9月28日発売の「女性自身」(光文社)が、歌手・和田アキ子の『NHK紅白歌合戦』返り咲きの可能性を伝えている。2016年に40回目の出場を目前にして落選を突きつけられた和田だが、当時関係者の間では「落選というよりも“出禁扱い”」(レコード会社関係者)とささやかれていたそうだ。
同誌は、「うっせぇわ」のMVがYouTubeで1億8000万回近く再生され大ヒットしたAdoや、「ドライフラワー」がストリーミングサービスで4億回再生超えを記録した優里の出演は「当確」と報道。そのほか、童謡コンクールの動画で一躍有名になった村方乃々佳ちゃん、山崎育三郎ら有力出演者の名前を挙げながら、和田にも言及。9月2日に配信リリースした新曲「YONA YONA DANCE」が、動画ソーシャルアプリ・TikTok上で若者を中心に盛り上がりを見せており、NHK局内でも和田の出場を求める声が出ているのだとか。
「和田は16年11月に紅白出場者が発表された際に名前がなく、30年連続出場記録がストップしたと大きな話題となりました。世間やメディア関係者はもちろん、何より本人が『一体なぜ!?』と大荒れだったようです。実際、和田は落選発覚後、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で、『今年は(「紅白」を)見たくない』『NHKだけスクランブルかけてほしい』と、局に対する恨み節を連発。年が明けた17年1月放送のバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)にゲスト出演した際も、『もうちょっと大人の対応をしてほしかった』と不満を漏らしていました」(スポーツ紙記者)
また、今年1月放送の『いいかげんに1000回』でも、「自分で(『紅白』に出場するのは最後と)言って終わりたかったのに……」と語っており、今でも『紅白』には未練があるようだ。
「16年の落選は『紅白関係者が半ば強行したもの』だと、現場でも話題になっていたんです。当時はちょうど、紅白スタッフの世代交代が行われており、改革派の関係者は『過去の遺産は排除していく』と息巻いていた。特に和田に関しては、『出場して当然』という本人や取り巻きへの不満も募っていたとしか思えず、『一旦お休み』という雰囲気ではなく、出禁扱いに近かった。長年NHKの心証を損ね続けた結果なのでしょう」(前出・関係者)
その後も『紅白』に対して苦言を呈してきた和田だけに、多少ヒット作が出たところで、やはり復帰は厳しい状況とみられていたが……。
「NHKは選考について、『全世代から支持された今年を代表する楽曲』の有無を重視しているだけに、高齢者層へのアピール力に加えて、TikTokで若者に支持されている状況に鑑みれば、十分に“合格圏内”ではあります。本人としても、オファーがあれば前向きに返答するでしょう」(同)
それでも業界内からは、「返り咲きは、現状難しいのでは?」と疑問の声も聞こえてくるが、当の和田は年末の『紅白』出場スケジュールを確保して、スタンバイしていることだろう。