9月6日にバラエティ番組『有吉ゼミ』(日本テレビ系)が放送され、ある人気企画がネット上で物議を醸しているという。
この回は、同番組の恒例企画“チャレンジグルメ”を放送。番組前半では、大食いタレントのギャル曽根を中心としたメンバーによる“デカ盛りチャレンジ”が放送され、鹿児島料理店で3.6kg超の重量を誇る丼料理と、イタリア料理店で3.4kg超のクリームパスタに挑戦し、どちらもギャル曽根だけが完食に成功した。
「番組後半では“激辛チャレンジ”企画が放送され、お笑い芸人のおいでやす小田を進行役として、女優の田畑智子、アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子、お笑いトリオ・四千頭身の後藤拓実が登場。東京・池袋にある居酒屋を訪れ、『辛さマグマ級! あんかけ親子丼』というメニューの完食に挑みました」(芸能ライター)
進行役の小田も挑戦して早々に脱落、齊藤もあと一歩で完食だったもののギブアップ。一方、田畑と後藤は完食し、その後はご褒美としてもらったゆずシャーベットを食べていた。
「しかし、ネット上では『激辛チャレンジってみんな苦しそうだから、見てるこっちもツラくなる』『無理やり食べさせるのは、いい加減やめたほうがいい』など、批判的な意見が見られます。特に齊藤のファンからは『体調が心配だし、普通にかわいそう』『しんどそうな姿は見たくない』といった心配の声も上がっていました」(同)
同番組では、5月10日放送回で声優・小野賢章が激辛チャレンジ企画に登場。この際も、「声優なのに激辛食べて、喉は大丈夫なの?」「商売道具の声に影響が出る仕事はしないほうがいい」などの指摘が相次いでいた。
「こうした激辛や大食い企画は芸能人からもウケが悪いようで、4月27日放送のラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM)に出演したお笑い芸人のメイプル超合金・カズレーザー、ぺこぱ・松陰寺太勇がそろって批判。こうした企画を『フードハラスメント』と言う松陰寺に、カズレーザーも『あんな虐待ないですよね』と同調し、ネット上にも『見ていて不快で全然面白くない』『誰も得しない企画じゃん』といった声が寄せられました」(同)
折りしも、8月24日には放送倫理・番組向上機構(BPO)が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティ」を、今後の審議対象とすることを発表。一部ネット上では、「激辛や大食いも含まれるのでは?」といった疑問も出ているようだが、『有吉ゼミ』も見直しが必要なのかもしれない。