8月21〜22日に日本テレビ系で放送されたチャリティー特番『24時間テレビ 愛は地球を救う』。この中で、同局の人気番組『世界の果てまでイッテQ!』のメンバーがある企画に登場したのだが、ネット上で「なぜ今やるのか?」と疑問や批判の声が上がったという。
『24時間テレビ』最初の企画として、「日本全国想いを重ねるハーモニー イッテQ!女芸人大合唱!」を放送。『イッテQ!』レギュラー出演者の森三中、おかずクラブ、ガンバレルーヤ、たんぽぽ・川村エミコ、フォーリンラブ・バービー、いとうあさこ、椿鬼奴が登場し、全国各地にある学校の合唱部の生徒たちと一緒に、シンガーソングライター・中島みゆきの名曲「時代」(1975年)を合唱した。
「『イッテQ!』メンバーは、今回のために岩手や北海道、千葉、東京などにある強豪合唱部を持つ中学校や高校を訪れて、1カ月間練習したそう。その後、『24時間テレビ』の会場である両国国技館で、千葉にある高校の生徒と合唱を披露。練習に協力したほかの学校は、映像で出演していました」(芸能ライター)
この企画について、ネット上では「合唱、すごく胸に来るものがあった。感動した!」「生徒たちの頑張りが素敵だった。応援したい」などと称賛された一方、「コロナ禍に合唱って……なぜ今やるのかわからない」「ただでさえコロナ禍の『24時間テレビ』は賛否あるのに、合唱企画とはあきれた」といった厳しい意見も多い。
「同番組が始まった21日には、ニュースサイト『週刊女性PRIME』が『イッテQ!』の番組スタッフ約10名が7月30日にバーベキューを開催し、参加メンバーの新型コロナウイルス感染が発覚したと報道。この影響もあってか、ネット上では『どういうつもりでこの企画をやってるの?』『バーベキューに合唱企画、日テレは感染対策の意識が低い』など、辛らつな声も見られます」(同)
なお、15日に通常放送された『イッテQ!』では、レギュラーであるイモトアヤコの妊娠を発表し、視聴者から祝福の声が多数上がっていた。バーベキューの開催報道や合唱企画は、こうした明るいムードを一転させたようだ。
「ちなみに今年の『24時間テレビ』は、世帯平均視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。これは44回あった番組放送史上29位タイと、“いい結果”とは言い難い。『イッテQ!』自体は、毎週安定して10%以上の視聴率を誇る人気番組ですが、『週女』の報道に続き合唱企画が批判を浴びたことで、次回以降、世間の目はより一層厳しくなるかもしれません」(同)
これ以上、視聴者に不信感を抱かせないよう、まずはスタッフの感染対策を見直すべきではないだろうか。