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眞子さまと小室圭さん、“年内結婚”は「棚ボタ」「駆け落ち」「深謀」? 異常な言葉で報じる意地悪な女性週刊誌

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 新型コロナウイルスに感染した野々村真が「もっと早くやめていただきたかった」と菅義偉首相に対する発言をして炎上状態に。が、何が問題なのか。この発言は正論だし、ごもっともなもの。前首相だった安倍晋三氏に続いて政権を投げ出した菅氏。国民のことを考えるトップ、政治家は日本に存在しないのかと暗澹たる気持ちだ。

第568回(9/1〜9/7発売号より)
1位「小室圭さん棚ボタ! 『一時金辞退は撤回』驚展開」(「女性自身」9月21日号)
2位「高市早苗 『生々しすぎる!』」愛と性の暴露本」(「女性セブン」9月16日号)
3位 「嵐 パラ開会式で『奇跡の再集結!』」(「女性自身」9月21日号)

 思えばこれほど“やんごとなき人”に関する長期にわたるネガティブ情報が続いたのは前代未聞といっていいのではないか。それは9月1日、眞子さまと小室圭さんの“年内結婚”が報じられて以降、さらに苛烈さを増している。もちろん皇室ウオッチャーである女性週刊誌もすごい。

「小室さんと異例の“駆け落ち婚”へ! 秋篠宮さまの親心は届かず…眞子さま愛の粘り勝ち」
「眞子さま計算通りの皇室追放『早く海外へ』深謀の8年」
「悠仁さま『姉のせいで…』まさかの粗暴変貌!? 『同級生に大暴言』」
(以上、「女性自身」)
「眞子さま年内結婚へ 儀式なし、一時金辞退“身ひとつ”で嫁ぐ」
「眞子さま小室圭さんをせっついて“一億総ブーイング”覆す最後の『窮策』」
(以上、「週刊女性」)

 まさに、おどろおどろしいばかりのタイトル群。もちろん、すべての内容は結婚へのお祝いではなく、苦言ばかり。眞子さまと小室さんのこれまでの道のりを、“執念”や“深謀”“駆け落ち”などという言葉で表現していることからも、女性週刊誌としても、この結婚を苦々しく思っていることがわかるだろう。揚げ句、最近の悠仁さまが粗暴な言動が増えていることも、眞子さまのせいにされる始末。

 最近の皇室の問題は、すべて眞子さまと小室さんに関連づけられる勢いだが、なんといっても世間やマスコミの関心ごとは“一時金”についてだろう。これまでも“我々が払った税金が!”とばかりに、自分たちも苦言を呈する権利があるとバッシングが正当化されてきた感さえあるが、眞子さまが一時金を受け取らない意思を示されたというのに、これにも噛み付いた。

 たとえば「女性自身」では眞子さまが希望している一時金辞退に関し、それは無理なことだと指摘される。

「法律では皇室離脱とともに一時金が支払われることになっており、受け取りを拒否するための規定はありません。
 眞子さまのご辞退を認めるためには法律を改正しなくてはならず、今回それはありえないのです」

 つまり「自身」は、一時金の拒否は法律上不可能だと指摘したのだ。法律でそう規定されているなら、それも当然のことなのだろう。眞子さま、そして小室さんがいくらいらないと言っても、それは通らないということでもある。でも、こうした事実を指摘したにもかかわらず、「自身」は記事をこう締めくくった。

「小室さんにとっては“あてにできないと思っていた一時金”が支払われるという“棚ボタ”展開となるようだ」

 拒否が無理なのに“棚ボタ”という表現を使う異常さ。なんと意地悪で不条理なのか。そこまで小室さんが憎いのか――。 

 安倍晋三前首相に続き、菅義偉首相も政権を投げ出した。その無責任ぶりにはうんざりするが、しかしメディアはポスト菅、自民党総裁選に関する報道を大々的に繰り広げている。

 女性週刊誌もまた「“ポスト菅”候補5人を辛口採点」(「女性自身」)「『総理』になってほしくない政治家ランキング」(「週刊女性」)といった記事を掲載しているが、中でも笑ったのが「女性セブン」。総裁選に出馬を表明している高市早苗前総務相の過去に出版した本『30歳のバースディ その朝、おんなの何かが変わる』(大和出版)を紹介しているのだが、これがエグい。この著書には高市氏の過去のナマナマしい恋愛エピソードがつづられているというが、そのエッチな内容を引用しているから。

 「ホテルの部屋で、飲みィのやりィのやりまくった」とか「ルームサービスを食べるときも当然、ベッドで裸の上にブランケットを巻いたまま」とか「彼がすばらしいテクニックを持っている」だって。

 これは政治家を目指していた1992年に出版された本らしいが、まさか30年後、総裁選でこれが蒸し返されるとは本人も思わなかっただろう。しかし、高市氏には過去、恋愛暴露などとは別次元の問題をはらむ“本に関連する”問題が存在している。

 それが94年、「説得できない有権者は抹殺」などという記述のある、ナチス礼賛本『HITLER ヒトラー選挙戦略』(小粥義雄/永田書房)の広告に推薦文を寄せていたことだ。自分の赤裸々な恋愛暴露などとは次元の違う大問題――。先の東京五輪で開閉会式のディレクターだった小林賢太郎氏が「ユダヤ人虐殺」をギャグにした過去で解任されたことは記憶に新しいが、同様の問題を過去に抱える人物が自民党総裁に!?

 今度は恋愛の過去などではなく、こちらも取りあげてほしい。

 嵐がパラリンピック開会式で再集合!? 「女性自身」の記事タイトルを見て、多くが疑問に思っただろう。そんな事実はないから。そして記事を読んでわかった。元ジャニーズJr.で嵐と関係が深い振付師がパラ開会式のチームの一員として参加することに。それを知った嵐5人がグループLINEで連絡を取りあった。

 以上、これが“奇跡の再集結”だって。「自身」も東スポみたいなタイトル付けをするようになった――。