8月20日放送の『ウワサのお客さま』(フジテレビ系)で、カルディマニアが出演する。情報番組やワイドショーで頻繁に紹介される、カルディコーヒーファームといえば、よそではお目にかかれない調味料が魅力。カルディオリジナルの商品や、スーパーで見かける一般的な商品まで、いろいろな調味料があって、迷ってしまいますよね。
そこで、サイゾーウーマンでこれまで紹介してきたカルディで販売されている調味料を一挙に紹介。根強い人気を集める「ぬって焼いたら」シリーズや、変わり種のドレッシング、さらには定番調味料のアレンジレシピまで、まとめて振り返ります。
カルディとは
コーヒーや酒類、輸入食品だけでなく、自社のオリジナル商品も販売するカルディコーヒーファーム(株式会社キャメル珈琲)。その店舗数は、国内460店舗(2020年8月現在)でオンラインストアも展開しています。
1号店は1983年に東京・世田谷区の下高井戸にオープンし、コーヒー豆や、主に業務用のパスタ、トマト缶などを販売。名物の店頭でのコーヒー提供サービスは、1992年に下北沢店でスタートしたとか。現在は、小売りだけでなく店内にコーヒースタンドを併設した店舗やベーカリーやカフェバーを併設した店舗も展開。2018年には、台湾に1号店をオープンしました。
輸入食品や海外の酒類など数多く取り扱っていますが、特に注目なのは、カルディでのみ販売される和食材のオリジナルブランド「もへじ」の商品。同社が設立した「株式会社もへじ」によるアイテムで、カルディでしか買えない商品となっています。
情報番組やバラエティ番組などで紹介されて売り切れになることも多いカルディの商品。今後も要チェックです。
カルディのオリジナル調味料
ぬって焼いたらカレーパン(110g、306円)
「ぬって焼いたらカレーパン」はカルディのオリジナル商品。乾燥マッシュポテトや乾燥玉ねぎ、カレーシーズニングが入っていて、開封するとカレー味スナックのような香りが漂います。
食パンにたっぷり塗って焼くと、カレーの香ばしい香りが漂い、食欲をこれでもかというほどに刺激! 食べてみると、カレーパン特有のサクサク感とオイリーなジューシーさが口いっぱいに広がり、これはまさにカレーパンそのものの味と食感です! ただ塗って焼いただけなのに、この再現率はお見事といえるでしょう。
・おいしさ度 ★★★★★(カレーパンの香ばしさを完全再現!)
・コスパ度 ★★★★☆(調味料としても使えそう)
・また買いたい度 ★★★★☆(カレー好きならストックしておきたい)
小倉あんバター(140g、429円)
「小倉あんバター」はカルディの和材ブランド「もへじ」の商品。北海道産あずきのつぶつぶ感もあり、食べ応えがありそう。肝心のお味あんこの甘さとバターのまろやかさが感じられ、申し分ない満足感。あんことバターと聞くと、くどそうというイメージを抱く方もいるかもしれませんが、逆にあんこのくどさが、バターによって口あたりなめらかになっている印象です。
・おいしさ度 ★★★★☆(あずきのつぶつぶ感が◎)
・コスパ度 ★★★☆☆(和のデザートにちょい足しも)
・また買いたい度 ★★★☆☆(手軽にあんこ欲を満たせる)
あまおう苺バター(255g、753円)
「あまおう苺バター」はカルディのオリジナル商品。福岡県産あまおう苺が使われており、見た目がスイートなピンクでかわいい! 味は、甘くてほんの少しだけ酸っぱい、王道のいちごバターといえるでしょう。これさえあれば、いちごジャムとバターを別々に用意しなくても、手軽にいちごバタートーストが楽しめます。
・おいしさ度 ★★★★☆(王道のいちごバター味)
・コスパ度 ★★★☆☆(トッピングとしても活用できる)
・また買いたい度 ★☆☆☆☆(753円はちょっと高い?)
コーヒーホイップクリーム(110g、306円)
「コーヒーホイップクリーム」はカルディのオリジナル商品。カルディで一番人気のコーヒー「マイルドカルディ」を使ったクリームで、極細挽きのコーヒー豆が入っています。ふわふわのクリームをトーストした食パンに塗って食べてみると、コーヒーそのものの味というよりは、カフェモカのような味。コーヒーの苦味が強すぎないので、コーヒーが苦手な人でも食べられそうです。
・おいしさ度 ★★★☆☆(甘めのカフェモカ風味)
・コスパ度 ★★☆☆☆(パンに塗る以外に使い道がなさそう)
・また買いたい度 ★★★☆☆(ちょっと甘さが強すぎる気も?)
豆乳ドレッシング シェントウジャン風(200ml、351円)
「シェントウジャン」とは、台湾の定番の朝食メニューで、豆乳にお酢を加えて作る、おぼろ豆腐のようなスープです。酸味が強めのさっぱりした味わいで、時折豆乳のまろやかさも感じられます。クセが強すぎず、ポン酢にも似た味なので、お豆腐や寄せ鍋、餃子など、ポン酢に合うものであれば高確率で相性が良さそうです。
・おいしさ度 ★★★★★(シェントウジャンそのものの味)
・コスパ度 ★★★★☆(ポン酢代わりに使える)
・また買いたい度 ★★★☆☆(酸味が好きな人にはおすすめ)
しびれ麻辣だれ(200ml、398円)
唐辛子や花椒、ラー油などが入っており、真っ赤な見た目でいかにも辛そうです。サラダにかけて食べてみたところ、麻辣の香りと辛みが口いっぱいに広がりました。なかなか本格的な辛さで、辛いモノが苦手な人にはおすすめできないレベル。麻辣特有の香りと味にかなりクセがあるので、サラダの定番ドレッシングとして常備するというよりは、変わり種としてたまに食べたくなる味かもしれません。
・おいしさ度 ★★★☆☆(麻辣の香りと辛みが強烈)
・コスパ度 ★★☆☆☆(麻辣に合うものは限られる?)
・また買いたい度 ★★☆☆☆(刺激的だけど飽きそう?)
ムエタイソース(220ml、398円)
「ムエタイソース」は、ドロッドロで濃厚なドレッシングです。開封すると、スイートチリソースのような香りが辺り一面に広がります。これも「しびれ麻辣だれ」同様、香りだけでも好き嫌いが分かれそうです。サラダにかけて食べてみると、スイートチリソースに甘みと辛みをさらに足して、より濃厚にしたような味わい。普通のサラダが一気にアジアンテイストになりました。生春巻はもちろん、塩コショウをかけて焼いたお肉のつけダレにして、アジアン風の焼肉を楽しむのも良いかも。
・おいしさ度 ★★★★☆(パクチー好きにはたまらない)
・コスパ度 ★★★☆☆(味が濃いので少量でも満足)
・また買いたい度 ★★★☆☆(料理が一気にアジアンテイストに)
カルディで買える定番オススメ調味料
ハリッサ
ハリッサとは、唐辛子をベースに作られるペースト状の辛口調味料です。見た目は真っ赤で中華系の調味料を思い浮かべると思いますが、実はモロッコやチュニジア、フランスでも好んで食べられている万能調味料なんです。赤唐辛子にパプリカ、にんにくなどの香味野菜、その他にオリーブオイル、クミンやコリアンダーなどのスパイスがたっぷり、辛味はマイルドでエキゾチックな香りとうま味がたまりません。
ハリッサ使い切りレシピ:鮭と野菜のハリッサチーズ蒸し鍋
バジルペースト
バジルペーストとは、バジルの葉、ニンニク、松の実、パルメザンチーズ、オリーブオイルなどをすり鉢やミキサーでペースト状にしたもの。ジェノバで生まれたことからジェノベーゼソースやペストジェノベーゼとも呼ばれ、パスタには必須アイテム。濃厚な味わいを作り上げてくれますね。イタリアではそれぞれの家でホームメイドペーストを作っているとか。松の実にはレモンがよく合うので、仕上げにひと絞りするがおススメです。抜群の味わいにしてくれますよ。
バジルペースト使い切りレシピ:豚しゃぶのバジルバケットサンド
ココナッツミルク・ココナッツパウダー
ココナッツミルクというと、エスニックカレーにしか使わない! という人も多いのではないでしょうか。「ココナッツミルク」は“ココナッツの果実”部分から取れるミルク状の液体のことで、「ココナッツミルクパウダー」はこの液体を蒸発させ、粉末にしたものです。パウダーの成分や使い道は、ココナッツミルクと変わらず、料理やドリンクにと幅広く使えます。お湯や豆乳、牛乳などにも溶かして使え(80度以上のものに溶かすこと)、保存がきくので扱いやすさもあります。
ココナッツミルク使い切りレシピ:ココナッツミルクの冷そうめん
タバスコ
唐辛子を原材料にしたソースや醤は世界中で人気ですよね。その中でもレッドホットチリソースで大人気なのは「タバスコ」と呼ばれるペパーソースです。
今や、ピザやパスタにはなくてはならない辛味調味料。ちなみに、メキシコ州でよく使われ、世界中にもある唐辛子の品種名の一つでもあります。1868年アメリカの会社によって発売された「タバスコ」は商品名です。原材料はとってもシンプル。唐辛子に塩と酢、この3つだけ。唐辛子をつぶして塩を加えて発酵・熟成させ、最後に酢で調味するようです。甘く刺激的な香りと、酢と絡まりあった唐辛子の辛みが絶妙なバランス!
タバスコ使い切りレシピ:ゴーヤと豚バラの塩辛レンジ蒸し
スイートチリソース
生春巻きや揚げ物のつけだれや中華のエビチリのイメージが強いですが、実は和洋中のどんな料理にもよく合う万能ソースです。小皿に取って、何にでもちょこちょこっと、つけて食べる! そんな食べ方がとてもよく似合うおしゃれな調味料です。「チリ(Chili)」という言葉は唐辛子(チリペッパー)のことで、「チリソース」は一般的に甘味は少なく、トマトソースをベースに唐辛子の辛みと旨みが活きているソースです。「スイートチリソース」と買い間違えないよう注意して選び、開封後は冷蔵庫で保存しましょう。
スイートチリソースの使い切りレシピ:スイチリタコサラダ
コチュジャン
コチュジャンは、中国生まれの豆板醤とは違い、直接炒めるのには向かず、加えて和えるなどの使い方が合うようです。焼肉の時に、サンチュとともに欠かせませんね。ビビンパに添えたり、チヂミやトッポギなどに使われたり、チゲなどの鍋物、炒め物、和え物の調味に幅広く使われています。最近は、水飴などを使った甘さが強いコチュジャンが多く出回っていますが、唐辛子の辛みを楽しみたい方は本場韓国ブランドの商品を選んでみてください。
コチュジャンの使い切りレシピ:【ささみ肉とパプリカの韓国風トマト煮】
ナンプラー
「ナンプラー」、生春巻きなどでおなじみのタイ料理に欠かせない調味料のひとつですね。「ナンプラー」というと、なじみがないように感じるかもしれませんが、日本で昔から作られている「しょっつる」「いしる」などと同じく「魚醤」と呼ばれる発酵調味料。タイでは日本の醤油のような存在で、かけたり、つけたり、料理に加えたりと、なくてはならない調味料です。
ナンプラー使い切りレシピ:エスニック風常夜鍋
麻辣醤
麻辣醤とは、大豆味噌に、花椒(ホアジャオ)の舌がしびれるようなピリッとしたパンチのある辛味「麻(マー)」と、唐辛子の舌を刺激する強烈なヒリヒリした辛味「辣(ラー)」が、ほどよく混ざり合った中華系の辛い味噌のことです。別名「花椒辣醤(ホアジャオラージャン)」とも言われている、中国四川風調味料です。辛いだけでなく、香りは爽やか、濃厚な旨味が特徴で、まろやかな風味で奥深い甘味さえ感じさせる複雑なおいしさ。後味がさっぱりしているのもうれしいですね。
アレンジレシピ:アボカドとちくわの麻辣醤あえ
煎酒
「煎酒」、初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思いますが、日本最古の料理書といわれている『料理物語』に書かれている調味料です。江戸時代、醤油が一般家庭に出回るまで、各家庭で当たり前のように手作りされ、食卓に欠かせなかったのが「煎酒」です。醤油に比べて塩分量も少なく、梅の風味が生きたまろやかな口当たりがおいしさのポイント! かつお節の旨味と梅酢のさわやかな酸味と塩味が、料理の素材を生かしながら、贅沢な味わいに仕上げてくれます。
アレンジレシピ:洋風炒め野菜ご飯
かんずり
「かんずり」とは、約400年前の戦国時代、上杉謙信の頃から親しまれてきた伝統調味料です。冬、寒さの厳しい新潟県の妙高あたりでは体を温める効果のある唐辛子を使った“手前みそ”ならぬ“手前かんずり”が作られてきました。現在でも、各家庭にあって当たり前の「かんずり=寒造り」は発酵香辛調味料です。
アレンジレシピ:ブリとアボカドの甘辛ヨーグルトサラダ