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人気司会者ジミー・キンメル、「ワクチン未接種者をICUで治療するな」発言で大炎上!

ByAdmin

Sep 10, 2021

 米人気深夜トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』司会者のジミー・キンメルが、「ワクチン未接種者を集中治療室(ICU)で治療するな」と発言し、議論を呼んでいる。

 9月7日、夏休みを終えて番組に復帰したジミーは、開口一番、「7月末に休暇を取る前は、休み明けは“日常”に戻っていると思ってた。トーク番組の会場はノーマスクの観客でいっぱいになっているだろうな、って」「でも、僕が2カ月休んでいた間に、馬の寄生虫駆除薬を飲むのがはやり始めちゃって! 本当に奇妙な夏だったよね。ブリトニーは自由になったのに、テキサス州に住む女性の自由はなくなったしさ(※)」と、時事ネタを使ったブラックユーモアを炸裂させた。

 アメリカでアルファ株により感染者数が激増していることにも言及し、「みなさん、6日のレイバー・デー(労働者の日)はリラックスできましたか? コロナ禍では全然リラックスできないものだったけど」と真面目な顔でコメント。

 米国立アレルギー・感染症研究所の所長が、「新型コロナウイルスの感染者数がこれ以上増えたら、誰にICUのベッドを与えるのか、難しい選択をしなければならなくなる」と警告した話を紹介し、「僕としては、この選択は別に難しいものじゃないと思うんだよね。『ワクチン接種者が心臓発作を起こした』はICUにどうぞ、『ワクチン未接種者が馬の薬をバクバク食べて息絶え絶え』はR.I.P.(棺桶にどうぞ)だね」と言い放った。

 アメリカでは、家畜の寄生虫を駆除する薬「イベルメクチン」が新型コロナの治療薬として効果的だと、一部の医師や保守系の政治家が主張しているものの、米疾病対策センターや米国立衛生研究所、米食品医薬品局はいずれも、その「イベルメクチン」の新型コロナウイルスへの治療効果を認めていない。しかし、この薬を過剰摂取した人が病院に運ばれるケースが多く、ICUの使用率をひっ迫させるという社会問題を引き起こしている。

 ジミーは、「本当にたくさんのバカがいるんだよ」と、ワクチンを打たずにイベルメクチンを飲む人が後を経たない状況を嘆き、「ビーガンが『ハンバーガーはいらない、代わりに犬の餌をちょうだい』って言っているようなもんだ」と揶揄した。

 早い時期にワクチン接種を始めたアメリカ。民主党支持者が多いニューヨークなどでは接種率が高く、ワクチンパスポートを導入して経済を活発化させようとしている。しかし、南部は共和党支持が強固で、マスク着用やワクチン拒否派が多い。ワクチンパスポートに反発が大きく、アラバマ州では導入禁止を決定している。接種率も伸び悩んでおり、政治的な争点にもなっている。

 アメリカのエンタメ界には民主党支持者が多く、ジミーもそのひとり。有名人がメディアを通してワクチン接種を強く推奨することにワクチン拒否派はうんざりしており、今回のジミーの発言にもネット上からは、「リベラル様だけが治療を受ける権利があるってこと? 不平等にもほどがある」「アレルギーや持病、宗教的な理由からワクチン接種を受けられない人もいるのにね。さすが多様性のリベラル!」などと反発が続出。「ワクチン接種してないからコロナで重症化しても自業自得――というのなら、体に悪いとわかっているのに喫煙や飲酒、薬物乱用をした結果、重い病気になった人たちもICUで治療を受ける資格はないね」などと大炎上している。

 ジミーの発言は極端だが、リベラル層によるワクチン未接種者へのいら立ちを表したものといえるだろう。もともと民主党支持者と共和党支持者の思想の違いは大きかったが、トランプ前大統領(共和党)によって国が「分断」されたといわれているアメリカ。民主党のバイデン政権となった今も、まだまだ分断の爪痕が残ったままのようだ。

※歌手ブリトニー・スピアーズが13年間にも及んだ成年後見人制度から解放された一方、またテキサス州で9月1日に施行された州法では、事実上の中絶禁止になったことを指している。