日本テレビ系「水曜ドラマ」枠の新連続ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』が10月6日に放送を開始。杉咲花が主演を務め、相手役を杉野遥亮が演じる同作は、初回世帯平均視聴率8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とパッとしない数字スタートを切っているが、2ケタ台に届かなかったのは、「杉咲の“あるイメージ”がネックになった可能性がある」(芸能ライター)という。
「漫画家・うおやま氏の『ヤンキー君と白杖ガール』(KADOKAWA)を実写化した『恋です!』は、盲学校高等部に通う弱視の少女・赤座ユキコ(杉咲)と、けんかっ早いが根は純粋なヤンキー・黒川森生(杉野)が惹かれ合っていくラブコメディ。第1話は、ユキコと出会って森生がアプローチを仕掛けていく姿や、普段は“勝ち気”ながら恋愛には臆病なユキコの様子などが描かれました」(同)
ネット上には、「原作ファンだけど、杉咲さんも感じが良くて、ナイスキャスティング」「杉野くんのヤンキーキャラもかわいい」などと好意的な声も寄せられたが、初回としては“微妙”な視聴率をマークしてしまった。
「今年、日テレ系『水曜ドラマ』枠で放送されたドラマは、1月期に菅野美穂が主演した『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』が初回10.3%、4月期の石原さとみと綾野剛のダブル主演作『恋はDeepに』が初回10.5%、7月期に戸田恵梨香と永野芽郁がダブル主演した『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』が初回11.3%と、いずれも2ケタ発進を遂げています。そんな中で『恋です!』は1ケタをマークした上、『ハコヅメ』の自己ワースト8.9%(第4話)も下回ってしまいました」(同)
また、一部ネット上では杉咲と杉野に対し、「メインを張るにはちょっと地味」「華やかさが足りない」といった書き込みも散見される。
「杉咲に関しては『演技はうまいんだけど、なんか声が苦手』『キャンキャンしゃべるイメージが強い』などの指摘も寄せられています。彼女は昨年11月から今年5月まで、NHK連続テレビ小説『おちょやん』のヒロイン役を務めていましたが、放送中はネット上に『朝からキンキン声でうるさい』『早口でキーキー言うだけ……見てて疲れる』といった苦言も噴出。このイメージが一部視聴者を遠ざけ、初回視聴率が振るわなかったのかもしれません」(同)
とはいえ、『恋です!』を視聴したネットユーザーからは、「今回の杉咲さんは、わりと穏やかなしゃべり方で好き」「花ちゃん、声も話し方もかわいい!」といった感想も寄せられている。
「ドラマ自体もおおむね好評のようで、『そこまで期待してたわけじゃないのに、結構面白かった!』『話のテンポがよくて見やすい』『ストーリーが面白いだけじゃなく、視覚障害のことも勉強できる良いドラマ』といった声が多いです。ネット上でこうした感想が増えれば、今後、視聴率も伸びるかもしれません」(同)
杉咲にとっては、同作が“『おちょやん』後初”の主演ドラマとなるが、「うるさい」イメージを払拭できるだろうか?