歌手・浜崎あゆみが審査員を務める大規模オーディション「17LIVE 4th Anniversary meets 浜崎あゆみ“シンガー発掘オーディション”」の開催が発表され、ネット上では「優勝特典」のひとつに賛否が飛び交っている。
同オーディションは、ライブ配信プラットフォーム「17LIVE」がサービス開始4周年を記念して行うもの。メディアの報道によると、「17LIVE内でイベントを実施してほしいアーティスト」についてアプリユーザーにアンケートを取ったところ、「圧倒的な人気で浜崎あゆみが1位を獲得」したため浜崎に打診し、オーディション開催に至ったのだという。
応募条件は、「17LIVE」で活躍中、または活動予定の人で、アカウントレベルが30以下であれば、誰でも参加可能。10月18~31日にアプリ内で開催されるイベントで上位に入賞した5名が、11月中旬に都内で開催予定の最終オーディションに参加でき、浜崎を含む審査員による歌唱審査が行われるという。
「近年、メディア露出が激減している浜崎だけに、『17LIVE』ユーザーにおける需要の高さに驚いた人もいるのでは。全盛期の浜崎をリアルタイムで知っている層だけでなく、最近の若者も浜崎の過去の恋愛ソングに共感していると伝えるメディアもありますが、おそらく浜崎の半生を描いた同名小説を原作とした、安斉かれんと三浦翔平のダブル主演ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)が昨年4月期に放送された影響も少なからずあるのではないでしょうか」(芸能ライター)
なお、オーディションの優勝者には「Mirrorcle World」や「Love song」など、数々の浜崎の楽曲を手がけてきた音楽クリエイター・中野雄太氏によるオリジナル楽曲が提供される。レコーディングやジャケット制作は浜崎が普段使用しているスタジオで行われるといい、プロモーションは浜崎の楽曲制作チームと「17LIVE」が手配するクリエイティブチームがフルサポートするとのこと。
加えて、「浜崎本人からアドバイスを受けることができる」というスペシャルな優勝特典もあると発表されたが、ネット上では疑問の声もあるようだ。
「あゆといえば、シングル・アルバム総売り上げでソロアーティスト歴代1位になるなど、日本の音楽シーンを代表するアーティストだけに、ネット上では『あゆにアドバイスもられるとは、なんて幸せ者だ!』『あゆチームと一緒に仕事できるだけじゃなくて、あゆからも何か言ってもらえるなんて、特典が豪華すぎる!』といった声が上がっています。ただ、最近の浜崎は一時期に比べるとタイアップ楽曲も減り、ヒット曲に恵まれていないため、『今のあゆは自分がアドバイスを受けたほうがいいような気も……』『あゆにアドバイスしてあげられる人をオーディションしたほうがいいと思う』との指摘も。さらに、『M 愛すべき人がいて』では、エイベックスの創業者で音楽プロデューサーの松浦勝人氏との恋愛関係が描かれたことから、『“プロデューサーの恋人になったら売れたよ”とでもアドバイスするわけ?』と厳しい意見も一部で見られます」(同)
浜崎が審査員を務めるオーディションといえば、2018年夏にお抱えダンサーを選ぶために行われた「浜崎あゆみバックダンサーオーディション」が思い出される。
「12年に、浜崎が当時バックダンサーを務めていた6歳年下の内山麿我氏と交際宣言したことがあったため、18年のオーディション開催当時、ネット上では『恋人候補探し?』『ヒモ男の品評会みたい』と揶揄する声が上がり、19年7月にはその予感が的中するかのように、浜崎自ら選出した20歳年下のイケメンダンサーとの真剣交際中が『フライデー』(講談社)にスクープされました。そんな浜崎も今や二児の母ですから、今回はそんな声も上がらないと思いますが……」(同)
今回のオーディションで審査員を務めるにあたり、「昨今の新型コロナウィルス感染拡大により、多くのアーティスト・パフォーマーを目指す方々の活動が制限されてしまっていることを身をもって感じていたので、私でご協力できることがあれば」とのコメントを寄せている浜崎。トップアーティストに上りつめた“平成の歌姫”として、優勝者にどんな言葉をプレゼントするのだろうか。