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「冷房の温度上げたやつ誰だ!?」営業社員が大激怒! オフィスの冷房がキツい……「夏の冷え」に苦しむ38歳女性が試したモノとは?

 強い日差しだけでなく、蒸し暑さも続く夏。冷房の効いた屋内に入ると、スーッと汗が引いて気持ちいいですよね。しかし、体が冷えすぎてしまうため、「冷房が苦手」という方も多いのではないでしょうか。

 自分で冷房の温度を調整できればいいですが、職場などでは気を使ってしまいますよね。そこで今回は、薬剤師が「夏の冷え」の原因と対策を、ある女性の体験談を交えながら解説します。

1.冷えたオフィスに冷たい視線……アラフォー女性に居場所なし!

 今回ご紹介するのは、夏の冷えに悩む江美さん(仮名)38歳のエピソードです。

 冷え性の江美さんは、「どこへ行っても冷房が効いている夏の職場がつらい」と話します。手足の冷えに加えて、倦怠感や腰痛、肩こり、しびれといった体調不良も起きているそう。

「通勤の電車内や通勤の途中で立ち寄るカフェ、コンビニなど、どこもかしこも冷房が効いていて寒いです。やっとたどり着いたオフィスも地獄。デスクは空調に近い席だから、寒くて寒くて……」

 あまりの寒さに我慢できず、ある日、オフィスの冷房の温度を上げた江美さん。すると、外回りから戻ってきた営業担当のスタッフに「俺たちは汗水流して働いて帰ってきてんのに、冷房の温度上げたやつ誰だ!?」と、大激怒されたそうです。

「仕方がないから、冬物のジャケットを羽織って、ひざ掛け、ストール、厚手の靴下、ホッカイロなどを使って対処しましたが、同じパートの女性から『その格好、嫌味に見えるからやめたほうがいいよ。営業の男性社員たちから反感買ってるらしい』と言われてしまい、今は我慢して半袖で過ごしているのですが、体調は悪化するばかり……。厚着をしなくても体を冷やさない方法、何かありませんか?」

 冷えのメカニズムで考えなくてはならないのは、「自律神経の乱れ」。特に夏は、冷房の効いた室内と外の暑さとの大きな温度差に、体がうまく対応しきれず、自律神経が乱れやすくなります。

 自律神経が乱れると、血液の巡りが悪くなり、体の末端である手足から冷えていくことに。また、冷えた室内に長時間いることで、体温を維持しようと血管が収縮し続けるため、ますます血液の巡りが悪くなってしまいます。ほかにも、加齢や冷たいものの摂りすぎなど、夏はさまざまな原因が複雑に絡み合って、体が冷えやすくなるのです。

3.「夏の冷え」には漢方がおすすめ

 すっかり元気を失くしてしまった江美さんに、先ほどの女性パート社員が「私もこの職場が寒くてつらかったから、いろいろ試してみたんだけど、漢方で体の内側から改善すると、冷房の寒さだけでなく外の暑さにも強くなるよ」と助言してくれたといいます。

 さっそく漢方についてネットで検索してみたところ、自宅にいながら漢方薬を頼めるサービスがあったので利用してみることに。そこで薬剤師に勧められた「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」をしばらく飲み続けると、クーラーの効いたオフィスにいることが苦痛に感じなくなり、手足の冷えやしびれの症状も和らいでいったそう。

「もうしばらく、ここで仕事を頑張ってみようかなと思い、最近は資格試験の勉強を始めて、正社員を目指してるんです。体の冷えを感じなくなったので、カフェで長時間勉強をすることもありますよ」

 「夏の冷え」を漢方で改善した、江美さんのエピソードでした。

3-1.漢方で「冷えにくい体」を目指す!

 「冷えた体を内側から温めたい」「冷えやすい体質を根本から変えたい」そんな方には、漢方薬がおすすめです。

 漢方医学は、体のバランスを整えて自然治癒力を高めることで、体の内側から健康を目指すための学問。自然由来の医薬品として、漢方薬は医療現場でも使われています。

 また、漢方医学では体の冷えを2つに分け、自覚症状のある「冷え症」と、体質的な「冷え性」と考えます。「冷え」に使われる漢方薬は、外環境が原因で冷えた体(冷え症)を温めるだけでなく、根本的な冷えの原因や冷え体質の改善を目指すため、慢性的な冷え(冷え性)で悩む方にも最適といえるのです。

 それでは、体の冷えに使われる代表的な漢方薬をいくつかみてみましょう。

・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):体力がなく、冷え症で貧血気味の方に
エネルギーや血、水分の巡りを改善。体力と気力を補い、元気を取り戻すのを助けます。

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう):冷え症で、特に手足の冷えが強く、あまり体力がない方に
体を温め、熱を作る手助けをします。体の内部にもはたらき、冷えによる諸症状を改善する効果も。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):女性の悩み(月経異常や冷え症など)がある方に
血行を良くするのと同時に、水分代謝を整えることで、足腰の冷え症や生理不順を改善します。

 漢方薬は、体の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。しかし、たくさんの種類から自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

あんしん漢方

4.夏の冷房に負けない体で、灼熱の夏を元気に乗り切る!

 夏場は外気による暑さ対策だけでなく、室内での冷房による寒さ対策も必要になります。冷房で冷えた室内では、ストールなどで首周りを温めることも、冷え対策にいいでしょう。

 温かい食べ物を選んだり、ぬるま湯にじっくり入浴したり、日々の生活を少し意識するだけでも、夏の冷えから体を守ることはできます。さらに、内側から体質改善を目指したい方は、専門家の選ぶ「あなたに合った漢方薬」を試してみるのもいいかもしれません。