど、オレと妻くらたまは「セミの幼虫を公園から持ってきたからセミが怒ったんだよ! セミの呪いか?」と大騒ぎ。本当にマジでビビりました。

 だって、玄関に置いてあるスニーカーの中にセミの死骸が入るって、どういう状況? 玄関の天井にくっついてたセミが死んで、偶然スニーカーの中に入ったってこと? 偶然にしてもスニーカーに入るなんて、すごい確率でしょ! マジでセミの呪いかも……。

 さらに翌日、今度はベランダにセミの死骸! これは普通に寿命で死んでしまったセミだと思いますが……3日連続でセミの死骸攻撃を受けるだなんて、完全に呪われてる? 今後はもうセミの幼虫を捕まえないと決めました。そんな中でも、ココは「父ちゃんはセミの呪いとか言ってるけど、全部偶然!」と断言。まったく怖がらないんだよな。

 ちなみに、オレも心霊体験はまだありません。10代の頃は、心霊スポットや自殺の名所、廃墟によく行ってたんですが、幽霊を見たことはない。でも高校2年で伊豆諸島の新島に行った時、海をバックに友人たちと写真を撮ったら、そこになぜか座ってるお坊さんが写ってました。これは友人たちと、「あそこに坊さんはいなかった! 心霊写真だ!」と盛り上がりましたね。オレはこの心霊写真をネタに、女子たちに「うちに心霊写真あるから見ない?」と家に誘う口実にしてましたけど。

 幽霊は見たことないけど、恐怖体験はあります。20代後半のころ、どしゃ降りの雨の中、夜中2時くらいに西麻布の交差点でタクシーに乗ったんです。そしたら傘もささずにびしょ濡れの、ざんばら髪で、180cmくらいと背が高い60歳くらいの女性が突然のタクシーの前に立ち止まった。オレは「何事よ、マジで怖い……」とすでにビビってました。

 女性が運転手側の窓を叩くので、運転手さんが窓を開けて「どうしました?」と聞くと、いきなり新聞紙に包んだ真っ赤な物体を窓から差し出して、「これを福島まで届けてほしい」と言い出した。運転手さんが「はあ?」と聞き返すと、女は「ほら、3万円あるから」とお金も差し出す。新聞紙に包んだ物体はどう見ても血まみれの何か。犬か、もしくは赤ん坊か?

 運転手さんはオレに「どうします?」とのん気に質問をしてきたので、「運転手さん、すぐに窓を閉めて! すぐに車を出して!」と叫びました。運転手さんは慌てて、「あ、はい! すぐに出します!」と猛スピードで車を出した。運転手さんが「ヤバイヤバイ、後ろ後ろ!」というので後ろ見たら、女が全力ダッシュで追いかけてきてるじゃないですか! しばらく女を見てると、走るのをやめて、血まみれの物体を地面に叩きつけてる……。

 運転手さんが「今の女は何だったんですかね。血まみれの新聞紙は何が入っていたと思います?」と聞いてくるので、「どう見ても動物か赤ん坊ですよ」「福島まで届けてほしいって、意味がわかりませんね……」と答えながらもあっけにとられました。

 いやー、この出来事は怖かった! いま考えると、あのびしょ濡れのデカイ女は人間ではなかったのかも。だって180cmの婆さんっています? しかも“真っ赤に染まった新聞紙”と、持ってるアイテムも普通じゃない。

 オレが知らないだけで、一部の人には「口裂け女」のような新たな都市伝説になってるのかも。「血まみれ新聞紙女」とか? ちょっと語呂が悪いか。しかし、すっかり忘れていた記憶を今思い出したのは、もしかしてこの話をオレが関わっているネット番組などで「映像化しろ!」ということなのか? それだったらさらに怖すぎ!

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