ホリプロは、どうしてこうも公表が遅いのだろうか? マスコミからは、そんな声が聞こえてくる。同事務所に所属している女優・綾瀬はるかが、先月26日に受けた抗原検査で陽性が確認され、新型コロナウイルスに感染していることが判明。自宅療養を続けていたが肺炎の症状が出たため緊急入院したという。中等症と見られるが、現在は快方に向かっているとのこと。
「報道によれば、8月20日夜、微熱のため抗原検査を行ったところ、結果は陰性。翌日にPCR検査を受けても再び陰性反応で、次に抗原検査をしても再び陰性。そして、26日に抗原検査を行ったところ陽性反応が出たそうです。何度も検査しているところを考えると、マネージメント側が相当配慮していたことがわかります」(芸能ライター)
ネット上では、綾瀬の緊急入院について、「やっぱり芸能人はずるい」「一般人でもこのレベルはたくさんいるけど、入院できない」「死にそうでも入院できずに自宅で亡くなる人が絶えないのに、なんでスムーズに入院できるの?」「有名人と一般人で間違いなく命に優劣つけてると思う」などと、不満や疑問が噴出。
一方、これら声に対して「入院するほど一刻を争う状況だったからじゃない?」「ホリプロの稼ぎ頭だから優遇されて当たり前」「公表してない持病もあるかもしれない」と綾瀬を擁護するコメントも続出しているが、ネット上はいまだ不満のほうが優勢だ。
「綾瀬といえば、女性タレントきっての好感度を誇ります。『2009〜2019年における存在感(好感の蓄積)』(JNNデータバンク)という好感度調査結果では、新垣結衣や北川景子を抑えて堂々の1位に。オリコンの『好きな女優ランキング』でも上位が定位置です。しかし、今回の報道によって『綾瀬はるかが悪いわけじゃないけど、なんか嫌いになりそう』といった反応も見られ、好感度の低下は否定できません」(同)
一方、芸能業界の関係者からはホリプロの体質を批判する声が聞こえる。
「タレントのコロナ感染は、今やどの事務所でも毎日のように確認されている。例えば、吉本興業でも、先月21日にダイノジ・大地洋輔、23日にバッドボーイズ・佐田正樹、25日には2丁拳銃・小堀裕之、トミーズ・雅の感染が発表された。また、野々村真の所属するスターダストプロモーションも、タレントの感染をその都度報告。ukka・芹澤もあ、萩原みのりといった知名度の高くないケースでも逐一明かしているんです。大手中の大手事務所・ホリプロも、綾瀬の感染が判明した時点で速やかに公表すべきだったのでは」(業界関係者)
ホリプロは今年創業51年を迎える老舗のプロダクション。代表取締役社長の堀義貴氏は、芸能プロダクションが多く参画する芸能界最大の業界団体・日本音楽事業者協会(音事協)の会長を務めたこともある。弱小プロダクションならまだしも、所属タレント170人を擁する大御所事務所だ。
「石原さとみが感染したときも、週刊誌にすっぱ抜かれるまで公表しなかった。今回も入院した後に発表するのは、感染を隠そうとしていたと思われても仕方がない。結果、綾瀬の好感度にも傷がつきました」(同)
どんな意図があってホリプロが感染を隠すのかわからないが、いずれにせよ、綾瀬の退院は速やかに発表してくれると信じたい。
(村上春虎)