料理研究家・土井善晴氏が9月15日、Twitterで“バタートーストを味噌汁に浸している写真”を公開したことがきっかけで、一般ユーザーの間で物議を醸す事態となった。
『おかずのクッキング』(テレビ朝日系)や『きょうの料理』(NHK Eテレ)といったテレビ番組にも出演する土井氏は、確かな料理の腕前と親しみやすいキャラクターで人気を集め、Twitterのフォロワー数は、9月16日時点で61万人を超える人気料理研究家だ。そんな土井氏は15日、「ごぼう こんぶ おみず おきなわのおみそ このまえ炊いたプルーンのジャムあったけど グリルで焼いたバタートースト こないして食べるのが好きかな ごぼうの香りがいいわ」(原文ママ、以下同)というコメントとともに、トーストを味噌汁に浸した写真をアップした。
「これに対し、ある一般ユーザーが『お味噌汁にパン。。。ちょっと嫌かも』と反応したところ、土井氏はそのリプライを引用リツイートしつつ、『味噌汁にパンが、嫌でも、好きでもきらいでも、いいんです。でもそれをね、よその国の人や、違う世代や、性別や、違う習慣を持つ人に言うたらあかんのです。私にだけ言うのはいいんです。そこから話ができるから。けど、みんなが聞こえるところで「嫌い」言うのはいけないんですよ。イエローカード』と投稿。同ツイートは拡散され、土井氏のファンやほかのTwitterユーザーからも『先生のおっしゃる通り』『好みを押し付けられているわけでもないのに、わざわざ「嫌い」って言わなくていいよね』『素晴らしい教えをありがとうございます』などと、土井氏の意見に共感する声が上がりました」(芸能ライター)
16日になると、「ちょっと嫌かも」とリプライを送っていたユーザーが「大変失礼いたしました。ごめんなさい」と謝罪し、土井氏も「誠実なお人柄に感謝いたします。親しみをこめてご理解いただけるであろうという勝ってな思い。ご容赦くださいませ」と返信。このやり取りにも、「お互いにツンケンしてなくて素敵」「両者とも落ち着いた対応をしていて良いね」といったコメントが寄せられていたが……。
「一部ネット上では、『先生と違う意見を送ったくらいで「イエローカード」とか言われちゃうの怖い』『「ちょっと嫌かも」という感想を述べただけで、こんな大ごとにされてかわいそう』『土井さんこそ、ダイレクトメッセージとかでその人にだけ言えば良かったのに』『公開説教をした土井さんにモヤモヤする』など、土井氏の対応に否定的な書き込みも見られました」(同)
また、「信者みたいなファンも多くなってるし、実際に『ちょっと嫌かも』とリプした人に突撃して説教かましてるユーザーもいたね」という報告の声もある。土井氏もこのような事態を望んだわけではないのだろうが、もう少し自身の影響力を考慮すべきだったのかもしれない。