TBSが「週刊女性」(主婦と生活社)に対して「完全出禁」を通達し、「局内を騒然とさせている」(同局関係者)という。その原因は、8月17日発売の同誌に掲載された、同局の小林廣輝アナウンサーをめぐる記事のようだ。
6月11日発売の「フライデー」(講談社)によって、複数の交際女性との交際が明るみとなり、「6股疑惑」にまで発展した小林アナ。現在表舞台からは完全に姿を消しているが、「週刊女性」は彼の母親に直撃取材を敢行。その結果、TBSから「絶縁宣言」を告げられたようだ。
「6股スキャンダルによって、レギュラー番組もすべて『出演見合わせ』となった小林アナ。今回『週刊女性』は、『今もアナウンスセンターに所属し、出社もしている』という彼の近況を伝えるとともに、母親にも直撃取材を行っています。事態について本人から報告があったことや、『しばらくここでプータローしてましたよ(笑)』と、報道直後は実家に帰っていたことなど、母親はざっくばらんに回答していました」(芸能ライター)
一方、TBS上層部は、この内容が記事化されることを「週刊女性」サイドから伝えられた時点で激怒したという。
「このコロナ禍で当事者ではない家族に、県またぎのアポなし取材を行うとは非常識だと猛抗議を行ったそうです。騒動から2カ月以上がたち、ようやく沈静化してきたという思いもあったでしょう。しかし、その訴えは聞き入れられず、記事化されてしまった。これを機に、局内には『「週刊女性」だけでなく、主婦と生活社と関わるすべての業務を禁止する』との通達がありました。実際に17日以降、TBSの番組で、同社の刊行物が紹介される予定だったものの、直前になって消滅してしまったといいます」(TBS関係者)
TBSサイドがここまで激怒した理由については、同誌が謝罪するまでの騒動に発展した過去の“遺恨”も影響していると言われる。
「『週刊女性』は、今年2月、1月期放送の元TOKIO・長瀬智也主演連続ドラマ『俺の家の話』(TBS系)をめぐり、ドラマ撮影のリハ中に長瀬が『プロレス技でADを負傷させていた』と報道。3月には公式サイト上で『再取材の結果、そうした事実の確認はできませんでした』とした上で謝罪しています。この時も、記事化の知らせを受けたTBSは『そんな事実はない。絶対に記事にしないで』と主張。ジャニーズ事務所も同様に、事前の事実確認の段階で否定していたものの、結局記事は止まりませんでした。それから半年足らずで、またもいざこざが発生したとあって、TBSとしては『話の通じない出版社とは仕事できない』と判断するに至ったのでしょう」(同)
「仏の顔も三度」を待たずして勃発した今回の“出禁騒動”。果たして同社からTBSに対する、今年二度目の謝罪は行われるのだろうか。