雨上がり決死隊の解散から9月17日で1ヵ月がたち、その間に多くの芸人がコメントを残してきた。
解散発表の番組となった『アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会』(吉本興業公式YouTubeチャンネル、ABEMA)に出演した狩野英孝は、「この番組(『アメトーーク!』)に救われた後輩たちがたくさんいます。夢かもしれないですけど、また2人がやっているのをみたい。雨上がり決死隊のファンとして」と話し、同番組を視聴した今田耕司は「ここからの2人の絡みが見たいと思った。この関係性で2人でやったら新生・雨上がりでできるんちゃうかなと思いました」と自身の番組で本音を語っていた。
一方で、解散したことをきっかけに宮迫への批判を強める芸人も多い。
「宮迫とYouTubeでコラボしていたロンドンブーツ1号2号・田村淳は、『宮迫さんが相方だったら僕も解散していた』と語り、蛍原でなく宮迫に難があるとコメント。同じくコラボしていた千原ジュニアも、『昨日今日のYouTuberを取んのかい、というのは多くの芸人が思った部分ではあった』と宮迫が結果としてコンビ活動よりYouTubeを優先したことを非難していました」(芸能ライター)
多くの吉本所属芸人がこうしてコメントを残していく中、雨上がり決死隊との共演も多かった2組のコンビだけは、頑なに口を閉ざしているようだ。
「千鳥とかまいたちです。千鳥の2人は上京後の不遇時代、『アメトーーク!』の中で『帰ろか…千鳥』という特集が組まれ、再ブレークの足がかりをつかみ、その後何度も番組出演しています。しかし、いまだ解散についてはノーコメント。ちなみに昨年、宮迫とオリエンタルラジオ・中田敦彦がとあるスタジオでトークしていたとき、『テレビ千鳥』(同)のロケ隊がたまたま通りかかったので、中田と宮迫が押しかけたそうです。するとノブが『うぁ〜』と宮迫に抱きつき、『宮迫さんの匂いがする〜』と感激。さらに、それを見守る大悟も笑顔だったとか。しかし、こうしたエピソードが語られるのも宮迫サイドから。千鳥側からコメントや交流エピソードが出てくることはありません」(業界関係者)
かまいたちも上京前、『雨上がりの「Aさんの話」〜事情通に聞きました!〜』『女と男のギャップ発見バラエティー 雨上がりのやまとナゼ?しこ』(以上、朝日放送テレビ)など、雨上がりの番組で常連リポーターとして活躍していた。
そんな彼らが、無言を貫く背景には、何が隠されているのだろうか?
「この2組は、いま吉本興業から猛プッシュされていて、この秋からレギュラーがさらに増える。宮迫や雨上がりに関して発言することは得策ではないと考え、保身のため一定の距離をとっておきたいのでしょう」(同)
吉本興業の期待を背負う両者だけに、うかつなことは言えないということか。表に出なくても裏ではしっかりと気持ちを伝えていると信じたいが……。(後藤壮亮)