9月30日をもって大手芸能事務所・研音を退所した女優の片瀬那奈。強力な後ろ盾を失ったことで、「フリーになった彼女の近況をキャッチしようと、取材合戦が過熱している」(芸能ライター)という。
2019年11月に親友の沢尻エリカが違法薬物所持で逮捕されてからというもの、不穏なうわさがつきまとっている片瀬。今年7月22日、ニュースサイト「文春オンライン」は、同棲相手とされるIT企業「クリッチ」前代表取締役社長・岡田英明容疑者が麻薬取締法違反容疑(コカイン所持)で逮捕されていたことなどを報道。
この時、片瀬も尿検査を受け、結果は“陰性”だったというが、同29日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、片瀬も15年ほど前から薬物を使用していたと伝えている。
「研音は先月末、公式サイト上で『片瀬那奈は2021年9月30日をもちまして研音グループを離れ、新たなスタートをきることになりました』と発表し、片瀬のオフィシャルサイトや公式SNSも終了すると報告。今後はフリーで活動すると伝える一部報道もありますが、彼女の現状を考えると、女優としての仕事のオファーは当面なくなるのでは?」(前出・芸能ライター)
そんな中、片瀬の近況を伝えるメディアが相次いでいる。10月10日、ニュースサイト「Smart FLASH」は、同6日に自宅マンションに閉じこもる片瀬の様子をスクープ。「唯一、姿を見せたのは、生鮮食品の宅配サービスを受け取る瞬間だけだった」と伝えたほか、この翌日、外出しようとする片瀬を直撃し、薬物疑惑などに関する質問を投げかけている。
さらに、同11日付けのニュースサイト「女性自身」も、「片瀬那奈 退所後の悲しき籠城生活…料理キットを買い込み、自宅内でも変装」と題した記事を掲載。帽子、メガネ、マスクという変装さながらの姿で、宅配サービスの箱を玄関先で受け取る片瀬の姿をとらえた。
「研音退所は“事実上のクビ”ともっぱらの片瀬ですが、同事務所には天海祐希や唐沢寿明をはじめ人気俳優が数多く所属していることから、これまでハリコミ取材を控えるマスコミも少なくありませんでした。しかし、研音に気を使わなくてもよくなったことで、記者による取材合戦が激化。完全防備で宅配便を受け取る片瀬の姿は、マスコミの攻勢に追い詰められているようにも見えます」(同)
ネット上では、「宅配便の中身まで報じられて、ちょっと気の毒」「彼女自身が逮捕されたわけでもないのに、ハリコミ取材はやりすぎでは?」と彼女に同情する声も見られる。
「片瀬は沢尻の逮捕後も『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)や『24 JAPAN』(テレビ朝日系)、『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)など数々の連続ドラマに出演。どんな役でもそれなりに器用にこなせるため、長年、脇役女優として重宝されてきましたが、女優活動が順調だったのは、何より研音による力が大きい。今後、“芸能人”でいる以上、マスコミにつきまとわれ、身の潔白が証明されない限りはネガティブな報道も続くでしょうから、かつての木下優樹菜のように、事務所退所をきっかけに芸能界引退を考えていてもおかしくありません」(同)
来月7日に40歳を迎える片瀬だが、今後も女優として活動を続けることはできるだろうか。