――ジャニーズチェックに連日精を出すジャニオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!
B美……永遠の29歳 人生の半分以上をジャニーズに捧げている、ジャニオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルはKis-My-Ft2・北山宏光。
C子……永遠の35歳 デビュー組からジャニーズJr.に降りた月刊誌編集者。好きなアイドルは若い子。
ジャニーズの成人式が懐かしい! なにわ男子から“復活”に期待
B美 ジャニーズ事務所の名誉会長・藤島メリー泰子さんが8月14日に亡くなったね……。ジャニーズファンにとっては、“メリー喜多川”の呼び名で浸透していたり、2016年のSMAP解散騒動の時もよく名前を目にした。
C子 19年7月に創始者のジャニーさん(ジャニー喜多川氏)が亡くなって、メリーさんまで……。ジャニーズの礎を築いたジャニーさん、メリーさんが事務所からいなくなってしまって、心にポッカリ穴が開いたようだよ。
B美 そうそう、ちょうど「J-GENERATION」21年9月号(鹿砦社)が「名シーンで振り返る ジャニーズ20年史(前編)」という特集を組んでいて、これを見てたから、よりしんみりしちゃった。「J-GENERATION」が次号で100号を迎えるらしくて、その記念の特別企画なんだって。この前編は、2000~2010年の秘蔵ショットを蔵出ししてるんだよ。
C子 ホントだ~。2ページ目は「2000年 ジャニーズJr.黄金期」の写真が載ってる!! 黄金期といえば、1990年代後半から2000年代前半にかけて、今でいう嵐とか関ジャニ∞メンバー、滝沢秀明が人気を集めていた時代だよね。Jr.だけのバラエティとかが放送されて、ドラマにも進出したり、一大旋風を巻き起こしたイメージだわ。
B美 これは当時のバラエティ『ガキバラ帝国2000!』(TBS系)の会見か何かの写真だね。タッキーはもちろん、今井翼、嵐・相葉雅紀、櫻井翔、二宮和也、松本潤や、生田斗真、山下智久、関ジャニ∞・渋谷すばる、錦戸亮、村上信五、横山裕もいるね。錦戸なんてまだ背が小さくて、ヨコと頭一つ分ぐらい差があるよ。
C子 その錦戸が、3ページの「2005年 懐かしい成人式」だと、もう成人を迎えてるんだ。ジャニーズって、毎年1月に新成人メンバーがこうして東京・明治神宮で成人式を行って、ファンにお披露目されるのが恒例行事だったよね。05年は錦戸、生田、NEWS・小山慶一郎、関ジャニ∞・安田章大、KAT-TUNとしてデビュー前だった赤西仁もいる。「立会人」っていって、ジャニーズの先輩も出席するのが決まりだったけど、この時はTOKIO・国分太一だって。
B美 せっかくの晴れ舞台なのに、3ページの錦戸の顔、どうした(笑)!? 赤西が拡声器を使って挨拶している場面で、錦戸は半目なのがもったいないね。それにしても、ジャニーズの成人式が懐かしいな~!
C子 調べたら、1999年に当時の新成人だったTOKIO・長瀬智也、KinKi Kids・堂本光一、V6・森田剛が参加したのを皮切りに、06年頃まで明治神宮で実施してたみたい。それ以降に成人を迎えたジャニーズは、簡易的なお祝いだけになっちゃてるみたいね。
B美 楽しみな恒例行事だったのに、もう10年以上もやってなくて寂しいなあ……。今年11月にデビューを控える関西ジャニーズJr.・なにわ男子だと、現在19歳の道枝駿佑と長尾謙杜は来年が成人式? 新型コロナウイルスの状況にもよるけど、ジャニーズ伝統の盛大な成人式、復活に期待しておこう!
C子 あと、05年はSMAPが国立競技場で、アーティストとして初めて単独で公演を行ったり、06年には嵐がアジアツアーを開催して、国民的グループが2組現れ始めた時代だね。それと、6ページに書いてあるけど、タッキー主演の『滝沢演舞城』は、06年3月に“時代劇LIVEミュージカル”として初上演されたんだって。「新橋演舞場でジャニーズ事務所のタレントが公演を行うのは初めてのことであり、23歳で座長を務めるのも男性としては新橋演舞場史上最年少」とのこと。
B美 今や、ジャニタレが新橋演舞場の舞台に立つのは珍しくないけど、タッキーが最初だったんだ。っていうか、ちょっと待って! 6ページのA.B.C-Z・五関晃一の顔についつい笑っちゃった。前にいる塚田僚一、戸塚祥太、河合郁人も躍動感がある1枚だけど、五関様は完全に目をつぶっちゃってる。残念な瞬間をおさえられたね〜。
C子 五関様、さては一番後ろにいるから油断してたな(笑)。その下のKis-My-Ft2・北山宏光は、魂が抜けちゃったみたいに呆然としてる。6~7ページにも今のHey!Say!JUMPメンバーがすでに写ってるけど、グループの結成発表は07年だったね。
B美 同年9月24日に神奈川県・横浜アリーナで開催された『JOHNNYS' Jr. Hey Say 07 in YOKOHAMA ARENA』内で報告か。あ、8ページ上の写真に森本龍太郎(11年11月に脱退)がいて、下の写真には弟のSixTONES・森本慎太郎がいる! 兄弟で同じステージに立ってた頃が懐かしいわ。
C子 ちょっと、ここ見て! 現在のジャニーズWEST・桐山照史と濵田崇裕も同席してるんだけど、濵ちゃんの悲壮感がスゴい。ほら、照史がマイク持って何か話している隣で、濵ちゃんは真顔で肩を落としてる。もしもJUMPの結成発表後の場面だとしたら、そりゃこうなるよね……。
B美 でも濵ちゃん、今では深夜ドラマ『武士スタント逢坂くん!』(日本テレビ系)で主演を務めるまでのポジションになって、よかったよ! 続いて07年は、タッキーから引き継いでKAT-TUN・亀梨和也版の舞台『DREAM BOYS』も始まったんだ。
C子 10ページ左下の屋良朝幸、なんとなく映画『カイジ』シリーズの藤原竜也っぽいね。顔つきや髪形が、それっぽい雰囲気を醸し出してるよ。09年は知念、山田涼介、中山優馬による「NYC boys」のデビューか。こう見ると、中山優馬って本当にキレイな顔だわ~。そりゃ、ジャニーさんも気に入るわけだ。
B美 09年は、少年隊が1986年~2008年まで毎年続けてきたミュージカルを後輩にバトンタッチして、新生『PLAYZONE』がスタート。初演は、Kis-My-Ft2がメイン出演したんだよね。なんか全体的に、“ギャル男”のバイブル「Men's egg」(大洋図書)に載っていそうなヘアスタイルじゃない? いろんな意味で時代を感じるページだわ(笑)。
C子 14ページは「2009年『ジャニーズ選抜大運動会』開催」だって。前半の成人式に加えて、ジャニーズ大運動会も懐かしいね~! Jr.からデビュー組まで一堂に会するイベントで、大みそかの『ジャニーズカウントダウン』とは違う楽しさがあったじゃん?
B美 これはおそらく、自分たちの出番じゃなくて、待機しているメンバーを捉えた1コマだよね。内博貴、北山、山田の後ろでしゃがんでるタッキーの目が鋭くて怖い(笑)。彼らの群れから一歩離れてるのも、より“ボス感”が出てるよ。こういうところから、すでにプロデューサーの片鱗が見え隠れしてるね。
C子 その下の写真だと、亀ちゃんや赤西が気だるそうにリラックスして座ってる。こういう裏側が見られるのも、たまらないな~。自分もジャニーズ大運動会を見に行ったことがあるんだけど、こうやって休憩してる子たちを観察してるのも楽しいんだよね。グループの垣根を超えた意外な交流が見えたりしてさ。コロナが落ち着いたら、ジャニーズ大運動会も復活してほしい!
B美 ところで、16ページのA.B.C-Z・とっつーと橋本良亮は、一体何があったの? はっしーがとっつーに身を寄せるように目を閉じていて、偶然なのかとっつーも目を閉じているんだよね。とっつーがはっしーの頬にキスをしている感じでもないし、移動にミスしてぶつかっちゃったのか?
C子 これだけ見ちゃうと、ただの“事故ってる場面”だね。日比谷のシアタークリエでの写真らしいけど、「2010年5月に、シアタークリエで森光子さん主演の舞台『放浪記』が本人の体調不良により中止となり、森さんと親交のあるジャニーズ事務所がその代替公演として『ファン感謝ライブ in シアタークリエ』を開催しました」って書いてある。
B美 そういえば、『放浪記』の穴をジャニーズが埋めたことあったね~! 17ページにも「以降、同会場で毎年恒例として行われるようになり、2012年からは『ジャニーズ銀座』の名前で開催されています」と書いてあるけど、今ではJr.がシアタークリエでコンサートを開くのって定番じゃん? 『放浪記』の一件がきっかけで、シアタークリエとの縁が続いたんだね。
C子 19ページの「2010年『神宮外苑花火大会』出演」には、近藤真彦とテゴマス(NEWS・増田貴久、手越祐也)の3ショットがあるよ。19ページ下の写真、マッチと手越の間で板挟みになってるまっすーの何とも言えない顔、見てよ(笑)。テゴマスで歌っている時のまっすーの表情もどこか強張っているし、現場の空気を物語ってるわ~。
B美 マッチももうジャニーズにいないし、あらためてこの特集はジャニーズの歴史を振り返れる、いい機会だったね。ここまででも十分満足できる内容なんだけど、23~38ページは「KAT-TUN 15TH ANNIVERSARY LIVE KAT-TUN レポート」も載ってる。これ、今年3~6月に行われた15周年記念のツアーだよね。
C子 24ページは、亀ちゃんと上田がピンク系の照明に照らされる中で、かなり世界観に入り込んで歌ってる。その一方で、中丸雄一は“心ここにあらず”って感じで、シュールなショットじゃない?
B美 24ページ上の写真なんて、ちょっと散歩に疲れて公園のベンチで休憩している人みたい(笑)。25ページ上のカットは、同じく横でカッコつけている上田とは対照的に、「落ちたもの拾おうかな」的なノリで、手を伸ばしているし。
C子 中丸と2人との温度差、ジワジワくるわ~! ところで、亀ちゃんって眉毛がめちゃくちゃキレイ。26~29のソロページを見てもずっとキープされているのがわかるし、どこの化粧品を使ってるのか教えてほしいよ。
B美 汗をかいて消えないように、アートメイクでもしてるのかな? 亀ちゃんの“メイク動画”、絶対需要あると思う。……ん!? 32ページ左下の中丸、さっきの写真とは打って変わってオーラがすごい!
C子 ゆっちはスタイルが良いから、31ページの右上や、32ページの左上の写真とか、王子様っぽい衣装だと映えるね。身にまとうものでこんなに印象が変わるなんて、さすがだよ。かたや35ページの上田、マイクに龍を巻くという発想に驚き。今のジャニーズにおいて、こういう“中二病っぽさ”は貴重だと思う(笑)。
B美 しかも、衣装も学生服ふうだし、ヤンキー映画に出てきそうな感じだね。なんかあらためて見ると、ギラギラの亀ちゃん、中二病の上田、素朴な中丸……って、KAT-TUNの3人はいいバランスだな~。
C子 ねえねえ、36ページのMCのレポート、めちゃくちゃいいよ。「健康診断とか行った方がいいぜ」(上田)「ファンタジーな場所なのに、健康診断とか現実的なのやめて」(中丸)「2年前ぐらいから楽屋で自律神経の話とかするようになったよね」(亀梨)だって。KAT-TUNって、自律神経の話とかするんだ(笑)。
B美 ジャニーズアイドルも同じ人間なんだな……と思えるいいエピソード(笑)。とはいえ、これからも元気でいてほしいから、健康診断にはちゃんと行ってほしいよ。私たちも元気にジャニオタできるように、健康には気をつけてこ!