お笑いタレントで女優のエド・はるみが9月1日、約1年7カ月ぶりにブログを更新。東京・六本木の国立新美術館で開催中の「第105回記念二科展」の絵画部門で、入選したことを報告した。
昨年1月31日以来のブログ更新となるエドは、「二科展初日に入選を見に行く!」と題したエントリーで、自身が出展した絵画「Life~母から始まる物語~」を公開。翌日にもブログを更新して、「ずっとお休みしていてゴメンなさい!」(原文ママ、以下同)と1年半以上もの間、更新が滞っていたことを謝罪し、「前回の初出品で初入選に続いて、今回は2度目の入選となり、とても光栄で嬉しいです」と「二科展」で入賞した喜びを2日にわたってつづった。
さらに、「100号サイズの絵を数点描くのは大変な作業で。今回は正直、諸事情で応募を諦めかけていたのですが」と苦難を明かしながらも、「これまで23回連続入選を果たしている工藤静香さんの『今年も二科展応募、ラストスパート頑張ります!』という記事を目にして、私も自分に負けちゃいかん!と発奮し、頑張って描きあげました。なので、勝手に秘かに工藤静香さんに感謝しています!」と、「二科展」の常連である工藤への思いをつづっている。
エドは、2008年の『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)のチャリティーマラソンランナーに選出されたり、持ちギャグである「グ~」が同年の「ユーキャン新語・流行語大賞」を受賞するなど大ブレークしたが、09年以降はメディア露出が激減。最近は、昨年1月1日に開設したYouTubeチャンネル「エド・はるみの未来人間学」(現在は「エド先生のYouTube」)にビジネスマナーや自己啓発系の動画を投稿していたが、同12月29日にアップした動画「エドが意を決し火渡りに行って来た!」を最後に更新が途絶えていた。
「エドは15年に慶應義塾大学大学院の修士課程に合格していて、昨年12月4日に公開したYouTube動画で『今、大学院の研究員をしてる』『博士号を取りたい』と明かし、それに向けての勉強が忙しいと明かしていました。これがYouTubeやブログの更新がストップしていた理由であるのか否かは不明ですが、今月6日に更新されたブログでは、『来月の彫刻の展示会に向けて…』と猫らしき木彫りの彫刻を彫り進めていることを報告しており、今は芸術活動に意欲的なようです。ネット上では、意外な現在の姿に、『久々に見たら、エドはるみが片岡鶴太郎化してて驚いた』『久々に名前聞いたけど、元気そう』という声が上がってます」(芸能ライター)
19年に行われた前回の「二科展」以来、2度目の入選となったエド(20年の「二科展」は新型コロナウイルス感染拡大により延期)。近年の芸能活動といえば、同12月に開催された片岡主催公演『鶴やしき』で古典落語に挑戦した以外、目立った動きはないように見える。
本人も芸能界にさほど未練がないのか、昨年12月のYouTube動画内では「笑いだけでなく、人間がどうすればより幸せに日常を過ごせるのかを提案していきたい」などと語っていた。
「エドといえば、14年にネット上に自身のデマを流すアンチに対して『お尋ねします。このガセ画像作ったの、あなたですか?』『徹底追及します。このままでは済ませません』と一般人にTwitterで応戦したり、エドから法律事務を受任したという弁護士法人港国際法律事務所が『インターネット上に掲載されている同氏に対する一連の誹謗中傷行為に対し、必要であれば、裁判上の手続きをも辞さない方針です』と、ホームページ上に掲載するなど、誹謗中傷に対し毅然とした対応を見せてきました。こうした言動に、当時は『エドはどこに地雷があるかわからない』『イジりづらい』と距離を置こうとする吉本関係者もいたようですから、腫れ物扱いされる状況に本人も疲れてしまったのでは?」(同)
吉本興業に所属し続けながらも、お笑いとはかけ離れた活動を続けているエド。一体、どこへ向かっていくのだろうか。