テレビ朝日局員で『羽鳥慎一モーニングショー』のレギュラーコメンテーターを務める玉川徹氏が、9月14日放送の番組内で誹謗中傷に関して言及。視聴者の間で話題になっている。
この日は、有名人に対する誹謗中傷についての特集が組まれた。先日は中川翔子が「被害者が泣き寝入り、加害者に甘かったりなにもなく、という例がありすぎると思う」とTwitter上で誹謗中傷の被害を訴え、常軌を逸した内容や、命の危険を感じさせる書き込みは、警察へ相談をすると投稿していた。
ほかにも、歌手のAdoが誹謗中傷や偽の“なりすまし”に対して警察と弁護士にと相談していることをTwitterで明かし、堀ちえみは、誹謗中傷について警察に被害を訴えた結果、ネット上に書き込んだ女性が書類送検されたことがわかっている。
「そんな中、今年4月には、誹謗中傷をするユーザーを特定しやすくする『プロバイダー責任制限法』の改正案が可決されています。これによって開示の手続きが今までの1年から数カ月に短くなるとのことで、来年末までに施行される見込み。こうした動きについて聞かれた玉川氏は、『僕も誹謗中傷あるんですよ』と笑いながら切り出すと、『自分では見ないようにして、ほかの人に見てもらっている』『こういうのがあったよと、教えてもらったりしている。それで、ひどいのがあると、全部スクリーンショットを撮ってあるんです』と明かしていました」(芸能ライター)
今月からは、そうした誹謗中傷を犯罪として認める「侮辱罪」についての議論が法制審議会で本格化され、懲役や禁固刑を導入する方針とのことだが、玉川氏は「いつから? 厳罰化はまだなんですよね」と気にする素振りも見せていた。
「玉川氏によれば『ここ2年ぐらいはひどいんですね』と、自身への誹謗中傷が増えた時期に自覚がある様子。また、改正案によって手続きが短くなることについては『簡素化されることは良いですよね。今までいろいろ大変だからって言って、控えていた人も「『じゃあやるか』」と。著名な方もどんどんやるようになるんじゃないですか。それがすごく重要だと思います』と話していました」(同)
こうした玉川氏のコメントに対して、視聴者からは「玉川さんもSNSで自分がどう言われているのか気にしているんだね」などと驚いた声が上がっている。
一方で「玉川さんへの誹謗中傷は違うような。発言内容に対する視聴者の怒りがネットに上がってるだけ」「笑顔で『誹謗中傷は訴えるかも』って。だったら責任持って発言してほしい」「自分が誰かを必要以上に叩いてないか、玉川も自分をチェックしてみたほうがいい」「今後はテレビでの発言に気をつけないと、訴えられる側になるのでは」といった指摘も続出。
同時間帯の民放視聴率1位を独走する『羽鳥慎一モーニングショー』の立役者である“鉄仮面”も、人の子ということか。
(村上春虎)