お笑いコンビ・なすなかにしが9月26日、東野幸治司会のバラエティ番組『お笑いワイドショー マルコポロリ!』(関西テレビ)にゲスト出演。過去に女子アナから受けた“いじめ被害”を告白したことを受けて、ネット上では女子アナを特定しようとする人が続出する事態となっている。
もともと大阪を拠点に活動していたなすなかにしは、2008年に東京へ進出。番組では、ボケ担当の中西茂樹が当時について、「僕、これ初めて言いますけど、女子アナに結構いじめられました」「結構、ひどい扱い受けました」と明かした。共演者の1人であるほんこんから「どういう嫌がらせなん?」と問われると、「例えば、楽屋でも出演者の方にコーヒーとか、その女子アナの方が入れるんですけど、僕らにだけ『自分らで入れてくださいね』みたいな」「ノリじゃなく、本当にそう」と説明。
さらに、番組共演者の自宅で行われたパーティでは、その女子アナから長文メールで「今から言うやつを買ってきてください。氷、あと西武百貨店でオリーブ……」などと“おつかい”を頼まれたといい、東京進出したばかりでお金がない状況にもかかわらず「1万円ぐらい」買い物する羽目になったと告白。中西は「そら、つらかったですね。そんなことまでせなあかんのやって。我慢して喜んでオリーブオイル買っていきましたけど」と、当時の心境を振り返っていた。
また、中西が「(女子アナの)名前出してもいいんですけど……」とためらうと、ほんこんは「誰や? 名前出せや!」「そんなやつ葬ったたらええねん!」「コンプライアンスやなんやテレビで言うとるヤツが、そんなんしたらアカンやん!」と本人以上に激怒する展開をみせ、この話題は終了に。結局、女子アナの名前が明かされることはなかった。
ネット上では「かわいそう」「頑張ってる芸人をパシリに使う女子アナは許せない」と同情の声が上がる一方、「こういうのはきちんと名前を出さないと、ネットユーザーが騒ぎ始めていろんな臆測が飛び回り、全く関係ない人が疑いをかけられる」「なすなかにしがレギュラーだった時期に共演してた女子アナなんて、簡単に特定できるのでは?」との懸念も相次いでいる。
「女子アナが楽屋で共演者のコーヒーを入れるべきか否かという問題はさておき、なすなかにしが東京進出初期にレギュラー出演していた在京局の番組といえば、09年10月から10年9月まで曜日レギュラーとして出演していた『おもいッきりPON!』(日本テレビ系、10年3月以降は『PON!』に改題)くらい。そのため、ネット上では『あの番組しか思い当たらない』と同番組に出演していた女子アナによるいじめを疑うような書き込みも見られます」(芸能ライター)
帯情報番組である『おもいッきりPON!』および『PON!』は、月曜から水曜をビビる大木、木曜と金曜をますだおかだ・岡田圭右が同局女子アナと共にMCを務め、ほかにもコーナーごとに複数の女子アナが出演していた。
「当時のなすなかにしは、同番組以外にも準レギュラーや不定期出演していた番組が複数あったため、どの番組で共演していた女子アナからひどい扱いを受けていたのか、真相は不明です。現在、ネット上には2人と共演していた数名の女子アナの名前が書き込まれており、無関係にもかかわらず疑惑をかけられてしまった者には気の毒な状況となっています」(同)
こうしたあらぬ誤解を招いてしまうこともあるだけに、中途半端な告白や暴露行為は控えるべきかもしれない。