8月17日午後8時から吉本興業公式YouTubeチャンネルとABEMAにて配信された『アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会』で、宮迫博之と蛍原徹が、2019年の闇営業騒動以来となる共演を果たした。
ネット上では視聴者から、宮迫と蛍原のそれぞれの思いやスタンスの違い、ゲスト出演者たちの“雨上がり愛”についてさまざまな声が上がっていたが、一部業界関係者の間では、「解散発表をめぐる、東野幸治の“ブッコミ発言”」が話題になっているという。
雨上がり決死隊の解散は、同日昼過ぎに吉本興業が発表。コンビ解散とともに、番組配信を伝えるリリース情報がマスコミ各社に送られた。
「しかし、同日早朝にニュースサイト『スポニチアネックス』が、コンビ解散の情報をスッパ抜き、午前中にはほかのメディアも追随して報道。吉本から正式なリリースがある前から、すっかり“公のニュース”となっていました」(芸能ライター)
その後配信された『アメトーーク』の動画内では、蛍原が東野に、吉本の公式発表前にコンビ解散を伝えていたことが明かされた。
「東野としては、いち早く秘密を抱えてしまったことを悩ましく思っていたようですが、その流れで“情報漏れ”に関するトークが展開されました」(同)
収録は解散発表当日の「午前中」ということが配信中に出演者から明かされているが、本来であれば、この時点では、世間は誰も解散や収録のことを知らないはずだった。そのため宮迫は「解散(報道)が朝イチで出たでしょ? 僕は(リークしたのは)東野さんだと思っている」と発言。対して東野は「ホンマのこというと、スポニチと吉本がズブズブや思ってる」と返答し、「吉本、バレてんねんぞ! 誰やチクッてんの!!」と声を荒げた。
すると、ゲストの一人であるFUJIWARA・藤本敏史も「だいたい『スポニチ』ですよ、(吉本の)デカいネタは」と同調。スタジオは爆笑に包まれていたが……。
「確かに、ナインティナイン・岡村隆史の結婚など、近年、吉本絡みのスクープは、『スポニチ』がいち早く報道する状況が続いています。東野の口ぶりからは、会社同士の“癒着”を感じさせますが、実は今回の出演者らをはじめ、吉本関係者の大半は“リーク犯”の正体を、すでに把握しているようです」(テレビ局関係者)
なお、リーク犯と目されているのは吉本のスタッフではなく、現役の吉本芸人・Xなのだという。
「関西を拠点とする中堅芸人で、複数の大物芸人や、吉本幹部ともパイプを持っている。『芸事より情報屋として動くことに熱心なのでは』という皮肉の声も聞かれるほど、もはやXのリークは周囲からバレバレ。しかし、情報を漏らすのは決まって『スポニチ』であることから、よほど同紙にはウマが合う記者がいるのでしょうね」(同)
相次ぐXによる“タレコミ問題”から、一部所属芸人からはこんな声も。
「今度Xさんに何か聞かれたら、あえて“嘘情報”を教えようかなと皆で話しています。誤報を伝えてしまうとなると、新聞社サイドとしても問題になりますし、Xさんも少しは頭を冷やしてくれるでしょうから」(吉本芸人)
「吉本ネタ」をめぐっては、“スポニチ・Xライン”と吉本芸人の間で情報戦が繰り広げられそうだ。今後の「スポニチ」の報道に注目したい。