高級食パンを筆頭に空前の食パンブーム継続中で、どこでもハイクオリティな食パンが買える昨今。そんな食パン戦国時代において、PB(プライベートブランド)の食パンも頑張っているらしい! そんなウワサを聞きつけて、「イオン」「ドンキ」「業務スーパー」のPB食パンを実際に買って、家族5人で食べ比べてみました!
低価格帯の食パン食べ比べ
食パンといえば、日本人にとってお米に並ぶ主食です。朝は断然トースト派という方も多いのでは? ここ数年は、高級食パン専門店が次々に登場するなど、かつてない食パンブームが続いています。サイゾーウーマンでも、これまでに高級食パンやスーパーの食パン食べ比べをしてきましたが、どれもレベルが高いものばかり。
そこで、今回は「低価格」が支持されている3つのPB(プライベートブランド)の食パンに注目。激安の殿堂ことドン・キホーテ、おなじみの業務スーパー、そして大手のイオンの3つです。
それぞれ食べ比べた商品名は、下記の3つ。
■イオン トップバリュ ベストプライス 「もっちり仕上げ 熟成湯捏の食パン6枚切り」116円(税込み)
■ドン・キホーテ 情熱価格 「薫麦6枚切り」84円(税込み)
■業務スーパー 食パン工房 「天然酵母食パン」(約2斤)246円(税込み)
実食するにあたり、たくさんの意見が欲しいけどコロナ禍……ということで、家族5人(父・母・私・妹・弟)で食べ比べてみました!
まずはそれぞれのプライベートブランドを紹介してたいと思います!
イオンのPB「トップバリュ」
イオンのPB「トップバリュ」は有名ですよね。豊富な品揃えや消費者のニーズに合わせて、トップバリュの中でさらに4つのブランドに分かれています。今回検証するのは、その中でも高品質で低価格のものを提供する「トップバリュ ベストプライス」の商品です。
イオンの食パンコーナー
食パンコーナーです。「もっちり仕上げ 熟成湯捏の食パン」は2021年9月22日に販売開始したばかリとのことで、大々的に展開されていました!
「もっちり仕上げ」の前に販売していた「やわらか仕込み」より、柔らかくもっちりとなったそうです。しっかりと商品広告も出ていました。
「情熱価格」は09年に誕生したドン・キホーテのオリジナル商品ブランドです。ラインナップは食品から家庭雑貨、美容、衣料品、家電、インテリア・寝具、自転車、玩具・バラエティグッズなど多種多様にあります! 個人的には「とにかく安い!」イメージです。
ドン・キホーテの食パンコーナー
ドン・キホーテの食パン売り場です。情熱価格の「薫麦」は下段。「本仕込み」が170円(税込み、以下同)なのに対し、「薫麦」はなんと84円!
「薫麦」は6枚切りと8枚切りが84円で、山型食パンタイプの5枚切りは95円です。今回は、6枚切りを購入。
業務スーパー 麦パン工房
おいしさと安全性にこだわった自社工場、麦パン工房で製造されたオリジナル商品。ほかにも、「ビール酵母パン」「イギリス食パン」がありますが、今回はテレビや口コミで話題の「天然酵母食パン」を購入します。
業務スーパーのパンコーナー
業務スーパーにやってきました。天然酵母食パンが山積みです!
こちらの食パン、8月10日のテレビ番組『林修の今でしょ!講座』(テレビ朝日系)で紹介されたそうです!
最安値はドン・キホーテの84円!
あらためて、3つの商品の価格を整理します。最安値は情熱価格でした。
■イオン トップバリュ 「もっちり仕上げ 熟成湯捏の食パン6枚切り」116円
■ドン・キホーテ 情熱価格 「薫麦6枚切り」 84円
■業務スーパー 麦パン工房 「天然酵母食パン」(約2斤) 246円
※全て購入時価格になります。
6枚切りが約1斤、業務スーパーは約2斤のサイズ感になります。それを踏まえると一番コスパが良いのは、ドン・キホーテですね。
今回は、生で食べた場合とトーストで食べた場合の2パターンで食べ比べを行いました。
イオンとドン・キホーテのサイズ感はほぼ同じですが、ドン・キホーテのほうが気泡が多いです。業務スーパーは、ほぼ同じ厚みにカットしました。
どれもほぼ同じ時間トーストしたのですが、業務スーパーが一番焼き上がりに時間がかかりました。
イオン トップバリュ ベストプライス もっちり仕上げ 熟成湯捏の食パン6枚切り
じっくりねかせた湯ごね製法と生地の熟成で仕上げた味わい深い食パンとのことです。
香り :★★★★☆
柔らかさ:★★★★★
味わい :★★★★★
コスパ :★★★★★
【生のままで食べた感想】
「しっかりと小麦の味と匂いがする」
「3つの中で一番しっとりしていて、柔らかい」
「あまり甘さがなく、食べやすい」
「良い小麦を使っていそう」
【トーストで食べた感想】
「生よりもトーストすることで高級食パンと遜色ない味になる」
「サクサク感が3つの中で一番!」
「喫茶店のモーニングとかに出てきそうな味」
「生もトーストしたのもこれが一番おいしい」
といったコメントが聞かれました! 特に男性陣から高評価でした!
「情熱価格×第一パン」とのコラボ商品です。小麦が薫る風味豊かな味わいに仕上げてあるそうです。
香り :★★★☆☆
柔らかさ:★★★★☆
味わい :★★★☆☆
コスパ :★★★★★
【生のままで食べた感想】
「3つの中で一番癖がない味」
「小麦感が少なめな感じ」
「主張しない味なので、アレンジするには良さそう」
「あまり小麦の味はしない」
【トーストで食べた感想】
「少しパサつきがある」
「トーストするよりも生で食べる方がおいしい」
「バターよりもジャムとかヌテラのほうが合いそう」
「焼くことで小麦感は生よりかはある」
といったコメントが聞かれました! 小麦や味の主張がそこまで強くない食パンでした。
国内自社関連工場製造で安全・安心に自信あり! 天然酵母を使ったふっくら仕上げの食パンです。やわらかな食感とほのかな練乳の甘さが特徴とのことでした。
香り :★★★★☆
柔らかさ:★★★★☆
味わい :★★★★★
コスパ :★★★★★
【生のままで食べた感想】
「耳まで美味しい、耳が好きな人におすすめ」
「3つの中で一番甘い感じがする」
「ちぎって食べたほうが確かにおいしい」
「生の方が味が際立つ感じ」
「おやつに食べたい味」
【トーストで食べた感想】
「ザクザク感が良い」
「パンの耳までもザクザクしてて、おいしい」
「小麦のおいしさが出てくる」
「生よりも焼いたほうが好き」
「ハニートーストアレンジをしたい」
といったコメントが聞かれました! 練乳が使用されており、ほか2つより甘めの生地なので、甘い物好きの私や妹から一番好評でした。
5人中3人がベストとしたのは、「イオン トップバリュ ベストプライス もっちり仕上げ 熟成湯捏の食パン6枚切り」でした! 甘みが少なく小麦感があり、高級感ある味わいが高評価でした。
特に男性2人は、圧倒的一番とのことでした。ちなみにほか2人の一番は「業務スーパー 天然酵母食パン」。甘みがある味わいが高評価でした。
トーストで食べて一番おいしいのは……?
こちらも5人中3人が一番としたのは「イオン トップバリュ ベストプライス もっちり仕上げ 熟成湯捏の食パン6枚切り」でした! トーストすることでサクサク感が出て、より味わい深くなるそうです。また同様に、ほか2人は「業務スーパー 天然酵母食パン」で、焼いた時のザクザク感と耳までおいしい感じが高評価でした。
ドン・キホーテ「薫麦」は?
ドン・キホーテの食パンも、第一パン製造なのでもちろんおいしいのですが、5人中3人が「イオン派」残り2人が「業務スーパー派」と二極化してしまい、2番に全員が選んだのが、「ドン・キホーテ 情熱価格 薫麦6枚切り」でした。強い特徴がない、万人に好かれる味です。情熱価格の名の通り、コスパは一番です!
PB食パン、どれも安くておいしい! コスパの良さはどれも◎
今回3つのPB食パンを食べ比べましたが、どれを食べても外れがなくおいしかったです。PB商品ならではの各企業の特色や特徴が色濃く出ており、想像していたよりもそれぞれに個性がある味わいでした。比較する前は3店舗にそこまで違いがあるのかなぁと思っていたのですが、全然違いました!
またPB商品は比較的どこでも買えて、価格が安いことが大きな魅力。食パン1斤が100円前後で買えてしまうコスパの良さは評価できますよね。
いろいろな企業のPB食品を食べ比べて、自分のお気に入りPB食品を見つけるも楽しそうです♪