8月27日に放送されたバラエティ特番『新しいカギ 15年ぶりゴリエ復活コント3時間SP』(フジテレビ系)に、お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリが登場。2000年代に放送されていた同局バラエティ『ワンナイR&R』内で人気を集めたキャラクター・松浦ゴリエに扮して出演し、ネット上で大きな話題を集めた。
「ゴリが女性を演じるゴリエは、身体能力が高く、チアダンスが得意というキャラクター。04年には『Mickey』でCDデビューを果たし、翌05年リリースの『Pecori・night』(・はハートマーク)が大ヒットし、同年の『第56回NHK紅白歌合戦』に出場。さらに、雑誌『Popteen』(角川春樹事務所)の専属モデルとして起用されたり、『ゴリエ杯・全日本チアダンス選手権大会』というダンス大会を開催したりと、番組の枠を超えて大活躍していました」(芸能ライター)
ゴリエブレーク当時は20代後半だったゴリも、現在は49歳。今回放送された『新しいカギ』の中では、ハイキックや鉄棒の連続技を披露したが、体力的にはかなりキツかったようで、8月27日にゴリの公式YouTubeチャンネル「ゴリ★オキナワ」(9月のみ「ゴリエ★オキナワ」に改名)にアップされた動画「〜Pecori Night15年復活の夜〜【ゴリエSpecial Movie】」では撮影での苦労を明かしている。
「『新しいカギ』メンバーの霜降り明星・せいやと、チョコレートプラネット・松尾駿と一緒にブレイクダンスも披露したゴリですが、『練習を始めた途端に肩を強打して、病院に行って(腕に)注射を3本、腰に2本』『(本番を迎える)昨日まで、一切ブレイクダンスやらなかったの』と、衝撃の告白。しかし、『みんなのおかげとスタッフのおかげ』などと感謝を伝えており、コメント欄には『そんなに大変だったとは、番組見てるだけではまったくわからなかった。さすがプロ!』『ゴリエちゃんがどれだけ愛されてたのか伝わってきた。お疲れ様でした!』といった称賛が多数寄せられていました。なお同動画は、9月2日時点で113万回再生を突破しています」(同)
一方で、ゴリは現在、地上波番組のレギュラーが0本、YouTubeもチャンネル登録者数20.1万人、動画も5万回再生に満たないものがほとんどという状況だ。
「昨年5月に“沖縄の魅力を発信する”チャンネルとして開設されたものの、芸能人としてはどれも寂しい数字でしょう。そんな中、今年2月25日に『【待望の復活】ゴリエが復活します。』という動画を更新し、YouTube上でゴリエを復活させたところ、再生回数300万回を突破する大ヒットに。この動画には、同じく『ワンナイR&R』レギュラーだった宮迫博之扮する“轟(とどろき)”ともコラボして話題になりましたが、今回、地上波に復活したのはゴリエだけ。ネット上には『またゴリエに会えるなんてうれしい! でも、轟さんも見たかった』『轟さんも出てほしいけど、難しいか……』『宮迫がやらかしてなければ、轟さんも出てたのかな?』といった声も上がっていました」(同)
宮迫といえば、19年6月の“闇営業”騒動以降、テレビからすっかり姿を消しているが、20年1月に開始したYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」の登録者数は143万人と、ゴリを大幅に上回っている。
しかし、今月17日には雨上がり決死隊の解散を発表し、元相方・蛍原徹が「宮迫さんがYouTubeをやり始めてから、方向性(の違いが)どうも大きくなってきた」などと語ったことで、ネット上には「相方になんの相談もしないでYouTube始めたの? そりゃ蛍ちゃんも嫌になる」「宮迫は自分勝手すぎ」といった批判が寄せられ、一時、YouTubeチャンネルの更新を停止するなど“逆風”が強い状況だ。
「一方のゴリは、今回の『新しいカギ』出演によって、YouTubeチャンネルの注目も集まっているよう。ネット上には『ゴリさんがYouTubeやってるの初めて知って見てるけど、結構面白い』『ゴリエ地上波復活記念ってことで、チャンネル登録した!』『テレビで見てから、子どもがゴリさんのYouTubeにハマってる』といった書き込みもあります。今後、地上波出演の機会が増えれば、YouTubeでも人気を得るかもしれませんね」(同)
『新しいカギ』出演でYouTubeの活動にも勢いをつけているゴリを見て、宮迫は一体何を思うのだろうか。