まだまだブーム継続中の高級食パン。その牽引役ともいえるのが、全国展開している高級生食パン「乃が美」ではないでしょうか? 実はこの乃が美、大阪発祥。ほかにも大阪には有名高級食パンの専門店が数多くあるんです! ということで! 今回は「大阪発祥」の高級食パン3個を食べ比べしてみました。
高級食パン専門店、乃が美・嵜本・非常識
今回食べ比べをしてみたのは、この3店舗です。
・高級「生」食パン専門店 【乃が美】
・高級食パン専門店【嵜本】
・高級食パン専門店【非常識】
名前の知れた有名店からたくさんの行列をつくるお店や、そのネーミングセンスとショッパーのプリントに惹かれて選んだお店などの3店舗です。
順番にお店を紹介していきたいと思います♪
高級「生」食パン専門店 【乃が美】
「乃が美」は、2013年10月に大阪で創業。 耳までやわらかくて甘みがあるのが特徴で、またたく間に大ブームとなり、創業からたった5年で100店以上に増やしたとか。21年8月現在は全国に235店舗を構えています。
乃が美の高級「生」食パンは1日に5万本売れているほど人気です。
ネットの口コミを見ていると、「とにかく甘みがあって耳がおいしい!」「もはや耳が本体なのでは?」というような、耳の甘さを絶賛する声が多く上がっていました。実食の際には、そこに注目して食べてみたいと思います。
高級食パン専門店【嵜本】
「嵜本」は、17年11月12日に大阪難波に1店舗目がオープンした高級食パン専門店です。大阪発祥のチーズタルト専門店 PABLO(パブロ)のオーナー嵜本将光さんが手掛ける新ブランドとしてオープンしました。
嵜本の店舗の斜め前には「高級食パン嵜本& jam(アンドジャム)」があり、嵜本の食パンが食べられる10席ほどのイートインのカフェスペースがあります。
午後2時頃に到着したのですが、すでに5組くらいのお客様が並んでいました。店舗の外装や内装もとてもお洒落なのでSNS映えします。そのこともあってか一時期インスタグラムにはたくさん写真がアップされていました。
食パンの焼き上がりの時間が店前の看板に表示されていたので、チェックしてから買いに行くとよいかもしれません。
ネットの口コミを見ていると、「飽きない味!」「時間がたってもおいしい!」というような声が多く上がっていました。
高級食パン専門店【非常識】
「非常識」は、さまざまな高級食パンを大ヒットさせている、ジャパンベーカリーマーケティング株式会社の岸本拓也さんがプロデュースをしているそうです。運営は、カフェレストランや「生クリーム専門店 ミルク」や「生タピオカ専門店 モッチャム」などの人気店を手がけている、大阪に本社を置くオペレーションファクトリー。
豪華なコラボによって誕生した「非常識」なくらいおいしい食パンだということですね……! ちなみに現在は、大阪難波にしか店舗がありません。
あと気になるこの食パンの顔…。ショッパーにもこの顔がプリントされています(笑)。
ネットの口コミを見ていると、「普通の食パンじゃない!」「バターや生クリームが濃厚すぎる!」というような声が多く上がっていたので、そこに注目して食べてみたいと思います。
今回はどの店舗も、一番王道で代表的なノーマルな食パンを購入してきました。まずは、「乃が美」からいただきます。
今回購入したのは「生食パン」ハーフサイズ(一斤)432円(税込) です。
文句なしの王道食パン! という感じ。
【生のままで食べた感想】
・柔らかさも程よくあり、クチコミ通り耳までおいしい!
・少し弾力もありしっかりとしていながら、しっとりしている。そして甘い!!!
【トーストで食べた感想】
・トーストしても耳はもちろんおいしい。
・文句なしの王道食パン。
【総評】
香り :★★★★☆
柔らかさ:★★★★☆
味わい :★★★★☆
嵜本「極美ナチュラル食パン」一斤 500円
嵜本で購入したのは「極美ナチュラル食パン」一斤 500円 (税込) です。
クチコミで「時間がたってもおいしい!」とあったので、あえて購入してから2日後に食べました。
味にクセがないので飽きない味だというクチコミは納得。時間がたっても嵜本の食パンだけが型崩れしなかった。
【生のままで食べた感想】
・とにかく柔らかい。食パンの中心が特に柔らかい。
・乃が美のような甘さはないけれど、ほんのり甘い。
・サンドウィッチにはぴったりのパンかもしれない。
【トーストで食べた感想】
・生よりトーストした方が個人的にはおいしい。
・焼いて時間がたっても、しなしなにならなかった。ホットサンドにも向いている?
【総評】
香り :★★★★☆
柔らかさ:★★★★★
味わい :★★★☆☆
最後に非常識は「プレーンな『非常識』」2斤 800円(税込) です。
非常識では一斤のハーフサイズの販売はなく、全て二斤一本サイズでの販売でした。
一口食べて「これは食パンなの?」と思いました。デニッシュ生地のようにしっとり、ズッシリしていて、初めて食べるタイプの食パンでした。子どもが好きそうだな、とも思いました。
【生のままで食べた感想】
・クチコミ通り、バターと生クリームの味がとにかく濃厚。
・食パンというよりデニッシュ? しっとりしている。
・おやつ代わりに食べてしまいそう。
【トーストで食べた感想】
・元々がすごく柔らかいので、トーストすると表面がカリッとして違う食感が楽しめる。
・時間がたつとしなっとする。
・トーストしてもハチミツとかジャムは必要ないかも……。
【総評】
香り :★★★☆☆
柔らかさ:★★★★★
味わい :★★★★☆
「生で食べて」「トーストで食べて」それぞれ一番おいしいのは……?
どの店舗のパンも人気店だけあって、本当においしいんです。その中でも、生で食べてパン本来のおいしさを感じられたのは「乃が美」。ほどよい甘みがあって耳までおいしい、王道の食パンだな〜と感じました。人気の理由は、シンプルながら王道なおいしさにあるのかもしれません。
一方、トーストで食べて一番おいしかったのは、選ぶとすれば「嵜本」です。パンの中心部がすごくホワホワでフカフカで柔らかいのですが、焼くとさらにその感触が引き立ちます。外はカリカリ、中はフワフワ。文字通りの食パンでした。
「非常識」はどちらにも当てはまらなかったのですが、もちろん本当においしいです。デニッシュ生地のようなズッシリ感とバターと生クリームの濃厚さは、「これ食パンなの?」という感じで、「非常識なおいしさだわ!」と感じました(笑)。あの顔にはなりませんでしたが、笑顔になるレベルにはおいしかったです♪
金額は決して安くはないので、おいしいことは大前提として食べましたが、3つともそれぞれに本当に美味。その中でも共通して言えるのは「耳がおいしい!」ということですね。
夫は食パンの耳が苦手なのですが、どれを食べても「耳がおいしい」と連発していました(笑)。「耳が食べやすい」のではなく「耳がおいしい」食パンって、スーパーにはなかなかないよな〜と思いました。
スーパーで購入するよりも金額は何倍もかかってしまう高級食パンですが、高いのには意味がありますね。それぞれの作り手のこだわりが感じられる高級食パン。これを機にハマってしまいそうです(笑)。その日の気分や食べ方などで、どの食パンを購入するのかを決めるのもおすすめです♪