Mr.Childrenの桜井和寿の長男として知られる俳優でドラマーの櫻井海音が、10月6日にスタートする連続ドラマ『つまり好きって言いたいんだけど、』(テレビ東京系)で主演の大原櫻子の相手役を務めることが発表された。
同作は、円城寺マキの同名コミックを原作とした“禁断のゴシップラブストーリー”。櫻井が演じるのは、ブレーク間近の嘘つきな俳優・藤代瀬那で、大原演じる嘘が大嫌いなマネジャー・冴島千歳と共に同じ目標に向かって奮闘する中で芽生える恋心や、「好きになっちゃいけないのに……」という葛藤や焦りが描かれるという。
主演に次ぐ“2番手”への抜てきにあたり、櫻井は「瀬那は、一見子ども染みていてヤンチャな俳優ですが、内側はとても繊細で不器用な人間です。僕の周りにもそんなタイプの人がいるので、世渡り上手に生きてしまう弱さも含めて理解できる部分もあります」とアピールしているほか、「俳優歴の浅い自分には難易度の高いお芝居がたくさんあるので、大原さんの力をお借りし必死にしがみついて、瀬那のさまざまな側面を繊細に表現できればと思います」と謙虚なコメントを寄せている。
「2019年に結成された“インナージャーニー”というバンドでKaito名義でドラムスを担当している櫻井ですが、同年8月発売の『女性セブン』(小学館)が桜井の長男であることを報じ、話題となりました。昨年5月には、20歳になったのを機に櫻井海音名義で公式サイトをオープンし、俳優・タレント業を本格化。以降、昨年8月~11月配信の恋愛リアリティ番組『オオカミくんには騙されない』(ABEMA)やNHK連続テレビ小説『エール』、スペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS系)、さらに現在放送中の『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)などに出演しています。これまでドラマではチョイ役ばかりだった櫻井にとって、大原の相手役は大きなステップアップといえそうです」(芸能記者)
ネット上ではKing&Princeの高橋海人や永瀬廉に「似ている」という声も飛び交うなど、イケメンぶりが注目されている櫻井だが、“2世”と言われることには敏感なようだ。
「本人が“桜井の息子”と言われることを嫌がっているため、『つまり好きって言いたいんだけど、』側はメディアに対し『桜井の息子という表記はNG』とのお達しを出しているようです。ちなみに、1994年に一般女性と結婚した桜井は、97年に現在の妻で、当時ギリギリガールズだった吉野美佳さんとの不倫が発覚。2000年に前妻との離婚が成立したため吉野さんと再婚し、間もなく海音が誕生。再婚当時、複数のメディアに“不倫略奪婚”と騒がれ、世間からもバッシングが飛び交いました」(同)
ドラマだけでなく、今年4月から情報バラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)にレギュラー出演するなど、順風満帆に見える櫻井だが、過去には“葛藤”を思わせる意味深なメッセージを発していた。
「櫻井は昨年11月、インスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)に黒色の無地の背景に『もういいだろ ほっといてくれ』という文章を投稿。コメント欄には『何かつらいことがあったの?』『無理しないで』と心配する書き込みが相次ぎました。芸能活動を開始した途端、人気番組への出演が次々と決まる櫻井に対し、ネット上では『親の名前にテレビ局が食いついているだけだろ』『親の七光』といった心ない声や、音楽活動に俳優業、バラエティ番組とマルチに活躍する櫻井に対し『どっちつかず』との批判も少なからずあるため、精神的に疲れているのではないかとファンも気にしているようです」(同)
“ブレーク前夜”とも言われる櫻井。“桜井和寿の息子”という肩書を嫌がる背景には、誰も知り得ない複雑な感情がありそうだ。