嵐・相葉雅紀がパーソナリティを務めるラジオ『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送)。10月1日深夜放送回では、2001年10月のスタートから同番組が20周年を迎えたことを記念し、番組スタッフと結成した楽器演奏ユニット“フィナンシェ”で嵐の楽曲「カイト」の演奏が行われた。
番組冒頭、「リスナーのみなさんのおかげで、この番組、20周年を迎えることができました。ありがとうございます」と感謝を伝えた相葉。番組開始当初は「まさかこんなに長く続けさせていただけるとは思ってなかった」といい、スタッフも「まさか20年もお付き合いすることになるとは。その間に、相葉さんが『紅白(歌合戦)』の司会までするようになるとは思わなかったですよ、20年前は」と感慨深げに語った。
嵐のデビューから約1年後に始まった同番組だが、相葉も「(当時は)20年も、そもそもこの仕事に携わってられるかわかんなかった」とか。さらに、当初“1人しゃべり”が苦手だったという相葉は、スタッフに「ちょっと一緒にしゃべってくれよ」とお願いし、今や相葉のパートナーとしておなじみの“チカさん”や放送作家に、相づちやリアクションをしてもらう形になったという。
この話題から、相葉は「今考えるとヤバいね。全部1人で(ラジオを)やってくって、相当大変だよね」「リアクションがないからさ、イジることができないし、イジられることもできないしさ、一方的にしゃべっていかないといけないわけでしょ? やられてるDJの方、たくさんいるけど、すごいなそれ。尊敬しますよ」と、1人でトークするタイプのDJを称賛。さらに、同番組について「すごい楽しいよ。ここでしかできないこともたくさんやってるしね」「紘くんとの出会いもここだしさ」と言い、この番組をきっかけに交流を深めた人気声優・下野紘の名を挙げながら、しみじみと語った。
その後、相葉はこの回のためにラジオスタッフと結成したリコーダーとピアニカのユニット“フィナンシェ”で、「カイト」を演奏することに。実は、02年に相葉が20歳を迎えた際も同番組では「エリーゼのために」を披露するピアノリサイタル企画を行っており、今回、その音源が流れると、何度も間違えては最初からやり直している自身の演奏を受けて「今回、これを超えたいよ。これを超えよう!」と意気込んでいた。
ただ、リコーダー担当の相葉は「練習、ほぼやってないですよ。だって時間ないんだもん」「学生さんとかは簡単にこなすんでしょうけど、これ相当むずいよ! シャープとかフラットとか出てくるじゃないですか。それがむずいのよ」と事前に言い訳。案の定、今回も失敗を連発し、笑いをこらえきれずに「1回止めて! 1回止めて!」と流れを中断する場面もあり、その間も「NHKの楽屋でも(練習)やってたんだよ。パラリンピックの(番組出演の)合間に」と弁明した。
同様に、スタッフも失敗を連発したため、相葉は「止めて! 何やってたの、フィナンシェくんたちは!?」と大爆笑し、「これを持って解散!」と、ユニットの即日解散を宣言。一方、「(ラジオで)映像がない中でも、やっぱり攻めていこう、これからも。ここでしかやらないことも含めて、クオリティが低いやつでも勇気を出してやるとか。いろいろしていきましょう!」と、今後の目標を語った。
この放送に、ネット上のファンからは「20歳の相葉くんの『エリーゼのために』とか、貴重すぎる!」「パラリンピック期間の激務中、空き時間見つけてリコーダーを練習してたなんて……!」「グダグダなのが、また相葉くんの番組っぽいんだよね」などの声が集まっていた。