10月4日、女優・安達祐実が、30年もの長きにわたり所属していたサンミュージックプロダクションを退所し、独立することが明らかになった。各メディアの報道によると、安達は今後、同社とは業務提携を結ぶという。今年8月末には、23年間在籍したタレント・ベッキーも同社を離れ、現在は業務提携という形でサポートを受けているが、業界関係者によると、「サンミュージックは、事務所を離れるタレントとの間に“鉄の掟を結んでいる”と、かつて恐れられていた」ようだ。
安達は4日に自身のインスタグラムで「2021年11月末日をもちまして、30年間お世話になったサンミュージックプロダクションを退所することにいたしました」と報告。社長やスタッフから「これからも、何かあったら助けに行くからね!」と温かい声をかけてもらったことを明かすなど、円満退社であることを強調しながら、「退所後は独立という道を選ばせていただき、今後も俳優として、真摯に一生懸命お仕事をさせていただく所存ですので、これからも応援をいただけますと幸いです」と、決意をつづっていた。
「サンミュージックは、8月末にも看板タレントの一人だったベッキーが退所。彼女も退所発表時、Twitter上で、『9月からは、業務提携という形でサンミュージックさんにはサポートして頂きながら、マネージメント部分はもともと私のマネージャーさんだった方が作った会社でサポートしていただきます』と説明しています」(芸能ライター)
ベッキーと安達が立て続けに独立を発表したうえに、双方とも具体的な退所理由を明かしていないため、ネット上では「なんで独立するの?」という疑問の声や、「円満退所とは思えない」とサンミュージックとの確執を疑う声も上がっているようだ。一方、そんな同社はかつて、タレントが独立する際に、ある“ルール”を設けていたという。
「タレントの独立を“妨害する”とか、その後の芸能活動に“圧力をかける”といった不穏な話ではありませんが、実は、事務所を離れてからの売り上げの一部をサンミュージックに還元するという掟があったんです。今でもこの“上納制度”があるかどうかは不明ですが、グラビアアイドル時代にサンミュージックに所属していた浜崎あゆみは、1998年にエイベックスで歌手デビューして大ブレークした後も、『サンミュージックに大金を納めていた』と言われています。また、芸人のヒロシは、15年に個人事務所を設立し、サンミュージックとは業務提携を結んでいましたが、浜崎同様にある程度の金額を上納させられていたといい、YouTube『ヒロシちゃんねる』のキャンプ動画などで再ブレークを果たすまで、金銭面でかなり苦労していたそうです」(芸能プロ関係者)
長年事務所を支えてきた功労者2人が、立て続けに退所する形となったサンミュージック。その裏では、一体何が起こっているのだろうか?