テレビ朝日・弘中綾香アナウンサーの“宅飲みパーティー”写真が、9月2日発売の「週刊新潮」(新潮社)に掲載された。緊急事態宣言下の8月22日、弘中アナは、大学時代の同級生宅で行われた誕生パーティーに参加していたという。同誌の取材を受けたテレ朝は、「今は抑制的であるべきで注意喚起しました」とコメントを寄せている。
「コロナ禍において自粛を過度に求める風潮には、どちらかというと批判的なスタンスをとっている『週刊新潮』ですが、弘中アナの“自粛破り”は、パーティー中に撮られたと思われる写真とともに、2ページで大々的に報道。写真には、ラフな服装で弾ける笑顔をカメラに向けるプライベート感満載の弘中アナや、パーティーの主役とみられる男性のほか、男性1人、女性1人の計4人が写っていますが、撮影者がいる可能性を考えると、5人前後の宅飲みだったかもしれません。なお、写真は『非公開のSNSアカウントから投稿された』そうで、インスタグラムのストーリーに掲載されたものが流出したとみられます。しかし記事内ではアカウント主や流出元については特に触れられていません」(芸能ライター)
「新潮」は「4人程度の宅飲みなら、本来、目くじらを立てることもあるまい」とも伝えているが、テレ朝ではコロナ禍の今、時間や人数に限らず、“宴会を禁止する”というルールが存在するため、弘中アナは注意を受けるに至ったようだ。
「本来自粛を呼びかけるべき立場の弘中アナの自粛破りに、ネット上では『好きな女子アナだけに、意識の低さが残念』『非難されて当然』と批判の声が上がっているものの、『宅飲みくらい許してやれよ』『弘中アナに限らず、宅飲みなんて誰でもやってる』『週刊誌にタレこまれてかわいそう』など、同情の声も集まっており、世間の反応はさまざま。しかし、テレ朝内部では、世間が思う以上にこの記事が問題視されているようで、複数の部署であらためて気を引き締めるよう、注意喚起が行われたそうです」(テレビ局関係者)
同局がコロナ対策について過敏になっているのは、やはり“東京五輪打ち上げ事件”の影響が大きいようだ。
「8月8日の五輪閉会式後、10人ほどのスポーツ局員が9日未明まで都内のカラオケ店で宴会を行った揚げ句、参加者の女性局員が2階から転落して病院に搬送されるという前代未聞の不祥事を起こしました。もともと同局は、情報番組などで新型コロナウイルスの恐ろしさについて強く警鐘を鳴らしてきただけに、局員の自粛破り報道は“特大ブーメラン”だとして、ネット上で大バッシングを浴びたんです。しかもテレ朝はいまだに詳細を発表していないだけに、他局に比べても局員の自粛破りは、より看過されない状況に陥っています」(同)
一方で、そんなテレ朝に「近いポジションにいる」といわれるのが、日本テレビなのだとか。
「日テレは、コロナ禍にもかかわらず、多くの出演者やスタッフを要する毎年恒例のチャリティー特番『24時間テレビ 愛は地球を救う』の放送を強行し、世間から反感を買いました。また、『世界の果てまでイッテQ!』スタッフの大人数でのバーベキューや、アイドル番組を多数手掛ける名物プロデューサーの飲み歩きなど、やはり“自粛やぶり”が次々と報じられている。今回の『新潮』の記事でも、弘中アナの同級生は『日本テレビに勤めている』と伝えられており、この部分についても少なからず世間から批判が出ています。同じような話は、他局からも聞こえてくるものの、近頃、メディアのターゲットにされているのは、明らかにテレ朝と日テレなんです」(同)
一部では「双方局の関係者が『メディアに情報をリークし合っている」(同)という説も浮上しているだけに、今後もこうした報道が相次ぐこととなりそうだ。