8月23日に放送されたバラエティ番組『霜降りミキXIT』(TBS系)に、コスプレイヤー・えなこがゲスト出演した。自身の年収などを赤裸々に告白したが、ネット上では賛否両論となっているようだ。
“日本一のコスプレイヤー”として番組に登場したえなこは、8月だけで雑誌15誌の表紙を飾ったほか、Twitterとインスタグラムのフォロワー数がそれぞれ133万人、165万人を誇るなど大人気。さらに番組後半では、「私、今日全部言います! リアル! コスプレ業界の全て」というコーナーで、自身の仕事について語った。
「この中でえなこは、自身の年収が5,000万円であることを告白。コスプレイヤーという職業が定着していない中、その地位を上げるために年収を発表したそうで、その内訳も詳しく説明しました。えなこによると、7割がイベント出演やウェブCMなど、企業から依頼された仕事の収入で、2割が自費出版、そのほかが1割だそうです」(芸能ライター)
現在、7~8社の企業案件をこなしているというえなこだが、かなりの金額が“衣装代”に費やされるそうで、番組では1着40万円もする衣装などを紹介。さらには、コスプレを行う上で“つけまつ毛”が必須だといい、見栄えを良くするために、自身のまつ毛をピンセットで抜いていると、こだわりを明かした。
「また、コスプレイベントに参加した際、意図的に鼻の穴が見えるような確度で写真を撮ったファンが『鼻毛が出てた』とコメントを添えて、SNSに投稿したことがあったそうで、それ以来、鼻毛もピンセットで抜いているとのこと。そんな彼女に対して、ネット上では『このストイックさは尊敬できる』『コスプレイヤーとしてそれだけ稼げるのは、ちゃんと理由があるのね』など、称賛されていました」(同)
一方で、「雑誌の表紙、グラビアアイドルみたいじゃない?」「テレビに出始めてから、キャラクターや作品への愛を感じない」「この人がコスプレイヤー代表みたいな扱いなのはモヤモヤする」といった声も少なくない。
「こうした声が上がったのは、つい最近、えなこのコスプレが炎上したからかもしれません。7月26日発売の『月刊アクション』(双葉社)で、彼女は同誌の人気作品である『小林さんちのメイドラゴン』のキャラクター・トールのコスプレを披露。しかし、本来は露出の少ないクラシックなメイド服であるのに対し、えなこのコスプレは胸の谷間やお腹を見せるなど、露出が多いデザインになっていて、ネット上で『えなこのコスプレ、何もかもが違う……』『まともにコスプレしないなら“コスプレイヤー”を名乗らないで』などと批判が続出する事態となったんです」(同)
この際、えなこは自身のTwitterで「衣装は全て編集部さんにご用意いただいております。また、衣装デザインについても私は関わっておりません」と釈明。しかし、これに対してもネット上では「じゃあ今後は“グラビアアイドル”として活動して」「えなこはコスプレになんのこだわりもないことがよくわかった」といった苦言が飛び交い、さらなる炎上を招いていた。
2019年3月にニュースサイト「WEBザテレビジョン」が行ったインタビューの中で、「キャラクターのファンの方を傷つけないように、キャラクターを尊重してコスプレをする」ことが大切だと語っていたえなこ。現在は、この発言に疑いの目を向ける人も多いのかもしれない。