『news every.』(日本テレビ系)でメインキャスターを務める藤井貴彦アナウンサーが、8月17日放送の『スッキリ』(同)に、加藤浩次の代打MCとして登場。安定感ある仕切りが視聴者からの好評を博している。
今週いっぱい、夏休みを取得する加藤に代わってやって来た、“夕方の顔”藤井アナ。番組オープニングでは、『スッキリ』のキャリアとしては先輩にあたる岩田絵里奈アナに「おんぶにだっこさせていただきますので、よろしくお願いします」と低姿勢で挨拶していたが、やはり11年半3時間を超える生放送番組のMCを務めている実力はすさまじいものだった。
「大規模な浸水被害に見舞われている佐賀県の中継映像を見るや、藤井アナは即座に現場のリポーターに質問。『画面でとらえている水の流れですけれど、斜面からずっと水が出続けていると考えていいでしょうか?』『雨の状況を伝えてもらいましたけれども、一時強く降った時と比べると、だいぶ弱くはなっていると思いますが、ずっと降り続けている感じですか?』と、映像だけでは伝わりにくい情報を言葉にして伝えていました」(芸能ライター)
さらに、「この後も雨が強くなる可能性もあります。斜面の辺りに住んでいらっしゃる皆さんは、斜面から離れて安全な場所でお過ごしいただきたいと思います」と呼びかけるなど、独壇場が続いた。
一方、海外エンタメ情報を伝える「WEニュース」のコーナーMC・ウエンツ瑛士から「どんな洋楽とか洋画が好きですか?」と聞かれると、「どっちかというと、私は国内が好きなんですよね。ですので今日、勉強させてください。よろしくお願いします」と、謙虚な姿勢で頭を下げる一幕も。
ちなみに、ウエンツがコーナーの始まりでスタジオにやってくる際は、視聴者からのリクエストを受けてさまざまなことをしている。この日は、“後ろ向きのスキップ”だったが、ウエンツに誘われた藤井アナはイヤがることもなく、スキップを踏んで笑わせるお茶目な一面も見せていた。
「『news every.』の藤井アナといえば、メッセージ性のある言葉がネット上で称賛を集めています。コロナ禍において、『命より大切な食事会、パーティはございません』『感染者数に一喜一憂しないでください。この数字は2週間前の結果です。私たちは2週間後の未来は変えることができます』とコメント。最近は、東京五輪について『せっかくやるなら応援しよう、と言うつもりはありません。ただこの大会に純粋な思いを、努力を注ぎ込んだ人がいます。その人たちへのリスペクトは忘れたくありません』と話し、大きな反響を呼びました。昨年末に行われた『好きな男性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)では入社以来27年目にして初めてランクイン、3位につけています」(同)
その好感度の高さから、代打出演となったこの日は「藤井さんのおかげで、めちゃいい番組になってる」「加藤がいないと見やすくていいな」「もう加藤さんじゃなくて、藤井アナがレギュラーMCでいいんじゃない?」と、藤井アナの続投を希望する声が上がることに。
一方で、“夕方の顔”ということもあり「藤井アナがいると、1日が終わった感じ」「めっちゃ夕方感ある」いった声も寄せられた。
ちなみに明日の日替わりMCはウエンツ。番組には東京オリンピックで銀メダルを獲得した女子バスケ日本代表の選手たちが集結するというが、「ウエンツの仕切りはヤバそうだな」「明日どうすんだよ。藤井アナの後のウエンツMCはきついだろ」など、藤井アナの活躍によって、ウエンツにまで“とばっちり”が及んでいるようだ。
来週月曜日、番組に復帰する予定の加藤。藤井アナの活躍は耳に入っているだろうか?
(村上春虎)