女優・森七菜が8月20日、音楽ユニット・YOASOBIのAyaseプロデュースによる配信限定シングル「深海」をリリースした。本業であるはずの女優としての話題はとんと聞かなくなっているが、業界関係者によれば「ドラマの仕事が消えてしまっていた」ようだ。
森といえば、2016年に地元の大分で芸能事務所・ARBREのスカウトを受けて芸能界入りすると、19年には菅田将暉が主演を務めた1月期の連続ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)にレギュラー出演したり、同7月に公開された新海誠監督のアニメ映画『天気の子』でヒロインの声優に抜てきされたりと、ブレークを果たした。
「20年10月期には『この恋あたためますか』(TBS系/以下『恋あた』)で連ドラ初主演を飾ったほか、同年から出演する『オロナミンC』(大塚製薬)のCMでホフディランの『スマイル』をカバーし、音楽番組にも出演するように。そんな順調な活躍を見せていた中、今年1月14日、森が使用していたインスタグラムアカウントが突然消えたかと思うと、同日午後にはARBREのホームページからも彼女のプロフィールが削除され、ネット上のファンが心配する事態になりました」(芸能ライター)
その後、1月24日に森とソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)のエージェント業務提携が発表されたが……。
「複数のメディアで、森がARBREから離脱した背景には、彼女の母親による“介入”があったと報じられました。母親は娘の現場についてきたり、仕事内容にも口を出したりしていたほか、ギャラをめぐってARBREとトラブルを起こしていたといいます。森もまた、母親主導の強引な移籍に従ったということで、業界内外でイメージが悪化。そのため、SMA移籍後はしばらく活動をしないでおとなしくしていたようです」(同)
そんな森も、4月にはロッテ「パイの実」のCMに登場し、7月14日放送の『2021 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)で歌唱するなど、少しずつ芸能活動を再開している。新曲「深海」が配信された今月20日には『ミュージックステーション SUMMER FES』(テレビ朝日系)にも出演し、同曲を披露。ネット上のファンは喜んでいたが、業界内では「もう女優として返り咲くのは難しそう」という声も聞かれる。
「実際、一度ポシャっていたあるドラマの話は“復活”しなかったといいます。それは『恋あた』の中心スタッフが制作する、漫画原作のファミリードラマ。来年放送予定で、主演は堤真一だそうです。森は『恋あた』クランクアップ直後、スタッフ側から『次回も是非!』と熱烈オファーを受けていたそうですが、独立騒動が勃発すると早々にキャスティング候補から名前が消え、SMAとの業務提携が明らかになってからも、森の名前が再浮上することはなかったとか。そのほか、今年3月時点では漫画家・小山愛子氏の『舞妓さんちのまかないさん』(小学館)を原作としたNetflix配信ドラマの出演が内定しているという話もありましたが、これに関してもその後、“出演が決まった”などといった新情報は出ていません」(テレビ局関係者)
年内はせめて現状を維持し、来年にも再び話題作で活躍する森を見ることができるといいのだが……。
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